初めてのバイクのユーザー車検!流れや費用・必要書類を詳しく解説

初めてのバイクのユーザー車検 バイクの車検

バイクの車検を受けようと思った時には、大きく2つの方法があります。

ひとつは、バイク屋さんや用品店のPITサービスなどにお願いする方法。

もうひとつが、自分で検査場に持ち込む「ユーザー車検」です。

ユーザー車検については、

「ユーザー車検だと安いって聞いたんだけど・・・」

「やってみたいけど、よくやり方がわからない・・・」

「初めてなのでちょっと不安・・・」

こんな悩みや不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そのため、ここでは

  • バイクのユーザー車検を自分でやる方法と流れ
  • ユーザー車検に必要な費用や書類
  • ユーザー車検の予約方法
  • メリットデメリット

にポイントを絞って、詳しく解説しています。

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バイクのユーザー車検は初めてでも大丈夫?

おそらく、この記事に辿り着いた方は、初めてバイクのユーザー車検にチャレンジしようとお考えの人が多いのではないでしょうか?

そして、ユーザー車検の方法を知りたいと思っていたり、また、少々の不安な気持ちをお持ちなのだと思います。

でも安心して下さい、初めてでも大丈夫です!

筆者も同様に、初めての時には不安いっぱいでした。でも、やってみると結構簡単なものです。

また、新しい車検証を手にした時には、やり遂げた達成感が味わえます! 手続きの方法や流れなど、体験をもとにできるだけ詳しく解説していきますので、参考にしていただけたら幸いです。

ちなみに、すでに車検が切れてしまっている場合には公道走行ができないので、バイクを持ち込めません。そんな時は仮ナンバーを取っておくと走行できるようになります。

>関連記事:仮ナンバーの取り方

バイクのユーザー車検に必要な書類

バイクのユーザー車検に必要な書類

まずは、車検受けるにあたって、必要なものを準備しましょう。

必要書類は 、以下の通りです。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 軽自動車税納証明書(継続検査用)
  • 自賠責保険証明書
  • 点検整備記録簿(無くてもOK!)

また、その他に必要なものとしては

  • 印鑑(認印)
  • 車検費用2万円ちょっと(この後で詳しく解説)
  • 予約番号(このあとで詳しく解説)

車検証は今現在のもの、納税証明書は毎年5月に税金を納めているはずなので、その時に控えを持っているはずです。

もし、紛失してしまった時には再発行が可能です。

詳細は、以下の記事の中で詳しく記載してありますので参考までに。

≫関連記事:納税証明書を紛失した時の対応方法

また、自賠責保険証明書は今現在の物を用意しておけば大丈夫です。当日に車検場で更新ができます。

最後の点検整備記録簿に関しては、無くても問題ありません。

「車検後に行いますので、前検査(後整備)でお願いします」と伝えておけば大丈夫なんです。(結構アバウトな感じですよね)

ただ、できる事なら自分で点検をして記録簿を書いて見ると良いでしょう。実際にやってみると、それほど難しいものでもありません。

≫関連記事:法定点検は自分でやっても良い?点検整備記録簿の書き方

前検査(後整備)

バイク屋さんなどに車検を依頼すると、バイクの検査(車検)と24ヶ月点検(法定点検)を一緒に行います。先に法定点検をして、点検整備記録簿を作成してから車検場にバイクを持ち込むという流れです。
ただ、法定点検と車検は別物なので、車検後に法定点検整備を行う流れ(前検査)でも問題は無いのが現状です。
また、この前検査の場合には、車検証に『点検整備記録簿なし』と記載され、後日、整備状況を問い合わせるハガキが届きますが、車検自体には問題はありません。

バイクのユーザー車検に掛かる費用

ユーザー車検のメリットのひとつが、費用が安いという事です。

ショップにお願いすると、24ヶ月の点検費用や、整備費用、また、車検の代行費用が掛かります。

一方で、全部自分でやるユーザー車検はこれらの費用が掛からないから安いと言う訳ですね。

具体的には、以下の費用が必要なので用意しておきましょう。

  • 自賠責保険料・・・11,520円(24ヶ月)
  • 重量税・・・3,800円~5,000円
  • 印紙・証紙代・・・1,700円
  • 用紙代・・・無料~数十円(車検場による)
※車検が切れてしまっているバイクの場合には、自賠責保険は25ヶ月加入が必要になります。

