バイクのブレーキ異音の原因は?キーキー、ゴーゴー音の対処法!

バイクのブレーキ異音の原因は?キーキー、シャーシャー音の対処法ブレーキ

バイクのブレーキから変な音がする・・・。

「キーキー」と甲高い音だったり、「シャーシャー」や「ゴー」という音だったり。

ブレーキは安全面でも大事な場所なので、不安になりますよね。

もし、ブレーキからの異音を感じた時には、直ぐに点検をするほうが良いでしょう。

それほど支障が無い場合もありますが、そのまま放置しておくと危険な場合もあります。

そのため、ここでは

  • ブレーキの異音の原因
  • 異音がした時の点検箇所と対処法
  • ショップで修理をするときの費用

などについて詳しく解説しています。

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ブレーキの異音の原因は?

ブレーキから異音がする時には、音の種類にも様々なケースがあります。

良く、ブレーキの「鳴き」と言われるような「キーキー」という高い音。

また、金属を擦っているような「シャー」というような音。「ゴリゴリ」とか「ゴー」と言うような低い音がする事もあります。

いずれにせよ、異音がするという事は何かしらの異常が出ているという事ですね。

ブレーキの異音の原因

ディスクブレーキの場合、ブレーキローター(ディスク)と言われる金属製の円盤がタイヤと一緒に回転しています。

このローターを挟み込みように付いているのがブレーキキャリパーです。

ブレーキを握ると(踏むと)キャリパー内のピストンが油圧によって押されます。

更に、ピストンに押されたブレーキパッドがローターを挟んで押し付ける事で、タイヤの回転を止めるという仕組みです。

これらのブレーキ回りのどこかの異常が、音が出ている原因という事ですね。

考えられる原因と対処法を深掘りしていきましょう

パッドの減りが異音の原因のケース

ブレーキをかける事で、ブレーキパッドは徐々に摩耗していきます。

まずは、ブレーキパッドの残量を確認してみましょう。

パッドが全て擦り減ってしまうと、パッドのベース(土台)になっているベースプレートが露出してしまいます。

ベースプレートは金属製の為、同じく金属製のローターとあたる事で「ガー」とか「ゴー」というような金属同士が擦れる音がすると言う訳ですね。

中には、ゴリゴリとした感触が伝わる場合もあります。

そのまま使用していると、ローター(ディスク)が傷ついたり摩耗してしまいます。

ローターが傷ついていくと、ローターの交換も必要になってしまい、費用も結構掛かってしまいます。

パッド残量が無ければ、早急にパッドの交換が必要です。

また、ブレーキパッドは消耗品のため、定期的に残量をチェックすることが重要です。

パッドには溝があるので、この溝が無くなると交換時期です。もしくは残量が3mmほどになっていれば交換時期と考えても良いでしょう。

関連記事ブレーキパッドの交換時期はいつ?費用(工賃)の目安も解説

ローターの傷や歪みが異音の原因のケース

ブレーキをかけた時には、ローター(ディスク)とパッドの接触面に均等に圧力が掛かるのが正常です。

ただ、ローターに傷がある場合パッドなどの摩耗粉の付着が原因で、均一に圧力が掛からずに「キーキー」とブレーキが鳴くことがあります。

ディスクを目視して浅い線傷や錆・汚れならば、ペーパーを使用して綺麗にしてみる事で、音が無くなる事もあります。

ただ、ローターも消耗品です。深い傷が入っているようであれば、交換をしたほうが良いでしょう。

また、ローターが歪んでいる場合。

ローターが歪んでいると、走っている途中でも「シャッシャッ」とか「シャー」と言った音がする場合があります。

パッと見はわかりにくい歪みですが、ローターを正面から見て、歪みが確認できるくらいなら酷い状態です。交換した方が良いでしょう。

事故車などはローターが歪んでることも多いので、中古車を買う時にもチェックするポイントです。

パッドが馴染んでいない事が異音の原因のケース

新品のブレーキパッドに交換した時にも、ブレーキをかけた時に「キーキー」と異音が出る時があります。

この場合も、パッドとローターの接地面が不均等で、面ではなく点で接触している事が原因です。

特に、パッドだけ新品に変えた時に起きやすい現象です。

交換前はパッドとローターの凸凹が上手い具合に噛みあっていたのですが、パッドだけ交換したために、接地面がかみ合わなくなったという事ですね。

新品パッドに交換した時の異音は、しばらく走っていると馴染んで無くなる事も多いので、それほど心配は要りません。

気になる場合には、「面取り」というパッドの角を取る作業をする事で解消する事も多いです。

もし、交換後いつまでたっても異音が無くならない場合には、他の原因があるかも知れません。

キャリパーのピストン動作が異音の原因のケース

キャリパーのピストンの動きが悪い

ブレーキをかけた時に、ローターを押さえる動きをするのがブレーキキャリパーのピストンです。

ブレーキレバーを握ったり、ペダルを踏んだ時に、油圧でピストンが押されるという仕組みですね。

このとき、ブレーキを放せばピストンが戻るのが普通です。

ただ、うまく戻らない状態だと、パッドとローターがそのまま接触したままになってしまいます。

いわゆる、「ブレーキの引きずり」という現象です。

この場合にも異音の原因となります。

ブレーキを握って(踏んで)みると、パッドがローターを挟み込む動きが確認できます。ブレーキを放した時にも、スムーズに戻っているかをチェックしてみます。

戻りが鈍い時には、ピストンの動作不良を疑います。

