バイクの楽しみのひとつがツーリングです。
ただ、初心者の場合に意外と迷うのがツーリングの持ち物。
「何を持って行けば良いんだろう?」と迷う事もあれば、ツーリングの最中に「あれを持ってくれば良かった!」なんて思う事も。
また、ツーリングと言っても色々あります。
1泊、2泊の泊りがけのロングツーリングや、キャンプ道具を積んでのキャンプツーリング。
状況によって持ち物や装備も全く変わります。
今回は、「日帰り」ツーリングの時の持ち物をまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
日帰りツーリングの持ち物は何を持って行くべき?
日帰りツーリングの場合は、長くても朝出発して夜には帰ってきます。
短ければ、午前中だけ。もしくは午後だけ。
宿泊の用意は必要ないので、荷物は少なくて済むことがほとんどです。
とは言っても、せっかくのツーリングを楽しむために、持って行くと便利なモノもあります。
この2つに分けてリスト化していますので、ツーリングの忘れ物チェックにも活用してみて下さい。
ツーリングに絶対必要なモノ
まずは、絶対に忘れてはいけないモノ。
当たり前じゃん!と言われそうなものもありますが・・・そこは「忘れたら大変!」という事なので、チェックしてみてください。
ヘルメット
ツーリングじゃなくても必要ですね。当たり前ですが、一応。
使い慣れているヘルメットがあれば、その方が良いでしょう。サイズが合っていないヘルメットだと頭が痛くなったりします。
関連記事>ヘルメットで頭痛がする時の対処法
グローブ
防寒、日焼け防止、操作性向上、安全面などなど。
グローブは色々な役割があるので、大事ですね。軍手などはやめておきましょう。夏には夏用、冬には冬用のグローブがあります。
運転免許証
これも忘れたら大変です。
免許不携帯で捕まると3,000円の反則金です。(違反点数は無し)
楽しいツーリングのテンションが一気に下がりますので、忘れずに。
健康保険証
もちろん、使わない事がほとんどですし、使うような事にならないのが一番。
ただ、万が一病院に行く事になると、健康保険証が無いと10割負担です。(もちろん、後で手続きすれば戻ってきますが面倒です。)
車検証などの書類
車検証、自賠責保険証明書などは、バイクに携帯しておく必要があります。
普段もバイクに積んでいれば、忘れる事は無いと思います。
関連記事≫車検証や自賠責保険証書は携帯義務!
任意保険やロードサービスの連絡先
万が一、バイクが動かなくなってしまったり、事故にあってしまった時には保険会社やロードサービスに連絡をすることになります。
滅多にある事ではないのですが、いざそういう状況になると、意外と連絡先が分からないものです。
加入している任意保険の事故対応窓口やロードサービスの連絡先は、携帯やスマホに登録しておくなどして、直ぐに連絡できるようにしておきましょう。
また、もし事故にあった時には警察に連絡する事を忘れないようにしてください。
くれぐれも、当事者同士の話し合いで済まさないようにしましょう。後々のトラブルの原因になります。
スマホ(携帯電話)
今のご時世、スマホが無いとメチャクチャ困ります。
電話やナビ、ネット検索はツーリングでも必須です。
ここまでが、絶対に必要なツーリングの7つ道具です!
他のものは無くても、とりあえずこの7つがあれば、何とかなります。
ツーリングの時にあると便利な装備と持ち物
ここからは、あると便利なツーリングの持ち物。
もしかしたら、人によっては絶対必要なものに入るかも知れませんね。
(逆に要らないと思うものもあるかも知れませんが、そこは取捨選択してください)
シートバックやツーリングネット
やはり、多少なりとも荷物が積めるようにしておく方が良いでしょう。
持ち物を入れておく事はもちろん、ツーリングでお土産を買いたい事もあります。そんな時に積載できるようにしておくと便利です。
また、ツーリングの時にリュックを使う人も居ますが、あまりおススメはしません。背中に荷物を背負ったまま走っていると、結構疲れます。
シートバッグやツーリングネットはタナックス(MOTO FIZZ)がおすすめ。
使っている人も非常に多いのですが、利用者が多いのは使いやすい証拠ですね。
ヒップバックやウエストポーチ
貴重品を入れておく用です。
お財布やスマホを、お尻のポケットに入れたまま走っていて、落とす人は結構たくさんいます。
食事などでバイクを離れる時にも、身に着けておける形状で、かつ小さめのものがおすすめ。
モバイルバッテリー
半日程度のツーリングの場合には必要ありませんが、
こんな方は、あると安心です。色んな人が勧めていますが、AnkerのPowerCore10000なら購入して間違いないと思います。
カメラ&三脚
最近はスマホでもかなり綺麗な写真が撮れますが、写真好き・カメラ好きな方は持って行くと良いかもですね。
ただ、一眼レフなどは、持ち運びに気を付けてくださいね。振動や雨の事も考える必要があります。
荷物が増えるかも知れませんが、専用のカメラバックなどを利用する方が良いです。
もしくは、コンデジなど持ち運びが楽なカメラにするかですね。
レインウエア(雨具)
日帰りの場合には天気予報を見たうえで、降らなそうであれば持って行く必要は無いでしょう。
降水確率をみて判断という感じですね。
また、山の方へ行く時は天気が変わりやすいので、降水確率が低くても持っていると安心かも知れませんね。