重量税は、バイクの初年度登録の年数によって変わってきます。

仮に5,000円だったとしても、ユーザー車検だと20,000円以下で車検を通すことができると言う訳です。

ユーザー車検にチャレンジする人が増えるのもわかりますよね。 あと、(詳しくは後述しますが)車検を受ける時にテスター屋さん(光軸の検査)を依頼する場合には、1,500円くらい掛かりますので、多少余裕をもって用意しておくと良いでしょう。

バイクの重量税

251cc以上のバイクの場合には、車検時に以下の費用が掛かります。【初年度登録から12年以内・・・3,800円、初年度登録から12年~17年・・・4,600円、初年度登録から18年越え・・・5,000円】

また、ショップやバイク用品店などに車検を依頼した時の費用については以下の記事にまとめていますので、良かったら参考にしてみて下さい。

≫関連記事:バイクの車検に掛かる費用はいくら?

バイクのユーザー車検の予約方法

バイクのユーザー車検の予約方法

現在は車検を受ける場合には、基本的に「予約制」になっています。

予約はネットで予約ができますので、準備が整ったら予約を取りましょう。

国土交通省_自動車検査インターネット予約サイト

アカウント作成して、希望の車検場での日程を予約します。(※検査場は平日のみです)

また、車検は満了日の1ヶ月前から受けることが可能。

仮に1ヶ月前に受けても、現在の満了日から2年が次の満了日になるので損をすることはありません。万が一、車検が通らなかった時に慌てないで済むように、できるだけ早く受けるのがおすすめですよ。

関連記事:バイクのユーザー車検の予約方法を詳しく解説!

バイクのユーザー車検の当日の流れ

必要な書類や費用が準備できて、予約も取れたらいよいよ車検の当日ですね。

少々緊張しますが、順番にすすめていけば大丈夫です!

ただ、検査前に書類の作成や自賠責保険の加入、(場合によってはテスター屋も)を行う必要があります。初めての場合には、時間に余裕をもって行くようにしましょう!

当日は、次のような流れです。

バイクのユーザー車検の流れ
  • Step1
    自賠責保険の加入(更新)

    車検の更新に合わせて自賠責保険も2年加入(更新)をしなくてはなりません。自賠責保険窓口があるか、なければ代書窓口、行政書士窓口と言う名称の窓口で加入ができます。

  • Step2
    申請書などの書類の入手

    だいたい、自賠責保険の窓口で「申請も必要か」を聞かれるので、ここで一式を入手します。「自動車検査」「継続検査申請書」「自動車重量税納付書」の3つです。
    また、書類の作成で「代書も必要か」と聞かれますので、丁重にお断りして自分で書けば無料です。
    もちろん、記載をお願いすることも可能ですが、1,500円~2,000円程度かかる事が一般的です。

  • Step3
    印紙の購入

    なかには、書類を入手する時に一緒に印紙を購入できる場合もあります。もし、別であれば「印紙購入窓口」がありますので、ここで印紙を購入します。車検の「手数料分の印紙と証紙(1,700円)」と「自動車重量税印紙(3,800~5,000円)」ですね。(筆者はいつも書類一式を渡してしまいます。そうすると窓口の方が貼ってくれます♪)

  • Step4
    書類の作成

    書類を入手したら、「ユーザー車検窓口」に移動して、入手した書類を作成します。ユーザー車検窓口のそばに、必ず書き方見本が掲示されています。焦らずに見本通りに記載していけば大丈夫です。
    ただ、ボールペン記入のところと、鉛筆記入のところがあるので注意してくださいね。
    また、ここで予約を取った時の予約番号の記入欄があるので、忘れないようにしておいてください。

  • Step5
    車検の受付

    種類作成が終わったら、そのまま受付を行います。ここまでで以下の書類が揃っているはずです。

    • 車検証
    • 軽自動車税納税証明書
    • 自賠責保険証(新しいもの)
    • 点検整備記録簿(無くてもOK)
    • 自動車検査
    • 自動車重量税納付書
    • 継続検査申請書

