山梨県と言えば、やっぱり富士山。
富士山は静岡県と跨っていますが、山中湖や河口湖、本栖湖、精進湖、西湖の富士五湖は全て山梨県。
富士山を見ながらの、湖巡りもおすすめツーリングルートですね。
また、美味しいグルメも沢山あります!。
「ほうとう」に「鳥モツ」、「富士吉田うどん」、それからフルーツやワインも!
首都圏エリアからも日帰りで行ける山梨は、ツーリングに最適なスポットと言えるのではないでしょうか。
今回は、山梨のおすすめツーリングスポット&グルメを厳選して紹介しています。
富士スバルライン
山梨のツーリングと言えば、やっぱり富士山を思い描く人も多いのではないでしょうか。
という事で、まずは富士スバルラインの紹介です。
先にお伝えしておきますが、富士スバルラインは有料道路。
バイクの場合には往復で1,680円(原付は200円)です。
有料道路の金額としては、結構高い!と思いますが・・・それでも一度は走ってみると良いと思います!
ポイントは富士山の五合目までバイクで行けること。
特に三合目を超えたあたりから一気に景色が変わってきますよ。
五合目の駐車場からは、富士五湖はもちろん、南アルプスや八ヶ岳までを見渡す絶景を堪能できます!
また、運が良ければ、雲海が広がる絶景も見る事もできます。
ただ、抜ける道が無いので、必ず往復で戻ってくる必要があるのですが・・・。
それから、時期によっては通行規制や路面凍結もありますので、事前に下記サイトでチェックする事をおススメします。
参考サイト≫富士山スバルライン公式サイト
富士パノラマライン
富士山と富士五湖の間をぐるっと周回するように走っているのが、国道139号線。
この道路が富士パノラマラインと呼ばれている道路ですね。
ちなみに、富士五湖は東側から山中湖>河口湖>西湖>精進湖>本栖湖。
さらに反時計回りに139号を走れば、静岡県に入って朝霧高原や有名な白糸の滝へ抜けていきます。(今回は山梨のみですが。)
この富士パノラマラインは、綺麗に舗装された道で(空いていれば)快適に走れる道路です。
常に富士山を視界に入れながら、富士五湖に立ち寄り、のんびりランチをしながら走る。
そんなツーリングができるルートです。
また、あとで紹介していますが、忍野八海や鳴沢氷穴に立ち寄るのもおすすめです!
忍野八海
忍野八海(おしのはっかい)は、かなり有名になってきているので、知っている人も多いのでは。
簡単に言うと、8つの湧水群なのですが・・・富士山の雪解け水が、約20年かけて「ろ過」されて湧いてくるのです!
忍野村にある、8か所の泉なので「忍野八海」ですね。
綺麗な湧水は、国指定の天然記念物、名水百選に指定されています。
8つの神秘的な湧水池に絶景の富士山で、観光スポットとして人気。
特に最近は外国人観光客に大人気ですね。
ツーリングの立ち寄りスポットにおすすめです。
参考サイト≫忍野ナビ
富岳風穴・鳴沢氷穴
富岳風穴(ふがくふうけつ)・鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ)は、溶岩でできた洞窟。
ここは夏のツーリングで是非とも寄ってもらいたいスポット。
と言うのも、洞窟の中の平均温度は3℃で、一年中氷が溶けない洞窟として有名だからです。
(※気候、洞内の温度の関係で氷が無い時もあるようです。)
場所はちょうど西湖と精進湖のあいだくらい、前述の富士パノラマライン沿いにあります。
寒い時期には行きたいと思いませんが・・・暑い時期でのツーリングならちょうど良い休憩スポットになる事間違いなしです!
ちなみに、富岳風穴も鳴沢氷穴も、それぞれ入場料は350円。
個人的には(どちらかと言えば)鳴沢氷穴がおススメです!
参考サイト≫富岳風穴・鳴沢氷穴
湖北ビューライン
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湖北ビューラインは、山梨県道21号河口湖精進線のこと。
河口湖~西湖~精進湖へとつながる道路で、湖の北側を走るルートですね。
前述の富士パノラマライン(国道139号)と違って、湖沿いを走るので爽快感あふれるルートですね。
秋には紅葉も綺麗なルートですが、もちろん、秋以外も気持ちよい道。
富士パノラマラインと合わせて、この辺りをグルグル走り回るのも面白いですよ!
