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国内バイクの燃費ランキング【2020】排気量別の最強はどれ?

国内バイクの燃費ランキング【2019】排気量別の最強はどれ?お役立ち情報
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バイクはもともと燃費の良い乗り物です。

特に原付や小排気量のバイクは、燃費が良いとされているハイブリットカーも相手にならないほどの低燃費。

通勤や通学にバイクを使う人にとっては、非常にメリットがあります。

また、大型バイクに乗る人や、ツーリングで長距離を走る人の場合は、バイクの燃費が気になると言う人も多いのではないでしょうか。

ロングツーリングに行く時は、ガソリン代も馬鹿になりませんからね。

そのため、ここでは

  • 排気量別の低燃費バイクランキング
  • 燃費のカタログ値について
  • カタログ値と実燃費

などについてまとめています。

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そもそも燃費とは?

そもそも燃費とは

バイクの燃費ランキングの前に、燃費の基礎と「WMTCモード値」について触れておきましょう。

そもそも、燃費とは「リットルの燃料で走ることのできるキロ数」のこと。

つまり、燃費が20km/Lであれば1Lのガソリンで20km走れると言う事になります。

また、この燃費については個々のバイクの使い方(運転の仕方)によって差が出てきます。

エンジンをガンガン高回転まで回したり、急発進&急停止を頻繁に行う人と、一定の速度で穏やかな発進&停車をする人では燃費に差が出ると言うわけですね。

燃費のカタログ値「定地燃費値」と「WMTCモード」

人によって差が出るとは言っても、バイクの基本的な燃費がどれくらいかは知りたいものです。

そのため、メーカーではバイクごとに「燃料消費率(燃費)」を公開してます。いわゆるカタログ値です。

ただ、注意が必要なのが、このカタログ値には

  • 定地燃費値
  • WMTCモード値

の2種類あると言うこと。

昔は定地燃費値しかなくて、これは「平坦な直線の舗装路を時速60km(50㏄以下は時速30m)で走行」して計測する方法。

ただ、実際にバイクに乗る時の燃費とは大きな差が出ていました。

そこで、2012年から導入されたのが、WMTCモード値です。

WMTCモード値の場合には、

  • バイクの種類(排気量や最高速度)によって計測時のクラス分け
  • 運転中の発進、加速、停止などの様々な走行パターンを計算

して算出しています。

そのため、より実燃費に近い数値が出せるようになっていると言う事です。

カタログ値には定地燃費値とWMTCモード値が併記されていますので、実燃費に近いWMTCモードを参考にすると良いでしょう。

※WMTCモード値の表示は、法律で決まっているわけでは無く、国内4メーカーの自主的な取り組みで行っています。そのため、輸入車などの場合には表記されていない事も多いです。

排気量別の低燃費バイクのランキング

低燃費(燃費の良い)バイクをランキング化するにあたっては、排気量別に調査しています。

やはり、50㏄とリッターバイクを同じ土俵で比べるのは無理があるからです。

ただ、バイクの種類(スポーツやアメリカン、オフロードなど)は特に区分していません。

あくまでも「燃費」での比較です。

また、以下の点にもご留意ください。

  • 国内4メーカーのバイクのWMTCモード値でランキング
  • 生産中止のバイクは原則対象外
  • 2020年1月時点で国内向けに新車販売されている車種を中心に比較
  • 全ての車種を網羅しているわけではない(あくまでも主要のバイク)

50㏄(原付1種)クラスの燃費ランキング

50㏄(原付1種)クラスの燃費ランキング

日常の足にも便利な50㏄クラスは通勤や通学に使う人も多く、燃費が気になる人も多いでしょう。

ランキングトップは、やはりスーパーカブ

69.4km/Lという驚異の数値を出しています。ちなみに、定値燃費だと105.0km/L(時速30km)という数字です。

※クロスカブも同燃費の69.4km/Lなのですが、定値燃費が94.0km/Lだったのでスーパーカブをトップにしています。

仮に実燃費がカタログ値の7割だとしても、1Lで50kmくらい走れてしまうのは、本当に素晴らしいですね。

ただ、その他のスクーターもかなりの低燃費です。昨今は、50㏄クラスの販売数は落ち込んでいますが、燃費だけで考えれば50㏄は最強の乗り物と言えるでしょう。

メーカー車種排気量燃費(WMTCモード値)
ホンダ スーパーカブ5069.4km/L
ホンダ クロスカブ5069.4km/L
ホンダ タクト5058.4km/L
ヤマハビーノ5058.4km/L
ヤマハJOG5058.4km/L
スズキレッツ5053.4km/L
スズキアドレスV505053.4 km/L
ヤマハギア5052.2km/L
ホンダ ベンリィ5050.7km/L

