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バイクのヘルメットは5種類!メリットやデメリットを比較

バイクのヘルメットの種類ヘルメット
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バイクのヘルメットには、いくつかの種類があります。これからバイクに乗る方や、ヘルメットを購入する方の中には、

「ヘルメットの種類が良くわからない・・・」

「どんなヘルメットを選べば良いの?」

こんな疑問をお持ちの方も居るのではないでしょうか?

そのため、ここでは

  • ヘルメットの種類にはどんなものがあるのか
  • それぞれのヘルメットのメリットとデメリット

を中心に解説しています。

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バイクのヘルメットは5種類!

バイクのヘルメットには5つの種類があります。

具体的には、

  • フルフェイス
  • ジェットヘルメット
  • システムヘルメット
  • オフロードヘルメット
  • ハーフヘルメット

の5つです。

それぞれ、安全性性能面価格帯での違いがありますので、それぞれのヘルメットの種類ごとの特徴と共にご紹介していきます。

フルフェイスヘルメット

フルフェイスヘルメット

バイクのヘルメットで一番スタンダードと言っても過言ではないのが、このフルフェイスタイプのヘルメットでしょう。

その名の通り、スッポリと顔(頭)を覆うタイプです。

フルフェイス(5点満点)
安全性★★★★★
視界★★★
高速走行の安定度★★★★★
暑さ(夏場の快適さ)★★
寒さ(冬場の快適さ)★★★★★
価格(安さ)★★

フルフェイスのメリット

一番のメリットは、やはりその安全性でしょう。

サーキットやレースでは100%フルフェイスを使用しているように、万が一の転倒時も顔や頭部を衝撃から守ってくれます。

比較的どんなバイクとも似合うのも特徴で、特にスポーツタイプとの相性は抜群

他にもネイキッドやスクーター、アドベンチャーなど色々なバイクに違和感なく使用できます。

シンプルな単色や、派手なグラフィック等のカラーリングも色々あるので、自分の好みやバイクのカラーに合わせて選べるのも魅力。

敢えて言うなら、ハーレーやアメリカンとはスタイル的にちょっと相性が悪いかも知れませんね。

また、走行中の安定度も良く、高速でも安定して走る事ができます。

ヘルメット選びに迷ったら、第一にフルフェイスを検討してみると良いでしょう。

価格面も非常に幅が広いです。アライやSHOEIのハイスペックモデルだと6~7万するものもありますが、2~3万円台でもたくさんあります。

フルフェイスのデメリット

デメリットとしては、スッポリと頭と顔が覆われているので、夏の快適度はイマイチでしょう。

特に真夏の渋滞や信号待ちなどは最悪です。

ただ、ある程度のスペックのものだと、ベンチレーション(空気の流れる通風口のこと)がしっかり設置されているので、走行中は夏でも意外と快適だったりします。

ベンチレーションの無いものだと、夏場は走行中でもかなり暑いです・・・。

逆に冬は遮断されている分、寒さには強いですが、自分の息などで曇る事もあります。その場合にはきちんと曇り止めの対策もしておく必要があります。

また、構造上他のヘルメットに比べると重いです。ただ、同じフルフェイスでも、各メーカーやモデルによって重量差がありますので、購入する時は重さもチェックしておくと良いでしょう。

あとは、初めてフルフェイスを被ると、視界の狭さが気になると言う人も多いです。ただ、これは使い続けているうちに慣れてくるので、それほど気にすることは無いでしょう。

ジェットヘルメット

ジェットヘルメット

ジェットヘルメットは、頭頂部・後頭部・側頭部を覆う形になっており、あごと顔の部分が空いているので「オープンフェイスヘルメット」とも呼ばれています。

顔の部分はシールドで覆っていますが、シールドは開閉ができるようになっています。

また、ファッション性の高いシールドがないタイプのものがあります。

こっちは、ハーレーなどアメリカンに乗る方などが多く利用しますが、やはり安全面では劣ります。

シールドが無いタイプは、スナップボタンでパチパチと留める後付けシールドも販売されています。

ジェットヘルメット(5点満点)
安全性★★★
視界★★★★
高速走行の安定度★★★
暑さ(夏場の快適さ)★★★
寒さ(冬場の快適さ)★★
価格(安さ)★★★
※シールド着用時

