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ヤマハの「月極ライダー」は安い?車種や料金を調査してみた

ヤマハの「月極ライダー」は安い?車種や料金を調査してみたお役立ち情報
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先日、ヤマハさんの新しいサービスが始まったというニュースがありました。

その名も「月極ライダー」

(※この記事は2019年5月に記載したものを、定期的に更新しています。)

バイク業界の活性化に向けて、新たなチャレンジとの事で非常に興味深く思います。

是非、盛り上がってもらいたいところですね!

とはいえ、一度サービスの内容を良く見てみようと思いチェックしてみました。

結論から言うと、(もちろん人によりますが)凄くメリットの多いサービスではないでしょうか。

という事で

  • 月極ライダーは高いのか、安いのか
  • 月極ライダーを利用した方が良いのはどんな人か
  • 逆に月極ライダーが向いてない人
  • どんなバイクがいくらで借りられるのか

にポイントを絞ってまとめてみました。

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月極ライダーのサービスの概要

「月極ライダー」は、サブスクリプションとの事ですが、わかりにくいですよね。

簡単に言うと、利用した期間に応じて料金を払うのがサブスクリプション方式です。更にわかりやすく言うと、月額制のバイク貸し出しサービス

厳密にはリース契約になりますが、月単位でバイクをレンタルするような感じです。

サービス内容のポイントとしては以下の点ではないでしょうか。

月極ライダーのサービス概要
  • 月単位でバイクが借りられる(中古)
  • 月極ライダーは最短30日からでOK(普通リースだと数年単位契約)
  • 最長6ヶ月まで利用可能
  • 30日を越えればいつでも返却可能

1ヶ月単位でバイクが借りられるというのは、かなり魅力的ですね。

気になる月額料金は、バイクの販売価格の7.5%との事です。

ちなみに、この販売価格は「支払総額」。

支払総額とは、バイク本体の価格に登録手数料・整備費用・車検取得費用の諸費用、法定費用・自賠責保険の税金などが含まれた価格。

一般的に「乗り出し価格」と言われるのが「支払い総額」ですね。

ひと通り見てみた感じでは、税込み月額で16,900円(250TR)~48,500円(GSX-R750)の範囲です。

販売価格の7.5%なので、排気量の大きさは関係ないですね。

リッターバイクでも販売価格が安ければ利用料も安くなりますし、250ccでも販売価格が高ければ利用料も高くなります。

CB1300ボルドールが1ヶ月で30,400円なので、掘り出しバイクもありそうな感じ。

果たしてこの料金体系が安いのか高いのか、次項でまとめています。

月極ライダーは安い?高い?料金体系を深掘り

ヤマハの月極ライダーの料金は安いの?

バイクの販売価格の7.5%との事ですが、料金のポイントになるのが次の通り。

月極ライダーの料金のポイント
  • 初期費用はゼロ
  • ヘルメットも2,000円で借りられる
  • 保険料やメンテナンスまでコミコミ
  • 傷や盗難があったら追加請求あり
  • 定額なのは500㎞まで/ひと月あたり ←ポイント!

通常バイクを買う場合には、当たり前ですが「バイクの料金」「諸費用」「税金」「保険代」「整備代」「ヘルメットやグローブ」など色々な費用が掛かります。

ただ、月額ライダーなら借りたいバイクの月額費用だけ用意すればOKです。(初期費用ゼロ!)

ヘルメットを借りる場合には2,000円ですが、チェーンロックとバイクカバーは無料で貸してくれるという親切さです!

数万円用意できればバイクに乗り始めることができますね。

「乗りたい、乗りたい、何とか来年までにお金貯めるぞ!」と言う人には大チャンスかも。

また、保険までコミコミとの事なので補償内容をチェックしてみると

  • 対人補償・・・無制限
  • 対物補償・・・無制限
  • 搭乗者傷害・・・500万
  • 人身傷害・・・なし
  • 車両保険・・・なし

との事で、必要最低限の補償はカバーされているという印象です。

若い方の場合、バイク保険も結構な負担になりますので、これもありがたいですね。

メンテナンスに関しても、借りる前にしっかり整備してくれるので自分でオイル交換やタイヤ交換を心配する必要もなさそう。もちろん、借りている間に車検が来るなんて事は無いでしょう。

日々乗る前に、日常点検でチェックしておけばOKですね。

「傷や盗難があったら追加請求あり」

これは、借りている以上は当たり前の話なので、マイナス要素にはならないですね。

さて、料金体系で一番のポイントになるのが

「定額なのは500㎞まで/ひと月あたり」と言うところ。

30日間で500㎞を超えた時は、㎞あたり20円の追加料金。ここが大きなポイントになりそうです。

100㎞オーバーだとプラス2,000円ですね。ここは、後述しますが1ヶ月1,000㎞とか2,000㎞走るようなストロングライダーだとマイナス要素になるかもですね。