125㏄(原付2種)クラスの燃費ランキング

125㏄(原付2種)クラスの燃費ランキング

125㏄になると、スクーターやミニバイクなど、色々な種類が選べるようになります。

燃費にも各車差が出てきますが、トップはホンダのモンキーとGROM。

スーパーカブ110をわずかに抑えて、同時にトップです。

ちなみに、モンキー125は、GROMのエンジンをベースにして開発されていますが、全く同じエンジンではありません。

また、ホンダのCB125Rや、スズキのGSX-R125など、ミッションバイクでも125㏄ならかなり燃費が良いですね。

メーカー車種排気量燃費(WMTCモード値)
ホンダ モンキー125/GROM12567.1km/L
ホンダ スーパーカブ11011067.0km/L
ヤマハアクシスZ12554.6km/L 
カワサキZ12512554.2km/L 
スズキアドレス12512551.0km/L 
ホンダ PCX125 12550.7km/L
スズキスウィッシュ12550.1km/L 
スズキアドレス11011048.9km/L 
ホンダ CB125R12547.2km/L
スズキGSX-R12512544.7km/L 
ヤマハNMAX12543.6km/L
ヤマハトリシティ12512543.6km/L
ヤマハシグナスX12537.3km/L

250㏄クラスの燃費ランキング

250㏄クラスの燃費ランキング

250㏄クラスは、125㏄超~250㏄までの軽二輪のバイクです。

最近人気の150㏄や、本格的な250㏄ロードスポーツまで。

その中で低燃費トップになったのは、スズキのジクサー。51.0km/Lと言う、原付並みの低燃費です。

また、250㏄で限定すると、ヤマハのセローがトップ。ホンダのCBR250RRや、ヤマハのR25、カワサキのNinja250など、本格ロードスポーツ系は燃費面で見るとやや不利な結果になっています。

メーカー車種排気量燃費(WMTCモード値)
スズキジクサー15551.0km/L
ホンダ PXC15015046.0km/L
ヤマハトリシティ15515541.7km/L
ヤマハNMAX15515541.7km/L
ヤマハセロー25025038.7km/L
ヤマハマジェスティS15537.5km/L
ヤマハXMAX25034.5km/L
ホンダ レブル25025034.1km/L 
ホンダ CB250R25033.7km/L
カワサキKLX23023033.4km/L 
ホンダ フォルツァ25033.3km/L
ホンダ CRF250L25033.1km/L
スズキGSX250R25032.5km/L 
スズキVストローム250 25031.6km/L 
スズキバーグマン20030.3km/L
ヤマハYZF-R2525027.2km/L
ヤマハMT-2525027.2km/L
カワサキZ25025027.2km/L 
ホンダ CBR250RR25026.7km/L
カワサキNinja25025026.2km/L 
カワサキVERSYS-X 25025024.8km/L

400㏄クラスの燃費ランキング

400㏄クラスの燃費ランキング

車検のある小型二輪でも、排気量の小さい400㏄まで。

このクラスは、ヤマハのSR400がトップ。

SRは重量(乾燥重量)が175㎏しかないのも大きく影響していると思われます。(ちなみに、ホンダのCB400SFは201㎏)

軽くて燃費も良い、人気のバイクですね。

余談ですが・・・気になったのは、このクラスの現行車両の少なさ。筆者は400㏄のラインナップが豊富だった時代の人間なので、少し寂しいですね。。。

メーカー車種排気量燃費(WMTCモード値)
ヤマハSR40040029.7km/L
ホンダ CBR400R40028.3km/L
ホンダ 400X40028.3km/L
ヤマハYZF-R332027.6km/L
ヤマハMT-0332025.0km/L
スズキバーグマン40040025.0km/L
カワサキNinja40040024.8km/L 
カワサキZ40040024.8km/L 
ホンダ CB400SF40021.2km/L