また、ブレーキを引きずっていると、バイクを押している時にも非常に重く感じます。

異音がしなくても、バイクを押している時にいつもより重く感じる時には、チェックしてみると良いでしょう。

汚れやゴミが原因で、引きずりが軽度の場合には、清掃する事によって正常に動くようになります。

しかしながら、固着してしまって重度の場合には、オーバーホールが必要になってきます。

キャリパーのピストンは、ピストンシールやダストシールという部品の劣化によっても正常な動作をしなくなります。

オーバーホールの際には、これらのシールの状態をみて、劣化しているようなら交換が必要です。

マスタシリンダーの不具合が異音の原因のケース

マスタシリンダーの不具合

引きずりを起こす場合、ピストンだけではなくマスターシリンダーに不具合があるケースもあります。

そもそも、キャリパーのピストンを押すための圧力をかけているのが、マスターシリンダーのピストン部分。

ここの動きに不具合があることで、圧力が掛かりっぱなし(ピストンを押しっぱなし)になってしまう事があります。

結果的に、引きずりが発生するという事ですね。

主な原因は、ブレーキフルード(液)の劣化や、ピストン部分のシールの劣化、ごみやカスの蓄積などがあげられます。

マスターシリンダーのオーバーホールが必要になりますが、フルード液の交換や、シールの交換、スピリングなども弱くなっていたら交換した方が良いでしょう。

この時に重要なのが、フルード液交換の際のエア抜き

エア抜きがうまくいかないと、ブレーキの「効き」にも大きく影響しますので注意が必要です。

また、社外品のブレーキレバーやブレーキペダルに交換した時も注意が必要です。

通常、ブレーキには「遊び」と言われる「ブレーキが効き始めるまでの猶予範囲」があります。

社外パーツに交換した時にブレーキの引きずりを起こした時には、この「遊び」の調整が上手くいっていない事もあります。

結果的に、異音の原因にもなると言う訳ですね。

ブレーキ回りの修理はバイク屋さんにお願いするのがおススメ

ブレーキはバイクを減速させる・停車させるという、基本的で最も大事な機能です。

パッドの交換や、ローターのペーパ掛け、清掃などは、自分でチャレンジしてみても良いでしょう。

ただ、マスターシリンダーのオーバーホール、キャリパーのオーバーホールなどは、バイク屋さんにお願いすることをおススメします。

もちろん、自分で色々とチャレンジしたい!という人はそれでも良いと思います。

ただ、あまり自信が無かったり、初心者の方であれば、迷わずバイク屋さんに相談しましょう。

ブレーキの不具合は、事故に直結するという事は認識しておいた方が良いでしょう。

ブレーキ回りの修理費用はどれくらい?

では、ショップに修理を依頼すると、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか。

修理費用と言うのは、バイクの種類やブレーキの種類によって様々なので、一概に言うのはとても難しいのです。

ただ、あくまで目安として言うならば、「工賃」はだいたい以下のような感じでしょう。

作業内容工賃(部品代は別途)
ブレーキパッド交換(1キャリパー)2,000~3,000円ほど
ブレーキローター交換3,000~5,000円ほど
ブレーキキャリパーの清掃2,000~3,000円ほど
ブレーキ液の交換2,000~3,000円ほど
ブレーキキャリパーのオーバーホール6,000~15,000円ほど
マスターシリンダーオーバーホール6,000~10,000円ほど

部品の費用は含まれていません。

たとえば、ブレーキパッドは1,500円ほどのパッドから5~6,000円するものまで。

ローター(ディスク)に至っては、5,000円程度から3万円くらいするものまで。

とにかく幅が広いのです。

また、キャリパーの種類によっても違います。

キャリパーのピストンの数を表したものが、「ポット」と言うのですが、2ポットのキャリパーと4ポットのキャリパーでは、同じオーバーホールでも費用に差が出るという事ですね。

6ポットのキャリパーもあります。

それなりに費用は掛かりますが、ブレーキ回りに異変を感じたら、早めの点検をするようにしましょう。

ドラムブレーキの異音の原因は?

ドラムブレーキの異音の原因は?

ここまで、基本的にはディスクブレーキの前提で話を進めていましたが、ドラムブレーキの異音はどうなのでしょうか。

ドラムブレーキの場合には、ドラムの中のブレーキダスト(ゴミやカス)が原因のことが多いです。

また、ライニング(ドラムに当たって制動力を発生する部分)を交換した直後に音が出るケースもあります。

そのため

  • ブレーキダストの除去
  • ライニングの面取り(研磨)

で直る事がほとんどです。

ただ、ドラムブレーキでもゴーゴーと低い音の場合には、故障の可能性もあるので、バイク屋さんに相談する事をおすすめします。

まとめ

ブレーキから異音がする場合には、「パッド交換直後に馴染んでいないケース」以外は、何かしらの不具合だと思った方が良いでしょう。

走行中にブレーキが効かなかったりしたら、大変なことになってしまいます。

そのため、

  • パッドの残量
  • キャリパーの動作
  • フルード液の量チェック

などの日常点検をするようにしましょう。

また、異音が出て原因がわからない場合には、バイクショップに早めに相談する事をおすすめします!

※本記事は2019年7月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
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