バイクの醍醐味のひとつがロングツーリング!と言う人も多いですよね。
「とにかく遠くまで走りたい!」
「けど、どこを目指そうか?」
こんな感じで迷っている人におすすめしたいのが、「日本の端っこ」です。
バイク乗りは岬や半島など「端っこ」好きな人も非常に多いですが、東西南北の端っこまで行くと「四極到達証明書」と言うものが貰えるのです。
ここでは、
などについて紹介しています。
四極到達(踏破)証明書って何?
日本の中で、もっとも北にあたる場所を知っていますか?(北方領土は除く)
そうです、稚内市の宗谷岬ですね。
このように、東西南北のいちばん端っこにある場所を「四極」として、実際に足を運んだことを証明してくれるのが「四極到達証明書」。
四極にあたる場所の自治体が、各端を訪れた証明書として配布しているのです。
ちょっとお堅い賞状のようなデザインで、基本的には東西南北のデザインも共通化されています。
もちろん、いずれかの1ヵ所だけの訪問でも「到達証明書」は貰う事ができるのですが、このデザインにはちょっとした仕掛けがあります。
4ヵ所の到達証明書を全て集めて合体させると・・・裏面が「四極踏破証明書」になっているのです!
つまり、四極踏破証明書は到達証明書をコンプリートした人だけが見る事ができる証明書と言うわけですね!
ちなみに、「極」には、「頂点」とか「果て」と言う意味があります。
それぞれの4極の場所は以下のとおりです。
全て周れれば、ほぼ日本一周しているようなものですね。
ただ・・・これを見ると気付きませんか?「最南端って沖縄じゃないの?」と。
そうなんです。実は、この四極は「沖縄と離島を除いて国内の東西南北の最端に位置する場所」と定義されているのです。
そのため、正式には「日本本土四極到達証明書」と言うわけです。
日本本土四極証明書と本州四極証明書の違い
日本本土四極証明書は平成3年に稚内市、根室市、佐世保市、南大隅町とで交流する「四極交流」が始まったのがきっかけ。
その後、平成28年(2016年)4月から、現在の日本本土四極証明書の様式での配布が始まっています。
通常、「四極証明書」と言うと、「日本本土四極到達証明書」の事を言うのが一般的です。
ただ、日本本土ではなく、本州に限定した4極でも「本州四極訪問証明書」を入手することができます。
本州の4極は以下の通りです。
日本本土の四極に比べると距離は少ないですが・・・とは言っても相当な距離がありますよね。
全て達成しようとすると、かなり大変です・・・。ただ達成感は凄いでしょうね!
つまり、
という訳ですね。
それでは、日本本土四極到達証明書と、本州四極訪問証明書のもらい方について詳しく解説していきますね。
日本本土四極到達証明書のもらい方
日本本土四極到達証明書をもらうには、配布場所に行けば良いだけ。
特に費用も掛からず「無料」でもらうことができます。(一部有料)
配布場所は、各最端地の役場や観光協会などが中心になっていますので、それぞれ、もらえる場所と時間についてまとめています。
特に土日の場合や、配布時間はチェックしておくと良いでしょう。
日本本土最北端到達証明書(宗谷岬)が貰える場所と時間
宗谷岬は訪れるバイク乗りも多いですよね。
有名な三角錐の碑で、記念写真を撮るのが鉄板です。ちなみに、碑は北国のシンボル北極星の一稜をかたどっているんですよ。
最北端到達証明書は稚内市の市役所(支所)や観光案内所でもらうことができます。
場所 | 住所 | 時間 |
稚内市役所 | 稚内市中央3丁目13番15号 | 平日(8時45分~17時30分) 平日時間外及び土・日・祝は裏口警備室 |
稚内市役所 宗谷支所 | 稚内市大字宗谷村字宗谷 | 平日(8時45分~17時30分) |
稚内市観光案内所 | 稚内市中央3丁目6-1 キタカラ1F | 10時00分~18時00分 12月31日~1月3日は休業 |
稚内市では、もし、どうしても都合が合わない場合には、郵送やメールでも対応してくれます。
ただ、その場合には到達の証明が必要なので、しっかりと写真を撮っておきましょうね。
詳細は、稚内市のHPで確認してみて下さい
参考≫稚内市