ただ、ホームページには、超過走行の計算式が以下のようになっていました。

(利用期間中の走行距離-利用月数×500) ×20円

この計算式だと、1ヶ月ごとの計算ではなくて、利用期間全体の計算のようです。

例えば、3ヶ月借りた時には、1ヶ月目200㎞・2ヶ月目1,000㎞・3ヶ月目300㎞なら範囲内ということになりますね。

これなら調整できるような気もします。

ちなみに、バイクを借りた時の費用をレンタルバイクと比較してみました。

ヤマハのBOLTを借りた時の例
  • 月極ライダー・・・33,900円(1ヶ月)
  • レンタルバイク・・・15,500円(24時間利用)
※月極ライダーの価格は2019年5月22日調査時点

こうみると、圧倒的に月極ライダーの方がお得ですよね・・・。

ただ、500㎞を超えると、㎞あたり20円。1ヶ月どれくらい走るかですね。

月極ライダーをおすすめしたい人

月極ライダーのメリットデメリット

ここまでで、月極ライダーのメリット・デメリットが見えてきたと思います。

そのうえで、この月極ライダーが向いている人(おすすめしたい人)はこんな人です。

スポットでバイクに乗りたい人

たとえば、春や秋などのツーリングシーズンだけバイクに乗りたいという人には凄くおススメです。

バイクを買っても寒い冬や、真夏の暑い時にはほとんど乗らない人も居ると思います。

乗りたい時期だけ集中的に乗りたい人にはもってこいのサービスです。

普段はほとんど乗らないけど、夏休みのある8月に1ヶ月だけ借りてロングツーリングに行きたい!とか、そんな利用方法もありですね。

色んなバイクに乗りたい人

ネイキッドからツアラー、オフ車など、色んなバイクを体験したい人にもおすすめです。

現時点で50台弱のバイクが対象になっていますので、選べる車種が少ないという事もないでしょう。

毎月違うバイクに乗る事ができるのは非常に魅力です。

免許取り立ての人

免許を取ったけど、これからバイクを買おうか迷っている人は、まず月極を利用してみるのも良いかも。初期費用が掛からないので、いきなりバイクを買う時のような負担なしでスタートできますね。

