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バイクのエンジンオイルを混ぜるのは平気?継ぎ足しの注意点

オイル
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オイル交換は、バイクの基本的なメンテンナンスです。

定期的にオイル交換をしている人も多いとは思いますが、ついつい忘れがちになってしまうのも事実ですよね。

そんな時に、

「減っているけど交換するのが面倒だから継ぎ足しちゃえ。」

「エンジンオイルって混ぜても平気なの?」

こんな風に思う事もあるのではないでしょうか。

ここでは、

バイクのエンジンオイルを混ぜる事や、継ぎ足しについて詳しく解説しています 。

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オイルは混ぜたり継ぎ足ししても大丈夫?

現在使っているオイルに、違うオイルを継ぎ足して、混ざってしまった場合にはどうなるのでしょうか?

結論としては、違うオイルが混ざったとしても、直ぐに故障するような事は極めて少ないです。

普通は、一旦オイルを抜いてから新しいオイルを入れますよね。

ただ、古いオイルを抜いてもエンジンの内部やオイルタンク内には、多少のオイルは残っています。

つまり、きちんと交換しても、多少なりともオイルが混ざる事は日常的に発生しています。

とは言っても、古いオイルを抜かないで、別のオイルを混ぜたり継ぎ足したりする事はあまりおすすめできません。

エンジンオイルには添加剤が含まれているのが普通ですが、メーカーやオイルの種類によってそれぞれに適した(異なる)添加剤が使われています。

また、オイルには粘度と言うものがあります。

オイルを混ぜると、添加剤のバランスが崩れたりオイルの粘度が変わってしまい、エンジンオイルの本来の性能を発揮できない為です。

つまり、混ぜても故障したりはしないが、できれば混ぜない方が良いと言う訳です。

また、エンジンオイルには「洗浄作用」があります。(交換した廃オイルが真っ黒なのは汚れているから)

交換しないで継ぎ足しをしていると、エンジン内の不純物が出て行かないのです。

結果的に、エンジンへのダメージも大きくなってくると言う訳ですね。

エンジンオイルの種類には色々ある

エンジンオイルの種類には色々ある

もし、混ぜるにしてもエンジンオイルの基本的な知識は持っていた方が良いでしょう。

簡単に説明しますね。

バイクのエンジンオイルは3種類

エンジンオイルには、大きく3つの種類があります。

  • 鉱物油
  • 化学合成油
  • 部分合成油(半化学合成油)

の3つです。

鉱物油とは、原油を蒸留して精製したオイルで、一番スタンダードなオイルです。価格も安価です。

これに対して化学合成油とは、同じように原油を使用したものですが、できる限り不純物を取り除き科学的に合成されたオイルのこと。一番高価なオイルです。

最後の部分合成油は、鉱物油と化学合成油を配合して作られた、性能も値段もバランスの良いオイルですね。

この3つをベースオイルと言って、これらに添加物を配合してエンジンオイルになると言う訳です。

エンジンオイルの粘度の違い

もうひとつ大事なのが粘度です。

簡単に言ってしまうと、サラサラしてるか、ネットリしているか。

「オイルの硬さ」などと言う表現をします。

一般的なのは、SAE規格というアメリカの企画ですが、オイルのボトルを見ると「10w-40」と言うような表記があります。

これは、外気温とオイルの粘度の関係を表していて、左側が低温時の粘度、右側が高温時の粘度です。

もちろん、バイクの種類にもよりますが、温度によって適したオイルも変わるという事です。

ちなみに、「10w-40」のように数字がふたつあるものをマルチグレード、「SAE50」のようにひとつしかないものをシングルグレードと言います。

違うメーカーのオイルの継ぎ足し

オイルが減っている事に気付き、継ぎ足す時に「違うメーカーのオイル」しかない時にはどうしたら良いのでしょう。

先に触れた通り、違うオイルを混ぜてしまう事で、故障する事はめったにないでしょう。

しかしながら、メーカーが違う時でもオイルの粘度や種類は合わせておくに越したことはありません。

ただ、あまり気にしすぎても良くありません。

オイルレベルを下回っているくらいなら、継ぎ足してしまった方がエンジンへの負担が少ないからです。

オイルが混ざるよりも、オイルが少なくなっている方がエンジンへのダメージは大きいという事です。

もちろん、継ぎ足しではなくきちんと交換できるのがベストなのは言うまでもありません。

そもそも4サイクルはオイルが減る事は少ない

ここまで、継ぎ足しやオイルを混ぜる事について説明してきました。

ただ、4サイクルエンジンの場合には基本的にオイルが急に減っていく事はありません。

減っているとしても、時間を掛けて少しづつ消費されていくイメージです。

そのため、もし頻繁にオイルを継ぎ足さなくてはならないようであれば、オイル漏れなどを疑った方が良いでしょう。

一般的なオイル交換の頻度は3,000㎞か半年に一度と言われています。

このくらいの期間であれば、オイルが減るという事はあまり考えにくいものです。

2サイクルは継ぎ足しが基本

最近は非常に少なくなりましたが、2サイクルのバイクの場合には「継ぎ足し」が基本です。

エンジンの構造上、走っているとオイルも一緒に燃えていきます。

つまり、どんどんオイルを消費していくと言う訳です。

2サイクルの場合には、常に継ぎ足し、継ぎ足しが基本なのです。

そのため、2サイクルの場合には、オイル「交換」はしなくても問題ありません。

ただ、気が付いたらオイルがスッカラカンという原因で故障が起きることが多いのです。

常にオイル量を気にしておく必要があります。

まとめ

  • エンジンオイルは混ぜたり継ぎ足したりしても故障することは少ない
  • 継ぎ足しの場合には粘度や種類は合わせた方が良い
  • できれば継ぎ足しでなく交換の方が良い
  • 2サイクルの場合は継ぎ足しが基本

冒頭でも触れた通り、エンジンオイル交換はメンテナンスの基本です。

比較的簡単なメンテナンスでもあるので、自分でチャレンジしてみるのも良いでしょう。

ただ、繰り返しになりますが、継ぎ足しで壊れる事は少なくても、エンジン内の洗浄や潤滑、冷却、密封などオイル性能を充分発揮するためにはオイル「交換」をする事をおすすめします。

※本記事は2019年6月に記載、2024年5月に更新しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。


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