ジェットヘルメットのメリット

まずは、フルフェイスに比べると解放感が全然違います。視野も広く感じるので、通常時の快適性は非常に優れているヘルメットでしょう。

また、顎の部分が空いていたり、シールドの開閉ができるので、そのまま飲み物が飲めたりするのは意外と便利だったりします。(いちいちヘルメット脱ぐのが面倒な時って結構あるんですよね・・・)

夏場でも比較的涼しいので、冬場はフルフェイス、夏場はジェットタイプと併用するバイク乗りの方も多いですね。

もちろん、メーカーやモデルにも依りますが、フルフェイスよりも安価に購入できるのもジェットの良さですね。

ネイキッド系のバイクや、ツアラー、アメリカン、スクーターで使用している方が多いです。クラシック系のバイクも相性は良いでしょう。

ジェットヘルメットのデメリット

安全面では、フルフェイスには劣るのは否めません。

実は、転倒時に「顎」をケガする方は非常に多い事はデータでも実証されています。

頭はしっかり守られているのですが、必要最低限という言い方が正しいでしょう。

もちろん、シールド無しで転倒すれば顔がズルズルに・・・(恐怖)

また、冬ははっきり言って寒いです。シールドがあるので意外と大丈夫そうですが、顎、首回りからの風の侵入は完全には防げません。

一般道であればそれほど気になりませんが、高速走行時は、ネックガードなどをフル活用して、何とか防御できるかどうかと言った具合でしょう。

システムヘルメット

システムヘルメット

システムヘルメットは、比較的最近出てきたタイプのヘルメットです。

フルフェイスのよう全体を覆いつつも、ジェットヘルメットのように、前面が開閉する(フリップアップと言います)仕組みになっています。

システムヘルメット(5点満点)
安全性★★★★★
視界★★★
高速走行の安定度★★★★★
暑さ(夏場の快適さ)★★★
寒さ(冬場の快適さ)★★★★★
価格(安さ)

システムヘルメットのメリット

フルフェイスで優れている、安全性、走行中の安定度、冬場の快適性を保ちつつも、ジェットヘルメットのように開閉ができるので利便性まで兼ね備えています。

夏の暑い時や、ちょっと喉が渇いた時に、パカッとフリップアップできるので便利ですよね。

一瞬だけコンビニに寄りたい時なども、フルフェイスだとアウトですが、開閉して顔出しで入れば、まぁセーフでしょう。

機能的には物凄く優れているヘルメットです。

システムヘルメットのデメリット

デメリットとしては、まず価格面です。機能が優れている分、同じメーカーならフルフェイスよりも高価です。

また、重量が結構あるので長時間乗るとかなりの疲労感を感じる方も多いのが特徴です。(フルフェイスよりも重たいです。そしてちょっと大きい。)

安全面は、もちろんフルフェイスと同等の安全性があります。転倒時の衝撃によっては、開閉部分が破損する恐れはありますが、しっかり顔面やあごは守ってくれます。

ジェットよりは間違いなく安全です。

ただ、個人的には、意外と使用している人が少ないような気がしています。

そのせいか、モデル数やカラーバリエーションがまだまだ少ない事もデメリットかも知れません。

オフロードヘルメット

オフロードヘルメット

オフロードヘルメットは、その名のとおりオフロード用のヘルメットです。

林道やモトクロスなどをやる人の多くが使用しています。

バイザー(つば)やチンガード(顎を守る)があるのが特徴です。

基本的には、シールドが付いていないのでゴーグルなどを着用するのが一般的ですが、最近はシールドがあるタイプも増えてきています。

オフロードヘルメット(5点満点)
安全性★★★★★
視界★★★★
高速走行の安定度★★
暑さ(夏場の快適さ)★★
寒さ(冬場の快適さ)★★★★★
価格(安さ)★★
※寒さはシールドありの場合