山間部は急に気温が下がる場所もあるので、そんな時に防寒具としても使えます。
雨対策しては、レインウエアだけでなくブーツカバーやレイングローブ、防水バッグなど色々あります。基本はレインウェアですが、下記の記事も参考にしてみて下さい。
関連記事≫ツーリングの雨対策のまとめ
雨の時には危険も増しますので、雨が降るようならツーリング自体を延期・中止にすると言うのもひとつの判断でしょう。
日焼け止め
もう最近は、冬以外は必須アイテムなんじゃないかと思うくらい、紫外線が強くなっています。
3月や11月でも、天気が良いとかなり日焼けします。4月~10月は本当に紫外線が強いです。
特に日焼けに弱い方や、女性の方はコンパクトな日焼け止めを携帯しておくと良いでしょう。
また、意外と焼けるのが首です。
日焼け対策については、下記を参考にしてみて下さい。
ヘルメットロック
ヘルメットも普通に盗難されますので、バイクを離れる時に置きっぱなしは危険です。
ヘルメットを盗まれると、運転ができなくなるので非常に困ります。きちんとヘルメットホルダーを使用するか、ヘルメットロックを使うようにしましょう。
ヘルメットホルダーやロックがバイクに付いている場合には、用意する必要はありませんが、もし無い場合には準備しておくと良いです。
数百円で購入できるものもあります。
ツーリングマップル
今は、スマホがあればナビにもなりますし、色々検索もできます。
本当に便利になりましたよね。
ただ、「ツーリングマップル」はおすすめ。ツーリング専用の地図なので、ライダーにおすすめの道(ルート)やグルメ、観光情報がわかりやすく載っています。
ツーリング先で時間が余った時に開けば、周辺の情報もすぐにわかります。
また、ツーリングの前に読んでいると、気分がメチャクチャ高まります(笑
スマホホルダー
スマホをナビで使用する人には必須のアイテムですね。
バイク(オートバイ)専用のものを選ぶようにしましょう。
タオル
汗をかいたり、雨に降られた時に1枚あると便利です。
個人的には「手ぬぐい」や「速乾タオル」がおすすめ。嵩張らないし、吸水性も抜群です。
特に夏は1枚あると大活躍します。
帽子
ヘルメットを脱いだ時に髪型が気になる人も多いのではないでしょうか。
そんな時には、 キャップでもニット帽でもサッと被れる帽子があると便利。
ツーリングバックやウエストポーチに突っ込んでおけるような、型崩れを気にせず使える帽子がおすすめです。
車載工具など??
ツーリングのガイドブックなどに
「どこか不具合があった時に、応急処置ができるように車載工具を持って行きましょう!」
「立ちごけしてレバーが折れた場合を想定して、予備のレバーも必要です!」
こんな事が良く書かれています。
ただ、車載工具を使って応急処置ができる人は、それなりにバイク経験が長い人です。
初心者のときには、持って行っても使えない事が多いのが実際のところ。
なので、使えないなら無くても平気です。
それよりも、ロードサービスの連絡先の方がよっぽど重要です。
ただ、困った時には誰かが助けてくれるかも知れないので、車載工具や予備レバーが「あるならば」一応持って行くと良いでしょう。
ビニール袋
これは急な雨対策です。
筆者は小さめのジップロックを1枚忍ばせておきます。
最近はゲリラ豪雨もありますし、山間部だと急に強い通り雨が降る事も。
そんなときに、スマホや財布など濡らしたくないものをサッと入れるのに便利です。
すぐに取り出せる場所に入れておくのもポイントです。
ツーリングの時の服装は?
持ちものは一通り、リスト化してみました。日帰りであれば、充分な持ち物でしょう。
では、ツーリングの時の服装はどうしたら良いのでしょうか。
ライディングジャケットを勧める人も多いですが、それほどこだわる事は無いと思います。
もちろん、ライディングジャケットはバイクに乗る事を考えて作られているので、もし持っているならば着ていくと良いでしょう。
一番大事なのは、体温調整が上手くできる事。それから安全性。
夏ならば、日焼け防止ができる事です。
夏の場合には、暑くても長袖の方が日焼け防止にもなりますし、直射日光を遮る方が体感的に涼しく感じます。
長袖の冷感インナーとかもおすすめです。
また、夏でも山などに行く時は、涼しいを越して寒く感じる場所もあります。
そのため、行先によっては、一枚羽織れるものを用意しておくと良いかも知れません。
走行中には体温を奪われる事も多いのです。
レインウェアも、いざという時には防寒具になります。
また、冬ならば重ね着をうまくして、空気の層をたくさん作ると保温性が高くなります。空気が侵入しないように、防風性・防寒性の高い服装はもちろんですが、ネックウォーマーがあるとかなり違います。
シューズは、スニーカーでも良いですが、ブーツやライディングシューズだと、なお良いでしょう。
まとめ
初心者のうちは、ツーリングの持ち物で結構迷う人も多いです。
「あれも必要かな、これもあったほうが良いかな。」
そんな感じで、荷物が多くなりがちです。
ただ、日帰りであれば極端なことを言えば、前半で紹介した「必ず持って行く7つの用意」があれば何とかなります。
そこに、「あったら便利なもの」の中で取捨選択してみて下さい。
ツーリングの回数を重ねていくと、「自分なりの必須アイテム」が固まってくると思います。 くれぐれも安全い運転で楽しんでください!