    これらをまとめて窓口に渡せばOKです!ちなみに、車検の予約時間に応じて、窓口受付の時間も決まっているはずですので、この時間に合わせて受付をするのが基本です。

  • Step6
    検査ライン

    さぁ、いよいよ検査本番。バイクを二輪のラインに持って行って、検査員に書類を渡してスタートです。
    ここでのポイントは「初めてなので宜しくお願いします」と言ってしまう事。検査員も、業者じゃなくて初めてのユーザーとわかると、丁寧に教えてくれます。変に、かっこつけるよりも、ちゃんと伝えた方が絶対楽です。

    あとは、検査員の指示に従って、ブレーキやスピードメーター、光軸、車体のサイズなど順番に検査していくだけ。終わったら(合格したら)検査済!ハンコが貰えます。
    めちゃくちゃ嬉しい瞬間ですね。検査自体に掛かる時間は、何も問題がなければ5分~10分ほどで終わります。

  • Step7
    新しい車検証の交付

    「継続車検窓口(持込検査窓口)」に行って、合格の書類一式を渡せばOKです。新しい車検証とステッカーが貰えます。
    達成感が味わえる瞬間です!

各運輸支局(検査場)によって、多少の流れや窓口の名称などが異なる場合があります。

ただ、どこの検査場にも案内板が掲示されていますので、慌てず順番にまわれば問題ありません。

  • 「ユーザー車検」
  • 「継続検査(車検の更新のこと)」
  • 「二輪」

これらのキーワードをもとに、案内板などを見ながら進めれば大丈夫です。(また、「初めて」と言うと、窓口の方も「次は○○へ行って下さいね」と教えてくれるので心配無用です)

バイクのユーザー車検の案内図
こんな感じで回る順番が表示されています。

バイクの車検の検査項目はどこ?

ユーザー車検に必要なものや予約、当日の流れを解説しましたが、重要なのは検査項目

「バイクの車検ってどこをチェックされるの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのでは。

ここでは、大まかな説明になりますが、主に

  • スピードメーターのチェック
  • ブレーキ制動力のチェック
  • ヘッドライトの光量や光軸チェック
  • 排ガス、騒音検査
  • 灯火類の検査
  • 外観、サイズの検査

と言う感じ。

基本的に、車検は保安基準に沿っているかの検査です。

そのため、当たり前ですが車検適合外のマフラーが付いていたり、ハンドルを変えてサイズが変わっていたりすると不合格になります。(サイズは構造変更がされていれば問題なし)

純正、ノーマルのバイクならば、よっぽどの事がなければ合格します。

また、検査に最も落ちると言われているのが「光軸検査」ですね。

光軸とはヘッドライトが照らす方向の事ですが、この方向が走っているうちにズレてしまう事が良くあると言う訳です。

特に、古いバイクや、前回の車検からの走行距離が長い(たくさん走行した)場合などは注意が必要です。 そこで、聞いたことがあるかも知れませんが、ユーザー車検をする前に「テスター屋さん」に行く人がいると言う訳です。

関連記事:バイクの車検の検査項目はどこ?チェックされるポイントを解説

ユーザー車検をする前にテスター屋に行くべき?

ーザー車検をする前にテスター屋に行くべき?

テスター屋とは、車検に受かるために事前に検査項目をチェックしたり、受かるように調整してくれる業者の事です。

せっかく車検を受けに行っても、検査に落ちたら意味がありませんよね。

そのため、受かるか不安のあるバイクや車の場合には、事前にテスター屋でチェック&調整をすると言う訳ですね。(整備や部品交換は基本的にやっていません)

テスター屋さんは、車検場(運輸支局)に行くと、すぐそばに必ずと言っていいほど店(工場)を構えています。(民間の企業なので運輸局の敷地外です)

  • 「テスター屋」
  • 「ライト調整、光軸調整」
  • 「予備車検」

こんな名前の看板を掲げているのですぐ見つける事ができます。

では、ユーザー車検をする場合には、テスター屋に寄ったほうが良いのでしょうか?