750㏄クラスの燃費ランキング

750㏄クラスの燃費ランキング

大型バイクについては、

  • 750㏄まで
  • 750㏄超

の二段階に分けていますが、750㏄以下のクラスでの低燃費トップバイクは、ホンダのNC750

NC750XとNC750Sが同時にトップですが、この2車種のエンジンは共用です。

また、3位のX-ADVも同じエンジンの共用です。

このミドルクラスのバイクも最近人気のカテゴリですが、燃費だけで見るとかなりの差が出ている事がわかります。

もちろん、カワサキの6Rなどは燃費を気にして選ぶ人も少ないように思いますが・・・。

メーカー車種排気量燃費(WMTCモード値)
ホンダ NC750X/NC750S 75028.3km/L
ホンダ X-ADV75027.0km/L
ホンダ レブル50050027.0km/L
スズキSV650X65026.6km/L
スズキVストローム65065024.2km/L
カワサキNinja 65065024.0km/L 
ヤマハMT-0770023.9km/L
ヤマハXSR70070023.9km/L
カワサキVULCAN S65022.8km/L 
ホンダ CB650R65021.3km/L
ヤマハTMAX53053020.6km/L
スズキGSX-S75075020.1km/L
カワサキNinja ZX-6R63618.3km/L 

リッタークラスの燃費ランキング

リッタークラスの燃費ランキング

リッタークラスとしていますが、正確には750㏄超のバイクです。

このクラストップはホンダのアフリカツイン(1100㏄)。

次いで、ヤマハのBOLT(950㏄)でした。

リッターバイクになると、カタログ値(WMTCモード値)では20km/Lを切るのが普通になってきます。

特にSS系は燃費が良くないのは、ある意味では仕方のない事かもしれません。

とは言っても、個人的にはそこまで燃費が悪いとは言えないような気がします。

もちろん、小排気量のバイクと比べてしまえば差は大きいですが、その分優れた走行性能を持っているのですから。

メーカー車種排気量燃費(WMTCモード値)
ホンダCRF1100AfricaTwin110021.3km/L
ヤマハBOLT95021.2km/L
カワサキW80080021.1km/L 
スズキVストローム1000100020.5km/L
カワサキZ900RS90020.0km/L 
ヤマハMT-0990019.7km/L
ヤマハTRACER90090019.7km/L
ヤマハXSR90090019.7km/L
スズキKATANA100019.1km/L
スズキGSX-S1000100019.1km/L
ホンダ CB1100110018.9km/L
ヤマハNIKEN85018.1km/L
カワサキNinja H2 SX SE100017.9km/L 
ホンダ GOLD WING183317.7km/L
ホンダ CBR1000RR100017.7km/L
スズキ隼(生産終了)130017.6km/L
カワサキVERSYS 1000 SE100017.6km/L 
カワサキZ1000100017.5km/L 
カワサキNinja 1000100017.5km/L
ホンダ CB1300SB130016.8km/L
カワサキNinja ZX-10R100016.8km/L 
ホンダ CB1100R110016.7km/L
ヤマハFJR1300AS130016.6km/L
スズキGSX-R1000R100016.6km/L
ヤマハMT-10100014.0km/L

カタログ値と実燃費には違いが出る

前述のランキングは、あくまでもメーカーのカタログ値を基にしています。

そのため、実際の燃費とは差が出て来るでしょう。

過去に定地燃費値しか表示がなかった時には、カタログ値の5割~7割くらいの実燃費になるケースが一般的でした。

ただ、WMTCモード値ではここまでの乖離が出る事は考えにくく、多くの人は8割~9割くらいの実燃費で走行ができると思います。

また、人によってはWMTCモード値よりも燃費良く走れるというケースもあるでしょう。

まずは、自分のバイクの燃費(実燃費)を知っておくことから初めて見ると良いかもしれません。

関連記事バイクの燃費の計算方法は?燃費を向上させるコツや走り方も解説

まとめ:燃費最強バイクはスーパーカブ50

排気量別に区分しましたが、全ての総合ランキングでは、ホンダのスーパーカブ50が燃費最強バイクです。

ちなみに、燃費が良いとされている車のプリウスですが

  • カタログ値で34km/L~40km/L ※グレードによる
  • 実燃費で25km/L~28km/Lほど

と言われています。

こうしてみると、いかにスーパーカブの燃費が凄いかが分かりますよね。

もちろん、カブだけでなくバイク自体が燃費の良い乗り物です。

バイクは燃費だけで選ぶわけではありませんが、バイクの魅力のひとつとして浸透してほしいですね。

※本記事は2019年9月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。
※2020年1月に更新しました。