日本本土最東端到達証明書(納沙布岬)が貰える場所と時間
最東端は根室市の納沙布岬ですね。
夏にはラッコ、冬は流氷、春から初冬にかけてはクジラやイルカを見る事ができます。
日本で一番最初に朝日が見える場所としても有名。
最東端到達証明書が貰える場所と時間は以下のとおりです。
場所 | 住所 | 時間 |
根室市役所 | 根室市常盤町2丁目27番地 | 平日:午前9時から午後5時 |
根室市観光協会 | 根室市光和町2丁目10番地 | 無休:午前9時から午後5時 |
根室市北方領土資料館 | 根室市納沙布33番地2 | 午前9時から午後5時 夏期間無休、冬期間は水曜休館 |
日本本土最西端到達証明書(神崎鼻)が貰える場所と時間
最西端は、 長崎県佐世保市。神崎鼻は「こうざきはな」と呼びます。
神崎鼻公園と言う公園になっていて、公園の敷地内に最西端のモニュメントがあります。
佐世保市も、上記の時間内に都合が合わない場合にはメールや郵送での対応をしてくれます。
神崎鼻公園に行った事が証明できる写真が必要なので、忘れずに撮影しましょう!
詳細は佐世保のHPを参考に。
参考≫佐世保市
場所 | 住所 | 時間 |
小佐々支所 | 佐世保市小佐々町西川内172番地3 | 平日8時30分~17時15分 |
小佐々地区公民館 | 佐世保市小佐々町西川地143番地1 | 平日8時30分~21時 土・日・祝日9時~21時 |
九十九島漁協 | 佐世保市小佐々町楠泊1837番地 | 【直販所】月~土:9時~18時 【事務所】月~金:8時~17時 |
佐世保観光情報センター | 佐世保市三浦町21-1(JR佐世保駅構内) | 9時~18時(年中無休) |
矢岳簡易郵便局 | 佐世保市小佐々町矢岳552 | 平日9時~16時 |
日本本土最南端到達証明書(佐多岬)が貰える場所と時間
最南端は鹿児島県南大隅町の佐多岬。
日本最古の灯台の1つ「佐多岬灯台」が有名ですね。目の前には絶景が広がり、天気が良ければ屋久島や種子島を望むこともできます。
ちなみに、最南端到達証明書自体は無料なのですが、「佐多岬到達証明書」というもの購入する必要があります。(300円)
なので、実質は300円かかると言うことですね。
場所 | 住所 | 時間 |
佐多岬観光案内所 | 南大隅町佐多馬籠413-5 | 午前9時~午後5時:無休 |
ホテル佐多岬 | 南大隅町佐多馬籠582-8 | 無休:ホテルなので24時間営業 |
さたでぃ号発着所 | 大隅町佐多馬籠田尻漁港内 | 午前9時~午後3時:無休 |
本州四極踏破証明書のもらい方
続いて本州の四極証明書のもらい方についてまとめています。
本州の四極証明書は、それぞれの証明書独自のデザインになっています。
もらい方は、日本本土四極証明書と同じように配布場所に行くだけでもらえるのですが、基本的には、数百円程度の料金が掛かります。
具体的な販売場所や時間についてまとめていますので、参考にしてみて下さい。
本州最北端到着証明書(大間崎)が入手できる場所と時間
本州の最北端は青森県の大間市。
大間と言えば、やっぱりマグロですね。美味しいマグロは絶対に食べて帰りたい名物です。
証明書が貰える場所と時間は以下の通りで、料金は1枚200円です。
販売場所 | 住所 | 販売時間 |
大間崎レストハウス | 大間町大字大間字大間平17-1 | (5~10月)9:00~17:00無休 11月~4月末は休業 |
大間町観光協会 | 大間町大字大間字大間99 大間町商工会内 | 9:00~17:30 土日祝は休み |
タイミングが合わない場合には、郵送対応をしてくれます。
この場合には、大間崎に訪れたことがわかる証明(写真や現地のレシート)と料金(200円)と返送用切手を送ります。
送り先などは、大間の観光協会のHPを参照してみてください。
本州最東端訪問証明書(トドヶ崎)が入手できる場所と時間
本州の最東端は宮城県の宮古。トドヶ崎という岬。
明治35年(1902)に建てられたトドヶ埼灯台がありますが、後は広大なリアス式海岸が広がります。
三陸の海鮮料理を堪能しつつ、本州最東端に立ち寄る旅も良いですね!