結論としては、「行かなくても問題ない」です。

ただ、少々古いバイクなどの場合や、不安な場合には「光軸だけ」チェックしてもらうと良いでしょう。光軸だけであれば、だいたい1,500円くらいでチェックしてくれます。

また、LED化やHID化などしている場合も、事前にチェックしておいた方が良いです。

光軸だけなら「当日調整→再検査」も可能ですが、バルブ交換となると現地でやるのは少々大変です。

もし、カスタムが多いバイクや、騒音や排ガス、車格(サイズ)など色々な項目で不安が多い場合には、色々見てもらっても良いかも知れませんね。ただ、このようなバイクは、あまり初めてのユーザー車検は向いてないかも知れません。

ユーザー車検に落ちた場合はどうなるの?

もし車検に落ちた場合には、初回を含めて3回までチャレンジが可能です。

例えば、良くある「光軸がずれている」と言うケースで落ちたら、そのまま近隣のテスター屋にいって調整してもらい、再検査をしてもらうという事ができます。(これは結構あるケース)

再検査の旨を伝えれば、不合格になった所だけ検査してくれます。

ただ、修理や整備が必要な場合など、当日中の再検査が難しい場合もあるでしょう。

その場合には、窓口で「限定自動車検査証」というものを発行してもらう事ができます。

これは、当日を含め15日間の有効期限がありますので、この期間内であれば、不合格箇所のみの検査で車検を受けることができるのです。(検査手数料は掛かります)

もし、15日以上経過して車検を受けるとなると、もう一度最初から全部の検査を受けなくてはならないと言う訳ですね。

初めてのユーザー車検に掛かる時間は?

実際にラインの時間(検査員が検査をする)時間自体は5分~10分程度です。

ただ、その前に受付や書類の入手などの手続きがあります。初めてのユーザー車検では、むしろこの書類関係に時間が掛かるものです。(特に書類作成)

慣れている方ならともかく、自賠責加入、書類入手と作成で30~40分くらいは見ておくと安心です。

通常、車検場は4つのラウンド(実施の時間区分)に分かれています。

こんな感じ。 (参考例)

ラウンド検査時間受付時間
1ラウンド9:00~10:158:45~10:00
2ラウンド10:30~12:0010:00~11:45
3ラウンド13:00~14:1512:45~14:00
4ラウンド14:30~16:0014:00~15:45

予約をとった受付開始時間の30分前くらいには到着して、自賠責や書類作成などを進めておくと安心です。

時間は車検場によって異なるので、予約時に確認してください。

バイクのユーザー車検のメリットとデメリット

ユーザー車検を受ける流れについて解説してきましたが、メリットとデメリットについては以下の通り。

ユーザー車検のメリット
  • バイクショップなどに頼むより安い
  • 経験値が上がる
ユーザー車検のデメリット
  • 全部自分でやるので手間・時間が掛かる
  • 平日しか車検場がやっていない
  • 1回で受かる保証はない

もし、ここまで読んで頂いて、やっぱりユーザー車検って面倒だなぁ。

そんな風に思ったなら、バイクショップや用品店、整備工場などにお願いするのもアリだと思います。

安く済ませたい場合には、ホリデーバイク車検などは、かなり安い方です。

以下の記事も参考にしてみて下さい。

まとめ

ちょっとしたコツやポイントとしては、

  • 車検満了日ギリギリではなくて余裕を持って受ける
  • 窓口や検査員には「初めて」と言ってしまった方が丁寧に教えてくれる
  • 書類が多いので、クリアファイルとかあると便利
  • 当日は受付までに書類作成などがあるので早めに行くと良い

と言う点です。特に2つ目が押しポイントです。

ユーザー車検の一番の魅力は、やっぱりコスト面です。

通常、バイクショップに、「法定点検や必要な整備」と合わせて車検を依頼すると5~7万円ほどは掛かるものです。

それが2万円弱でできるのは魅力ですよね。

ただ、もちろん車検を通すことは大事ですが、バイクを安全・安心に乗れる状態にしておく事は非常に重要です。

そのために、プロ(バイクショップ)に点検・整備をしてもらう事は凄く意義のある事。

筆者も、ユーザー車検は何度も行っていますが、定期的にショップに法定点検や整備をお願いしています。

残念ながら、ユーザー車検を前検査(後整備)で通して、そのまま法定点検をしない人も居るのが現状です。もし、ユーザー車検にチャレンジした時には、しっかりと点検整備も行う事をおすすめします。

※本記事は2019年6月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
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