バイクに興味を持ったり、どんなバイクを買おうか迷っている時には、実際にバイクを見てみたいものですよね。
ただ、そんな時に良く初心者の方から聞く話が「バイク屋さんは入りにくい」という声です。
確かに、バイクショップは大型ショップから個人経営のショップまで色々あり、中には、入りにくいショップがあるのも事実です。
しかしながら、バイクショップにしてみれば、お客さんが来てくれることは大歓迎なのです。(中には本当にごく一部、そうでもないショップも在りますが)バイクを見るだけでも大丈夫なので、気軽に入ってもらいたいと思います。
ここでは、バイク屋さんに入りにくいと思っている方に、解決策や背中を押すお話しできればと思います。
バイク屋さんに入りにくいのは何故?
初心者の方だけではなく、バイク歴が長くても初めてのバイク屋さんは入りづらかったりします。
何故ですか?と聞くと、
- バイクを見たいだけで入って良いのか分からない
- 頑固オヤジみたいな人が出てきそう
- 店員が怖そうなお兄ちゃんだ
- 常連客が溜まっていて、よそ者扱いされそう
- バイクの事をあまり知らないから恥ずかしい
- お店の中が暗くて中の様子がわからない
だいたいこんな答えが返ってきます。
ほとんどが、個人経営のバイク屋さんであったり、街のバイクショップが該当するのだと思いますが、このような話を聞くと「なるほど」と思います。
確かに入りにくいですね。ただ、中には誤解している部分もあると思いますので、この後も読んで頂き、少しでもバイク屋さんに行きやすくなって頂けたら幸いです。
見るだけでも大丈夫!気にせず入ってみてください
まだ買うかどうしようか決めていないのに、ガツガツ来られたらどうしよう・・・そんな不安はありますよね(バイク屋だけではないですが)
でも、結論から言うと全然問題ありません。見るだけでもバイク屋さんに入って平気です。
ただ、もちろんバイク屋さんに入れば接客があります。
「何かお探しですか?」「今日はどうされましたか?」
これは当然な話です。むしろお客さんが来ても、無視するようなショップは問題あります。(中にはありますけど)
大事なのは、何をしに来たのかを伝える事です。
ここでちゃんと「バイクをちょっと見せてもらっても良いですか?」と言えばOKです。
あれこれ話しかけられたくなかったら「今日は見に来ただけなのですが、少し見ても良いですか?」と言っておけば大丈夫です。
バイク屋さん側も、そのお客さんが「何をしに来たか」がわからないと、結構困るものです。
欲しいバイクがあるのか、修理とかで困っているのか、自賠責保険に入りたいのか・・・。
バイクが見たいだけなんだとわかれば、過剰な接客はありませんので大丈夫です。
もちろん何か聞きたい事があれば積極的に聞いてみましょう。色々と教えてくれるショップも多いです。もし、質問・相談しても不愛想だったり、対応が不快だったら、そのお店にはもう行かなければ良いだけの話です。
また、現在バイク業界は、はっきり言って不景気です。(少なくともバイクショップは儲かっていません)
バイクが売れない、整備の仕事も増えない。そんな状況ですから、お客さんが来ることを嫌がるショップはまずありません。仮に見るだけでも、もしかしたら、今後買ってくれる見込み客になるかも知れない。それだけでも大きいんですよね。
そのため、あまり気にする必要はありません。どんどん見に行ってみてください。
バイク屋さんは不愛想な人が多いけど優しい人も多い
全てのバイクショップや従業員さんが当てはまるわけではありませんが、基本的にバイクショップの方々は接客が苦手です。(特にディーラー以外のショップ)
どちらかと言うとバイクが好きで好きで気が付いたらバイク屋さんになっていた人や、バイクをいじるのが好きでメカニックになった人が多いです。
たしかに、強面(こわもて)の方も多くいます。ただ、実際に話をしてみると優しい人も本当に多くて、顔見知りになるとベラベラ話が長い人も本当にたくさんいます。
ただ、残念なのが実際に話してみないとわからなかったり、見た目で判断されてしまっている人たちが多いのも事実です。
なので、頑固そう、恐そうというのは先入観だと思って、思い切ってバイク屋さんに入ってみましょう。
常連客が溜まっているのはフレンドリーなショップだという事
これも個人経営のショップに多いのですが、週末になると常連客が溜まっていて入りにくいというケースも良くあります。
ただ、良いか悪いかは別にして、裏を返せばお店とお客さんの距離が近い(仲良くなりやすい)という事です。
ここでポイントになるのは、お店に入ってもこちらを気にせずに、常連客とワイワイやっているようなお店はやめておきましょう。本当に内輪だけで楽しむショップ、一見さんお断りの傾向のショップです。
逆に、常連客が溜まっていても、お客さんが来た時にちゃんと切り替えられるショップなら心配は要りません。常識やモラルのあるお店です。
筆者も(仕事で)良く常連さんが溜まっているお店に行く事がありましたが、モラルのあるショップの場合には、常連さんもモラルがあります。来客があった時には、スッと場所を空けてくれたり、気を使って外に出てくれたりしてくれるものです。
これも入ってみないとわからないのですが、一度行ってみると良くわかると思います。
バイクの事を知らないなら色々聞いてしまおう!