オフロードヘルメットのメリット

バイザーが付いているので日差しを遮ったり、林道走行中の枝などから守る役割があります。また、泥ハネなどにも効果的です。

チンガードがある事で、フルフェイスに比べ、息苦しさを感じないのも特徴です。

ただ、オフロードを走行しない場合には、あまり意味が無いかも知れませんね。

当然ですが、オフ車との相性は抜群。

また、市街地でも、モタードなどにはオフヘルメットが非常に似合います。アドベンチャー系のバイクもアリですね。

グラフィック系のデザインも豊富で、カッコいいデザインのものが多いです。

オフロードヘルメットのデメリット

前述の通り、オフ車やアドベンチャー、モタード以外ではスタイル的にあまり合うバイクがありません。

また、バイザーがあるので、高速走行中は結構風圧を受けます。

高速でスピードを出したり、顔を横にした瞬間は風で頭が持って行かれそうになります。

ハーフヘルメット

ハーフヘルメット

半キャップ、半帽、半ヘルなどと呼ばれているのがハーフヘルメット

耳より上の頭部しか覆っていないので、安全面ではかなりの不安がありますね。

ハーフヘルメット(5点満点)
安全性
視界★★★★★
高速走行の安定度
暑さ(夏場の快適さ)★★★★★
寒さ(冬場の快適さ)
価格(安さ)★★★★★

ハーフヘルメットのメリット

一番は、解放感がある事でしょう。

ほとんど帽子のようなものなので、夏場は涼しいですね。

また、価格面でも数千円から購入できますので、購入コストが掛かりません。

見た目だけの問題ですが、ワイルドな感じが出せるので、ハーレーやアメリカンのバイクとの相性は非常に良いですね。

125cc以下のスクーターも良く似合います。(規格付きのハーフヘルメットをおすすめします)

ハーフヘルメットのデメリット

やはり安全面

転倒時には、(もちろんノーヘルよりかは良いですが)衝撃やダメージから守ってくれる事は期待しない方が良いです。

後頭部は露出していますし、耳や顔もむき出しです。

転倒や事故の時には、それ相応の事態になる覚悟は必要です。

また、高速でも直接風の抵抗を受けるので、非常に疲れます。

また、ハーフキャップにサングラスでハーレーに乗っている方も多くみますが、風の巻き込みがあるので、中では涙目になっていたりすることもあります。

かっこよく乗るためには、リスクと我慢が必要という事です。

ヘルメットの種類ごとの比較とまとめ

 フルフェイスジェットシステムオフロードハーフ
安全性★★★★★(5)★★★(3)★★★★★(5)★★★★★(5)★(1)
視界★★★(3)★★★★(4)★★★(3)★★★★(4)★★★★★(5)
高速走行の安定度★★★★★(5)★★★(3)★★★★★(5)★★(2)★(1)
暑さ(夏場の快適さ)★★(2)★★★(3)★★★(3)★★(2)★★★★★(5)
寒さ(冬場の快適さ)★★★★★(5)★★(2)★★★★★(5)★★★★★(5)★(1)
価格(安さ)★★(2)★★★(3)★(1)★★(2)★★★★★(5)

それぞれ形が違いますし、やはり似合うバイクや似合わないバイクがあるのも事実です。

ただ、どのバイクには、どのヘルメットと言う決まりがあるわけではありません。

見た目を選ぶ方もいれば、安全性重視の方も居るでしょう。

結局のところは

  • どこに重点を置くのか(安全面?見た目?価格?)
  • 好きなヘルメットを選ぶ

というのが一番ではあります。

ただ、やはりバイクは転倒する可能性がある乗り物です。

ある程度は、安全面を重視したヘルメット選びをすることをおすすめします!

※本記事は2019年6月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。
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