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バイクのウインカーの保安基準は?車検に通る大きさや位置について

バイクのウインカーの保安基準は?車検に通る大きさや位置バイクの車検
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バイクをカスタムする時に、ウインカーの交換をする方も多いのではないでしょうか。

ただ、ウインカーには大きさや取付け位置などの保安基準があり、基準を満たしていないと車検に通らなくなってしまいます。

また、最近は「Eマーク」付きのウインカーや「シーケンシャルウインカー」も増えてきています。

そのため、ここでは

  • バイクのウインカーの保安基準
  • 車検に通るウインカーとは
  • バイクのウインカーのEマーク
  • シーケンシャルウインカー(流れるウインカー)

などについて詳しく解説しています。是非参考にしてみて下さい。

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ウインカーを交換すると車検に通らない事がある

バイクを車検に通すためには、保安基準に適合していなくてはなりません。

保安基準とは、自動車(バイク)が安全に走行できるために国が定めた基準の事です。

ウインカーにおいても、「道路運送車両法の保安基準第41条、方向指示器」で、明るさや色、取付ける位置などが明確に決まっています。

そのため、ウインカーを交換やカスタムした時には、保安基準を満たしていないと車検に通らないと言う訳です。

また、厳密には車検に通らないだけではなく、保安基準を満たしていないバイクで走行すると、違法になってしまいます。(整備不良、もしくは不正改造)

なので、事前に保安基準を把握しておくことは非常に大事なことです。

ちなみに、250㏄のバイクなど、車検がなくても保安基準を守らなくてはならない事は一緒です。

バイクのウインカーの保安基準

バイクのウインカーの保安基準

では、バイクのウインカーの保安基準はどのようになっているのでしょうか。

ウインカーの保安基準
  • 光源のワット数は10W以上60W以下
  • 照明部の面積は7㎠以上
  • 灯光の色は橙色
  • レンズにヒビや著しい汚れがないこと
  • 毎分 60 回~120 回の一定周期で点滅すること
  • フロントは最内縁が240mm以上離れていること
  • リアは発光面の中心が150mm以上離れていること
  • バイクの中心面に対して左右対称で付いていること
  • 地上 2.3m 以下の位置に付いている事
  • ウインカーの内側方向20°外側方向80°の範囲のどこからでも視認できる事

ざっと一覧化すると、以上のような決まりがあるという事です。(多いですね・・・)

また、詳しくは後述しますが、「Eマーク」が付いているウインカーにおいては、上記の基準を満たしていなくても大丈夫な場合があります。

ただ、基本的には上記の基準を守る必要があると言う訳ですね。

では、もう少し詳しく説明していきましょう。

ウインカーの明るさや発行色・面積の保安基準

まず、わかりやすいのは色です。

ウインカーの色は橙色(オレンジ)でないとNGです。

ウインカーのレンズが橙色か、クリアレンズならLEDやバルブがオレンジなら問題ありません。

気になるのがスモークレンズの場合です。これは微妙ですが、光った時にオレンジ色で、明るさの基準をクリアしていれば大丈夫です。

では、明るさはどれくらいかと言うと、10W~60Wの範囲が保安基準。

それから、ウインカーの照明部の面積にも決まりがあります。

7㎠以上の面積がないと車検には通りませんので、注意が必要ですね。
(※Eマーク付きなら大丈夫です。詳しくは後述)

また、レンズにヒビが入っていたり、大きな傷があっても車検には通りませんので、これも注意してください。

平成17年以前のバイク

平成17年12月31日以前に製造されたバイクの場合には、旧基準が適用されます。その場合には、光源のワット数は10W 以上(上限なし)になります。

ウインカーの点滅の保安基準

ウインカーの保安基準には、点滅の周期も決まっています。

「毎分 60 回~120 回の一定周期」

となっていますので、ウインカーの点滅があまりにも遅すぎたり、または早すぎてもNGです。

また、点滅しないとか、早くなったり遅くなったり不安定でもダメという事ですね。

ウインカーの取付け位置の保安基準

取り付ける場所にも決まりがあります。

繰り返しになりますが、

  • フロントは最内縁が240mm以上離れていること
  • リアは発光面の中心が150mm以上離れていること
  • バイクの中心面に対して左右対称で付いていること
  • 地上 2.3m 以下の位置に付いている事
  • ウインカーの内側方向20°、外側方向80°の範囲のどこからでも視認できる事

となっています。

まず、フロントのウインカー

左右のウインカーが24センチ以上離れていないとNGです。注意点としては、左右のウインカーの内側の端で測るという事です。

一方、リアウインカーは15センチ離れていれば大丈夫ですが、測る基準は発光面の中心。

紛らわしいですね・・・。

それから、バイクの中心から見て左右対称に付いていないといけません。

右ウインカーは上の方、左は下の方についていたらダメという事ですね。

高さは問題ないでしょう。(2.3mより高い位置につけるバイクなんて無いですよね・・・)

最後の視認範囲においては、図で見た方がわかりやすいと思います。

要は、周りの車(人)が気付きやすいように、ウインカーが見える「範囲」が決まっているという事ですね。

図は、フロント&右側ですが、前後左右どのウインカーも内側20度、外側80°です。

また、視認範囲は取付け位置だけでなく、ウインカーの形状も影響してくるでしょう。

発光面が「めり込んでいる」ようなウインカーだと、対象範囲の中で見えない場所が出てきてしまいます。

以上がバイクのウインカーの「基本的な」保安基準です。

詳細は、国土交通省のホームページで確認ができますので、一度見てみると良いかも知れませんね。

参考≫道路運送車両法の保安基準

ウインカーは41条の「方向指示器」です 。

LEDウインカーは車検に通る?