フルーツライン
山梨と言えば、やっぱりフルーツが美味しい!
モモにブドウにサクランボ、イチゴ・・・などなど名産の果物がたくさんあります。
この果樹園地帯を走るのがフルーツライン。
山梨市~甲州市~笛吹市にまたがる約40kmの広域農道です。
道も綺麗に整備されていて、景色も良く快走できるルートですね。
基本は笛吹川フルーツ公園を中心にルートを組むのがおススメ!(この次に詳しく紹介しますね!)
フルーツラインを走っていると、道中は数多くの果樹園があります。
立ち寄って果物狩りをするのもおすすめです!
笛吹川フルーツ公園
フルーツラインのところでも触れた「笛吹川フルーツ公園」。
山梨市にある都市公園で、大きなドームが印象的な公園。
アスレチックや噴水広場など、家族連れも楽しめる公園ですが、ツーリングライダーなら絶景と休憩スポットとしておすすめ!
日中は甲府盆地が一望でき、夜は「新日本三大夜景」に認定された絶景が楽しめます。
また、カフェやレストランもあり、旬のフルーツを使った料理やスイーツが堪能できますよ!
参考サイト≫笛吹川フルーツ公園
ほったらかし温泉
山梨でもっとも有名な温泉のひとつと言っても良いのが「ほったらかし温泉」。
ツーリングの途中で立ち寄り温泉。しかも富士山を見ながらの露天。・・・なんて最高なのでしょう。
前述のフルーツ公園からすぐそばなので、フルーツ公園に行くなら、是非寄ってみて欲しい温泉です!
ちなみに、ほったらかし温泉は「あっちの湯」「こっちの湯」と二つの源泉があります。
どちらの温泉に入るかで、見える景色が違うので・・・悩んでください!
また、日の出の1時間前にオープンしますので、早く行けば、日の出を見ながら露天風呂に入れると言う贅沢を味わえますよ。
昇仙峡ライン
昇仙峡は、日本でも有数の景勝地としても有名です。
清流と石の渓谷美は四季折々の絶景を楽しませてくれます。
この昇仙峡に向かう、県道7号、県道27号をメインとした道路が「昇仙峡ライン」。
市街地を抜ければ、山と渓谷を抜けるワインディングロードが続きます。
まさに絶景を見ながらのツーリングが楽しめるおすすめのルート。
時間があれば走るだけでなく、昇仙峡の見どころ「覚円峰(かくえんぽう)」や「仙娥滝(せんがたき)」も「昇仙峡 遊歩道」も楽しんでみると良いと思います!
参考サイト≫昇仙峡観光協会
手打そば奥藤本店
ツーリングと言えば外せないのがグルメ。
山梨は美味しい名物もたくさんあるのですが、おすすめしたいのが「手打そば奥藤本店」。
ここでは、お蕎麦はもちろん絶品。
ただ、食べて欲しいのは「甲府鳥もつ煮」と「ほうとう」。
「甲府鳥もつ煮」は、甲府の飲食店で多く提供されるソウルフード。
鳥のレバー、ハツ、砂肝、ハツ、キンカンを甘辛く煮たものです!B級グルメの大会「B-1グランプリ」でも優勝した一品ですね。
また、「ほうとう」は山梨県の郷土料理。
山梨のほうとうは、栄養豊富な野戦料理として武田信玄も好んで食べたと言われています。
この、鳥モツ煮とほうとうが美味しい名店が、手打そば奥藤本店。大正2年(1913年)創業の老舗さんです。
こちらの「鳥もつ煮」と」「ほうとう」を目当てに、休日にはバイク乗りも多く来ていますよ。
ちなみに、駅前店と国母店がありますが、バイクが停めやすい国母店がおススメです!
吉田うどん
続いてもツーリンググルメを紹介。
山梨の名物うどんが「吉田のうどん」。
富士山の玄関口でもある富士吉田市の名物なので、「富士吉田うどん」とも呼ばれます。
吉田のうどんは、とにかく「コシ」がある事で有名。日本一硬いうどん!なんて言われたりもします。
この太くてコシのある麺に、醤油と味噌をブレンドした出汁。
キャベツや馬肉がトッピングされていることが一般的ですね。
富士吉田市に足を運んだら、是非食べてみて下さい!