本州最東端訪問証明書は1枚100円。下記の場所で販売しています。
販売場所 | 住所 | 販売時間 |
宮古駅前総合観光案内所 | 宮古市宮町1丁目1-80 | 9:00〜18:00 |
浄土ヶ浜レストハウス | 宮古市日立浜町32 | 8:30~17:00 |
シートピアなあど | 宮古市臨港通1-20 | 9:30~17:00 |
宮古セントラルホテル熊安 | 宮古市新町2-5 | 7:00〜22:00 |
宮古ホテル沢田屋 | 宮古市新町4-1 | 7:00〜22:00 |
浄土ヶ浜パークホテル | 宮古市日立浜町32-4 | 7:00〜22:00 |
休暇村陸中宮古 | 宮古市崎鍬ヶ崎18-25-3 | 7:00〜22:00 |
宮古市重茂出張所 | 宮古市重茂1-61 | 8:30〜17:00 (土日祝日・年末年始を除く) |
本州最西端訪問証明書(毘沙ノ鼻)が入手できる場所と時間
本州の最西端は山口県の下関市、毘沙ノ鼻です。
ただ、ちょっと注意が必要で、毘沙ノ鼻の周辺では証明書の入手ができません・・・。
駅の観光案内所で100円で販売しているので、駅まで足を運ばないといけないと言うわけです。
もしくは、下関市の観光政策課に郵送で依頼をするかのどちらかになります。
郵送の方法は下記のページを参考にしてみて下さい。
参考≫下関市観光政策課
販売場所 | 住所 | 販売時間 |
JR下関駅観光案内所 | 下関市竹崎町4丁目3−1 | 9:00~18:00 |
JR新下関駅観光案内所 | 下関市秋根南町1丁目11−11−1 | 9:00~18:00 |
本州最南端訪問証明書(潮岬)が入手できる場所と時間
本州の最南端は和歌山県串本町。
潮岬ですね。
串本町も大間と同じくマグロが有名なんですよね。近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功した近大本マグロ。
また、ダイビングスポットとしても有名でとにかく海がきれい!
最南端訪問証明書は、下記の二か所で入手ができます。
観光協会だと100円ですが、観光タワーの場合には入場料とセットで300円になっています。
販売場所 | 住所 | 販売時間 |
南紀串本観光協会 | 串本町串本33 (JR串本駅構内) | 8:30~17:00 |
潮岬観光タワー | 串本町潮岬2706−26 | 8:30~16:30 |
本州4端は踏破ラリーも開催中
日本本土の四極到達証明書は、4つ集めると裏面が踏破証明書になります。
一方、本州の方では、岩手県宮古市、山口県下関市、和歌山県串本町、青森県大間町で構成する本州四端協議会で踏破ラリーと言うものを実施しています。
本州四端の到着(訪問)証明書のコピーを下関市総合政策部企画課に送ると、
がもらえます!
是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
詳細は下関市のHPに記載がありますので、確認してみてください。
まとめ
バイクの楽しみ方は人それぞれです。
走り事よりも、あれこれカスタムしたり、「いじる」方が好きと言う人多いでしょう。
ただ、やっぱり「走る」事が好き!と言う人が多いような気がします。
目的地はどこでも良くて、とにかくどこか知らない場所を走りたい!
そんな時には、取りあえず「端っこ」を目指してみるのもおススメです。
気が付いたら「最〇端証明書」が揃っているかも知れませんね!