バイクでツーリングに行く時や、ちょっとした荷物を括りつけておくのに便利なツーリングネット。
それほど高価なものではありませんし、バイクに乗り始めのうちに購入を検討する人も多いのではないでしょうか。
ただ、安いものネットを選ぶと、荷物の落下のリスクも高くなります。
そのため、ここでは
などについて解説しています。
おすすめのバイク用ツーリングネット3点
ツーリンググネットは、バイクの荷物を固定するためのアイテム。
ネット単体でも使用できますし、積載した荷物が荷崩れしないように補助的に使用することもできます。
おすすめとしては、
などがおすすめです。 それぞれ詳しく紹介していきますね。
タナックス(MotoFizz)ツーリングネット-V
ツーリングバックといえば、TANAXさんですね。そのタナックスさんのツーリングネットが非常におすすめ。
迷ったら、この「ツーリングネットーV」を選んでおけば間違いありません。
サイズはM:30×30cm(10Lサイズ)~3L:60×60cm(80Lサイズ)までの4種類。
カラーも黒だけでなくブルー、レッド、シルバー、オレンジの5色展開です。
デイトナ UTネットⅡ
ネット(網)ではなくて、生地タイプが良い人は、デイトナさんのUTネットⅡ
がおススメです。
生地自体が伸縮性のあるストレッチ生地になっているので、しっかりと荷物をホールドしてくれます。
サイズはM:40×50cm~L:42×60cmの2種類。
タナックス(MotoFizz)キャリングコード
ネットも良いけど、もっとシンプルなコードが良いと言う人には、TANAXさんのキャリングコードもおすすめ。
ツーリング「ネット」ではなくなってしまいますが、ひとつの選択肢としてはありですね。
大きめのバッグを固定するためなど、用途によってはコードタイプの方が優れている事もあります。
- 1V(100cm)
- 2V(200cm)
- 3V(62~106cm)
- 4V(300cm)
の4種類です。
タナックスさんのフックは金属ボディですが、傷が付かないように樹脂コーティングされているのもポイントです。
安物のツーリングネットは危険
ツーリングネットの中には、安価なものもたくさんあります。100円くらいで購入できるネットもありますからね。
そのため、今回おススメしたツーリングネットは、価格だけ見れば高く感じる人も居るかもしれません。(とは言っても、それほど高くありませんよ!激安商品と比べてです。)
それでもおすすめするのは、やはり「質が良い」からです。
安物のツーリングネットは(全てという訳ではありませんが)
と言うようなケースが多々あります。
そのため、使用中にネットが切れてしまったり、フックが折れて使い物にならなくなってしまったという失敗談も多々あるのです。
また、ネットが使えなくなるならまだしも、走行中に荷物が落下してしまえば・・・大変な事にもなってしまいます。
なので、「安物買いの銭失い」にならないように注意が必要と言うわけですね。
ツーリングネットの選び方
では、ツーリングネットを選ぶときには、どこに注目したら良いのでしょうか。
具体的には
の3つがポイントです。 それぞれ補足していきますね。
ネットの形状や ゴム伸縮性・強度
基本的に、ツーリングネットはゴムでできています。
伸縮することで「テンション」が掛かり、荷物をホールドする仕組みですよね。
そのためゴムの太さや強度、品質が良いものを選ぶことが重要です。
引っ張ってみて簡単に「ビョ~ン」とゴムが伸びてしまうものは、とても危険です。(多少の動きで荷物がずれてしまう)
ただ、全然伸びないのも危険。
しっかりと「強度がありつつ、伸縮するもの」を選びましょう。
それから、網目(マス目)は細かい方がおすすめ。
粗いと隙間から荷物が落下する可能性も高くなります。
もし、荷物が見られたくないような場合や、すっぽり覆いたい場合には、デイトナさんのような生地タイプもおすすめです。
フックの形状と素材
もうひとつ重要なポイントはフックです。
まずはフックの「形状」。
ひっかける部分が細い方が、狭い場所でも上手く掛ける事ができます。
また、単純に細いフックが良いと言うわけでもありません。
一番テンションが掛かる場所になるので、「強度」も重要になると言うわけですね。
簡単には折れないように、樹脂(プラスチック)でも、それなりの強度があるものを選びましょう。
サイズ
最後はサイズです。
前述の通り、ツーリングネットは、ゴムの伸縮力を利用して荷物を固定します。
そのため、荷物に対してあまりにも大きなネットを選んでしまうと・・・ブカブカでテンションが掛かりにくくなってしまいます。(もちろんある程度の調整はできますが)
どれくらいの荷物を固定するのかを、想定したうえでサイズを選ぶようにしましょう。
ツーリングネットの使い方
ツーリングネットの使い方ですが、
と言うだけの非常に簡単なものです。
ただ、いくつかポイントを補足しておきましょう。
まずはしっかりとテンションを掛けること。ユルユルの状態では荷物の落下につながります。
しっかりとネット(ゴム)を引っ張った状態でフックを引っかける事が重要と言うことです。
そのため、少し緩いと感じる時にはフックとネットの位置で調整します。
例えば、
等ですね。
また、ツーリングネット単体の積載の場合には、カーブ時の遠心力や、発進・停車時に前後の力が掛かります。
そのため、大きめのバッグや、重い荷物は、ネットだけだと動いてしまうこともあります。
このような場合には、キャリングコードなども併用するなどして、ネットが無い状態でも固定しておくことをおススメします。
荷掛けフックの増設もおススメ
ツーリングネットは非常に便利なアイテムですが、「フックを引っかける場所」だけは無いと使う事ができません。
そのため、引っかける場所が少ないバイクだと、使いにくいと言うケースも。
そのような時には、バイク側の荷掛けフックを増やすという選択肢もあります。
各メーカーから、アフターパーツで結構たくさん販売されており、簡単にフックの場所を増やすことができます。
自分のバイクに合うものを探してみても良いですね。
いくつか紹介しておきましょう。
デイトナPREMIUM ZONE ツーリングフック
テール周辺のネジやボルトをフック付きのボルトに付け替えるだけで、簡単にフックの場所が増えると言う仕組み。
例えば、グラブバーやリヤサスペンション、フェンダー周辺のボルトを交換すれば良いと言うわけですね。
ボルトサイズはM6、M8の2種類があるので、サイズ違いには注意です。
※ナンバープレートのボルト交換は違法になる事があるので、注意して下さい。
そのため、ナンバーのボルト交換はしないことをおススメします。
関連記事≫バイクのナンバープレートの違反事例!角度や向きにも注意!
タナックス シートフック
シートのフランジに装着するだけの荷掛け用フックです。4個入り。
フック先端部は樹脂コーティング済です。
タナックス フックベルト
フレームやシートレールを利用して、フックを掛ける場所を増やすベルトです。
S、Mの2種類の長さあり。
これなら別のもので代用できそうな気もしますが・・・強度などの安全面を考えると購入しても良いかも知れませんね。
まとめ
ツーリングネットは、ひとつあると非常に便利なアイテムです。
それほど高くありませんので、おススメです。
ただ、安物買いの銭失いにならないように、ちゃんとしたものを購入するように、気をつけてください。