市内には、たくさんのお店があるのですが、おすすめは「みうらうどん」「麺許皆伝」「美也樹(みやき)」あたりなら間違いないと思います!
道志みち
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バイク乗りが集まるスポットとして、あまりにも有名な「道志みち」。
道志みちは、神奈川県相模原市から山梨県道志村を通って山中湖村に抜ける国道413号線の通称。
ヤエーや流し撮りが多いスポットとしても人気ですね。
道中の「道の駅どうし」は、週末になれば多くのバイクが集まります。
東京・神奈川方面からも行きやすく、そのまま富士パノラマライン(国道139号)まで抜けられます。
富士山、富士五湖まで抜けなくても、宮ケ瀬~道志みちと言うのも首都圏エリアのバイク乗りの定番コースですね。
関連記事≫道志みちは流し撮りとヤエーで有名なツーリングスポット【暫定開通中】
関連記事≫神奈川の日帰りツーリングなら宮ケ瀬~オギノパンが定番コース!
八ヶ岳高原ライン
山梨と長野にまたがる「八ヶ岳」。
その八ヶ岳の南側を走る山梨県道11号線が「八ヶ岳高原ライン」ですね。
ちなみに、八ヶ岳とは特定の山を指すわけではなく、山梨・長野両県に跨る山々の総称のことだそうです。
緩めのワインディングと直線ルートが多く、タイトなカーブはほとんどありません。
なので、初心者のライダーにもおすすめのルート。
山梨と言えば富士山を思い浮かべますが、八ヶ岳を見ながら走るルートも良いものです。
途中の真っ赤な東沢大橋は絶景ポイントです!
清里テラス
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八ヶ岳高原ラインを走ったら(走ってなくても)近くの清里テラスもおすすめ。
清里テラスは、清里にある高原リゾート「サンメドウズ清里」が手掛ける絶景テラス。
標高1900mの場所からは、富士山をはじめ南アルプスなどを一望できます。
カフェスタンドもあるので、絶景を見ながらゆっくりできます。
※清里テラスへは片道約10分のリフトに乗らないと辿り着けません。(有料:中学生以上1,600円 3歳以上900円)
※2020年の営業は未定です。(2019年は6月1日~11月10日の営業でした。)詳細は、公式ページで確認をお願いします。
参考ページ≫清里テラス
大弛峠
大弛峠(おおだるみとうげ)は、山梨県と長野県にまたがる峠。
この峠の「売り」は、何と言っても「車で通行できる日本一標高の高い峠」ということ。
その標高は2,365m!
バイク乗りは、最端地とか日本一とか大好きなはず!(勝手な思い込みですが)
この大弛峠への道のりは、山梨県側の路面はちゃんと舗装されています。
ただ、長野県側はダートになっているので多くの車(バイク)は、大弛峠駐車場で折り返してきます。
また、この駐車場から遊歩道があり(遊歩道と言っても意外とキツイ)、「夢の庭園」というポイントまで歩けます。
晴れていれば、絶景を見る事ができますよ。
ちなみに、大弛峠は12月~5月までは冬期閉鎖となりますので、暖かい時期に行くようにしてくださいね。
まとめ:山梨はツーリングに最適!
山梨のおすすめツーリングスポット&グルメを紹介しましたが・・・まだまだ沢山あります!
信玄餅で有名な桔梗屋さんの信玄餅テーマパーク。
埼玉の秩父につながる雁坂道(国道140号)。
それから、富士五湖の周辺にはカフェやレストランも沢山。
お酒好きなら、勝沼のワイナリーやの北杜市のウイスキー蒸留所を目的地にしても良いかも。(飲酒運転は絶対ダメですが)
フルーツライン沿いの農園で味覚狩りもおすすめです。
走っても気持ちの良いルートも多いので、山梨はツーリングに本当におすすめです。
ただ、場所によっては冬季に凍結や通行規制がある事もあるので、そこだけは注意してくださいね。