欲しいバイクが定まっていない人は色々試せるのも魅力。

レンタルバイクに不便を感じている人

現在、レンタルバイクを利用している人も多いですよね。

ただ・・・

  • 毎回返却しなくてはならない
  • 早朝からのツーリングの時には前日に借りなくてはならない(費用負担が増える)
  • 返却時間が気になる

こんな不便を感じる事もあります。

月極ライダーなら、借りっぱなしでOKなので、こんな不便は感じる事は無いでしょう。

月極ライダーが向いていないと思われる人

逆に月極ライダーが向いていない人はこんな感じです。

1回のツーリングで数百キロは軽く走るストロングライダー

「東京から仙台くらいなら日帰りで行くけど。」

「毎月2千キロくらい走るけど。」

そんなストロングライダーは向いてないでしょうね。ちなみに、1ヶ月借りて2,000㎞走ったら月額プラス30,000円です。

まぁ、考えようによっては「あり」ともいえるのですが、毎月これくらい走る人は向いていないように思います。

ただ、普段バイクを所有していない人が、例えば1ヶ月借りて、北海道ツーリングに行きたい!九州一周したい!こんな利用の仕方は良いですよね。

関連記事バイクで北海道に行く時のフェリー航路(ルート)と料金の目安

関連記事九州ツーリングへフェリーで行く時の航路と料金目安のまとめ

欲しいバイクが固まっている人

自分の欲しいバイクはこれ!と言うように、すでに購入したいバイクが決まっている人は買ってしまった方が良いでしょう。

トータルで考えたら、絶対にその方が安くなります。

月極ライダーで借りられる車種

月極ライダーで借りられる車種

月極ライダーに興味が出てくると、今度は気になるのが借りられる車種」です。

中古車なので状態はわからないですが、車種と月額費用(税込み)を一覧にしています。

ただ、中古で販売しているバイクの一部を月極ライダーの対象にしているようなので、定期的に(もしかしたら結構頻繁に)入れ替わる可能性は高いですね。

だいたいの利用料というか、相場の参考程度にとどめておく方が良さそうです。

※販売時の価格の5%なので、同じ車種でも月額費用が異なる場合もあります。
※2019年5月22日現在
メーカー車種排気量月額メーカー車種排気量月額
ヤマハFZ-1 FAZER1000cc29,000 円ホンダCBR250R250cc17,900 円
ヤマハ
BOLT R-SPEC
950cc33,900 円ホンダCB250F250cc18,900 円
ヤマハ
BOLT-C
950cc36,300 円ホンダV-TWIN MAGNA250cc23,400 円
ヤマハ
MT09
850cc31,300 円ホンダVTR250F250cc21,900 円
ヤマハ
MT09
850cc37,800 円カワサキZRX1200R1200cc38,000 円
ヤマハFZ6 Fazer S2600cc25,900 円カワサキNinja ZX-6R600cc35,800 円
ヤマハドラックスター400400cc25,800 円カワサキ
W650
650cc29,800 円
ヤマハ
トリッカー
250cc15,400 円カワサキW400400cc26,000 円
ヤマハセロー250250cc22,400 円カワサキ
250TR
250cc16,900 円
ヤマハセロー250250cc17,500円カワサキ
250TR
250cc23,400 円
ヤマハ
ツーリングセロー
250cc24,300 円カワサキ
250TR
250cc18,400 円
ヤマハ
ドラッグスター250
250cc23,400 円
カワサキ
DトラッカーX
250cc20,900 円
ヤマハYZF-R25250cc24,000 円
カワサキ
ニンジャ250250cc28,900 円
ホンダCB1300Super ボルドール1300cc30,400 円カワサキニンジャ250250cc22,900 円
ホンダ
VFR1200F
1200cc39,800 円カワサキニンジャ250250cc28,900 円
ホンダVFR1200F DCT1200cc39,800 円カワサキエストレア250cc22,900 円
ホンダNC750S750cc27,000 円スズキ
GSX-R750
750cc48,500 円
ホンダ
CBR600RR
600cc45,800 円スズキSV650 ABS650cc27,900 円
ホンダ
CBR400R
400cc23,800 円スズキSV650 ABS650cc27,900 円
ホンダCBR400R400cc26,900 円スズキグラディウス400400cc21,300 円
ホンダ
CB400SuperFourVTEC
400cc34,800 円スズキGSR400400cc30,900 円

(※2019年7月12日追記・更新)

月極ライダーさんから、LINEにて最新のラインナップ情報が届きました。

やはりと言うべきか、かなりラインナップが変わっています。利用している方も多いのではないでしょうか。(中古車として売れてしまったという事も想定できます。)

ちなみに、月極ライダーのLINEに登録しておくと、定期的にラインナップが送られてくるので興味がある方は友達登録しておくと良いでしょう。

参考月極ライダー公式LINE@

以下、7月12日時点のラインナップです。

月極ライダー車種7月
2019.7.12時点

月極ライダーが利用できる場所・店舗

残念ながら、月極ライダーは埼玉県限定のサービスです。注意が必要なのは「埼玉県在住である事」です。

レンタルバイクと違って、バイクの書類の「使用者」を利用者へ変更するので、手続きの兼ね合いでしょう。

一応予定としては、2020年5月までの実証実験という形になっているそうです。

その後は反響に応じてエリアを拡大する予定との事なので、他県の場合はちょっと我慢ですね・・・。

反響がメチャクチャ良くて、予定より早くエリア拡大してくれる事を願いましょう!

運良く埼玉在住の方は、バイクショップの「はとや」さんが提携ショップになっています。

埼玉のバイク乗りの方ならご存知の方が多いと思いますが、県内に7店舗を持つ老舗のショップです。分解整備の認証工場も完備で、安心できるショップです。

新車も中古もたくさんある良いお店ですね!

ただ、バイクの受け渡しは「はとや」ですが、申込み等は全てWebですので注意してください。

まずは会員登録からです

月極ライダー 公式

月極ライダーを利用する際に注意する事

埼玉在住で、申込みしたい!と思った時に、意外と抜けそうなポイントをまとめています。

その他の注意ポイント
  • 申込み後にすぐ借りられるわけではない
  • 126cc以上は住民票の準備が必要
  • 未成年でも18歳以上なら利用可能(親権者の同意は必要)
  • 申込後キャンセル時はキャンセル料が掛かる
  • 決済方法はカード決済のみ
  • 他人への貸し出しはNG
  • 業務利用は要相談

申込みしてから貸し出しまでが

「125㏄以下は最短7日」「126cc超は最短21日」

と結構時間が掛かります。これはおそらく、バイクの「書類の使用者欄」を利用者に変更する手続きに時間が掛かるためです。(整備などの期間も考慮しているのでしょう。)

住民票を用意するのも、この名義変更の手続きのためです。

なので、利用したいと思ったら早めのアクションが必要です。

夏休みに借りたい!と思っても、のんびりしていたら間に合わなくなってしまいます。

手順としても、会員登録>希望車種の可否の確認>申込みという流れになりますので、早め早めに動きましょう。

他にも、「カード決済のみ」とか「他の人へのまた貸し禁止」など色々ありますが、利用前にはしっかり規約なども確認しておくことが必要でしょう。

まとめ

使い方によっては、メリットが非常に大きいサービスだと思います。

もちろん、記載のとおり向いていない人も居るとは思います。ただ、考えようによってはメチャクチャ便利で安いサービスだと思います。

2~3万円で、バイクが1ヶ月借りっぱなしOKです。

レンタルなら2回借りたら終わりですからね。

もし自分が埼玉に住んでいたら、即申込みしていたと思います。(すでにバイクを所有していますが、変則2台持ち・・・)

あとは、利用者が増えて、早く全国に拡大していく事を願うばかりです。

そして、バイクに乗る人が少しでも増えて欲しいと思います。(ヤマハさん頑張って下さい!)

※本記事は2019年5月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。
※2020年1月に更新しました
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