初心者の方の場合、バイクの知識が少ない方も多いですよね。「そんな事も知らないの?」みたいな態度をされたら嫌だなと思う方も多いかも知れません。
ただ、これは誰でも同じです。誰でもかつては初心者ですし、恥ずかしがることは一切ありません。
もし、前述のように「そんな事も知らないの?」という態度を取られたとしたら、そんなお店には二度と行かなければ良いだけの話です。
多くのお店は、初心者には優しいです。
どんなバイクが良いか、こんなバイクに乗りたい、普段思っている事があれば何でも聞いてみると良いでしょう。きっと親切丁寧に教えてくれるはずです。
意味もなく暗いお店はやめておきましょう
ショップが暗いのには2パターンあります。ストリート系のバイクやカスタムショップなど、ちょっとお洒落な感じを出すために、間接照明などで敢えて暗くしている場合と、それ以外です。
前者の場合には、それほど気にすることはありません。
逆に、普通のお店なのにいつも暗い、いつも入り口が閉まっている、店先にパーツや廃バッテリー、段ボールなどが散らかっている。こんなお店はやめておいた方が賢明です。
経験上、だいたい接客だけでなく色々問題があるお店が多いです。
ハードルが高ければディーラーや大手から行くと良い
結論としては、「まずは思い切って入ってみた方が良いですよ!」という事になるのですが、やっぱり抵抗がある場合には、ディーラーや大手チェーン店に行ってみると良いでしょう。小規模の個人店などと違って、広い展示スペースがあるので、なんとなく気まずい雰囲気にはならないでしょう。
ホンダドリームやカワサキプラザ、スズキワールドにYSPが国内メーカーのディーラーですね。もちろんハーレーなどの輸入車ディーラーでも大丈夫です。
ディーラーの場合には、接客がしっかりしていますので、不愛想とか恐いとか言う事はまず感じないでしょう。
ただ、(そのディーラーにもよりますが)ちょっと営業的な接客をされる場合もあります。
そんな時でも、「今日はバイクを見に来ただけです」とはっきり言ってしまうことが重要です
一方、SOXやレッドバロン、バイク王ダイレクトショップなど大手チェーン店は、「ちょっとバイク見せてください」と言えば、自分のペースでバイクが見れるでしょう。
過剰な接客はほとんどないので、あまり店員と会話したくない人はこちらの方が良いかも知れません(もちろん、何か質問があればちゃんと対応してくれます)
個人経営のショップに抵抗があれば、まずは大手チェーンやディーラーに行ってみてください。
まとめ:あまり気にしすぎていても勿体ないです
買い物に行った時に、何も買わないで帰って来たり、初めから買うつもりのないウィンドウショッピングに行く事はありませんか?
バイク屋さんも同じ感覚で大丈夫です!
たしかに、バイク屋さんは(特に小規模のお店ほど)入りにくいお店が多いのも事実でしょう。ただ、あまり気にしていても勿体ないのではないでしょうか?
もしかしたら、本当にお気に入りのバイクに出会えるかも知れません。
もしかしたら、ずっと付き合えるようなショップとの出会いになるかも知れません。
入りやすいお店でも、入りにくいお店でも、良いお店もあれば悪いお店もあるのは事実です。
「ダメだなと思ったら、もう行かなければ良いだけ」だと思えば、少しは気が楽になるのではないでしょうか?
ぜひ、思いきってバイクショップに入ってみてください!きっと新しい発見があると思いますよ!