最近はLEDのウインカーも増えて来ています。よく、

「LEDのウインカーは車検に通るの?」

と言う疑問を持たれる方も多いようです。

結論としては、LEDウインカーでも問題ありません。

問題はLEDかどうかではなく、「保安基準を満たしているかどうか」という事です。

そのため、LEDでも保安基準を満たしていれば大丈夫です。逆に、保安基準を満たしていないLEDウインカーは車検に通りません。

また、LEDのウインカーで良くあるのが「Eマーク付き」です。

このEマークについて説明していきましょう。

Eマーク付きのウインカー

Eマーク付きのウインカー

基本の保安基準に該当していなくても、「Eマーク」付きのウインカーの場合には、保安基準に適合しているとみなされます。

例えば、どう見ても7㎠の面積が無い小さなウインカー。

それでもEマーク付きなら問題ないという事になります。

では、Eマークとは何なのでしょうか。

Eマークとは、国連欧州経済委員会規格(ECE規格)に適合した自動車部品に付くマークの事で、ヨーロッパの規格です。

基本的に、車の法規制や基準はどこの国も独自の基準を持っています。

ただ、これだけグローバルな時代になっている中で、それぞれが自分の国の基準に固執していると、色々な面で損をしてしまいます。

例えばですが、同じ車(バイク)でも海外仕様のものを作って、輸出する国に合わせたり。(面倒だし、コストも掛かります)

そのため、世界的に足並みを揃えてきましょうと、自動車の技術や法規の国際的な調和が進んで行っているという事ですね。

そのような中で、日本も「Eマークが付いていれば、保安基準に適合している事にします(相互承認)」と決めたと言う訳です。

参考:国土交通省

ただ、注意が必要なのは「Eマークが付いていても駄目な部品もある」という事。

相互承認とする品目が決まっているのです。

現時点では、ウインカーやミラー、ブレーキランプ、リフレクターなどが指定品目になっていますね。

参考≫相互承認の対象項目(PDF)

まとめると、ウインカーは

  • 基本の保安基準を満たしている事が必要
  • Eマーク付なら保安基準を満たしている事になる

という事です。

もうひとつ注意点があります。

それは、Eマーク付きでも、取付け位置などは本来の保安基準を守る必要があるという事です。

シーケンシャルウインカーでも車検に通る?

シーケンシャルウインカーでも車検に通る?
出典:デイトナ

LEDウインカーや、Eマーク付きのウインカーが増えるに連れて、バイクでもシーケンシャルウインカーが増えて来ています。

シーケンシャル(連鎖式点灯)ウインカーとは、点滅が流れるウインカーの事。

昔は大型トラックに付いているイメージでしたが、最近は車の高級車のイメージの方が強くなってきていますね。

このシーケンシャルウインカーも保安基準に沿っていれば、もちろん車検に通ります。

ただ、点灯について気を付けなくてはならない事もありますので注意が必要です。

  • 内側から外側に点滅していく事
  • 点滅周期は毎分60~120回
  • 一定の速度(リズム)で流れる事
  • 最後のLEDが消えるまで、他のLEDが消えない事

この4つが注意点です。

点滅周期は、60~120回ウインカーが流れるという事です。

また、4つ目は、「流れて行く時にLEDの点灯が積み上げられていく」という事です。

「1個点灯→2個点灯→3個点灯・・・最後が点灯」となって、最後は全部点灯してから消えなければいけません

2個目が点灯した時に1個目が消えたらダメという事です。

出典:デイトナ

Eマーク付きのものなら、まず問題ありませんが、そうでないものや自作する時には注意してください。

まとめ

ウインカーの保安基準は、主に

  • 光量(明るさ)と色、点滅周期
  • 照明部の面積
  • 取付位置
  • 視認できる範囲

の4点がポイントになる事を覚えておくと良いでしょう。

最近はEマーク付きのウインカーが増えてきており、カスタムや交換の選択肢も増えて来ています。

そのため、ウインカーカスタムもしやすくなっていると言えます。

ただ、Eマーク付きなら安心と言う訳ではありません。取り付ける位置や視認範囲が基準外なら、車検には通りません。

是非、保安基準を認識したうえで、交換やカスタムを楽しんでみて下さい!

※本記事は2019年7月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
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