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バイクの鍵穴トラブル【回らない・入らない・折れた】時の対処法

バイクの鍵穴トラブル【回らない・入らない・折れた】時の対処法お役立ち情報
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バイクに長く乗っていると、鍵が回りにくくなったり、時には入らなくなったりする事もあります。

また、中には鍵を挿したままで折れてしまった・・・なんてことも。

バイクの場合には、まだまだスマートキーの普及が進んでいないため、鍵と鍵穴のトラブルは良くあります。

そのため、ここでは

  • 鍵が回らない
  • 鍵が入らない(挿さらない)
  • 鍵が折れた
  • 鍵穴にいたずらされた

など、バイクの鍵と鍵穴のトラブルについて詳しく解説しています。

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バイクの鍵が回らない時の原因と対処法

バイクの鍵で、一番良くあるトラブルが「鍵が回らない」と言うケースでしょう。

鍵が回らない原因としては、

  • ハンドルロックが掛かっている
  • 鍵が摩耗している
  • シリンダー(鍵穴)側が摩耗している
  • 鍵穴にごみや異物が入っている、もしくは錆びている

と言うような事が考えられます。

ハンドルロックが原因の場合

まず、ハンドルロックが掛かっていないか確かめてみましょう。

ハンドルロックが掛かっている時は、ハンドルを左右に動かしながら鍵を回すとロックが解除されます。

この時に、くれぐれも力任せに鍵を回すことはやめましょう

鍵が曲がってしまったり、折れたりする原因になります。

なかなかロックが解除できない場合には、後述する専用の潤滑剤などを使用してみてください。

鍵が摩耗している場合

ハンドルロックが掛かっていなければ、次に鍵の摩耗を疑います。

鍵は何度も使用しているうちに、摩耗してシリンダー側とうまく合わなくなって来る事もあります。

もし、スペアキーがあれば、スペアキーで試してみてください。

スペアキーでスムーズに回るようならば鍵の摩耗が原因です。

今後はスペアキーを使うようにすると良いでしょう。

ただ、いずれスペアキーも摩耗してくることもあるので、予備に新しいスペアキーを作成しておくことをおすすめします。

シリンダー(鍵穴)側が原因の場合

最近のバイクは、異物購入を防ぐためにシャッターが付いていますので、大きな異物が入ると言う事はあまり考えにくいでしょう。

また、メーカー側もステンレスなど錆びにくい素材で作っていたり、グリスアップして錆にくくしているのが基本です。

とは言え、錆やゴミ、埃などが原因であったり、シリンダー側の摩耗で鍵が回らない場合もあります。

このような時は、エアダスターなどで汚れを吹いてから、鍵穴専用の潤滑剤を使うことでスムーズに回るようになることも多いです。

ただ、シリンダー側の摩耗が著しい場合には、それでも回らない事もあります。このような時には、キーシリンダーを丸ごと交換するしかないでしょう。

(※シリンダー交換については後述しています)

鍵穴には専用の潤滑剤を使う

鍵穴には専用の潤滑剤を使う

バイクの鍵が回らないときに、良くCRC(クレ5-56)やシリコンスプレーを使う人がいますが、これはあまりおススメしません。

と言うより、やらない方が良いでしょう。 「美和ロック」さんのHPにも記載があります。

鍵穴に、油や市販の合成潤滑油(CRC、シリコンスプレー)などをさすのは絶対おやめください。油に埃がつき鍵穴内部で粘着するため、すぐに作動不良になり、故障の原因になります。

引用:美和ロック
※美和ロックは、錠前と鍵の製造販売をしている国内のトップクラスの会社です。

一時的な潤滑には効果があっても、後でより大きな故障になる可能性があると言う事ですね。

そのため、鍵穴専用の潤滑剤を使うようにしましょう。美和ロックさんからも販売されています。

小さいサイズなら5~600円程度。

バイクの鍵穴以外にも使えますので、ひとつあると便利です。

バイクの鍵が入らない時の原因と対処法

鍵が回らないどころが、鍵が入らない(挿さらない)と言う場合には、

  • 鍵が曲がっている
  • 鍵穴に異物が混入している
  • 鍵穴の中のピンなどが変形している
  • いたずらされている

と言う事が原因として考えられます。

ただ、鍵自体が曲がっていて挿さらないと言う場合には、目で見てわかるくらい曲がっているはずです。

この場合には、鍵屋さんに相談すれば、直してくれたりスペアキーを作って解決することが多いでしょう。

もし、目視で鍵の曲がりがわからないのであれば、鍵穴の方を疑います。

鍵穴を覗いて、特に異物などが確認できない場合には、

  • 鍵を綺麗に掃除する
  • 鍵穴を掃除する(掃除機でゴミを吸引したり、エアダスターで吹くなど)
  • 鍵穴に専用の潤滑剤を吹く

これで、何度か抜き差ししてみると、鍵が入ることもあります。

それでも入らない時には、内部のピンなどの変形の可能性が高いので、シリンダーごと交換の可能性が出てきます。

バイク屋さんに相談するか、レスキュー系の出張鍵屋さんに対応できるか問い合わせてみましょう。

もし、鍵穴を覗いて目で見えるくらいの小石や異物などが詰まってしまっている場合には、取り除けば解決するケースが多いです。

ただ、厄介なのは取り出せない場合です。

無理やり取ろうとすると、シリンダーの破損にも繋がります。

掃除機で吸ってみたり、エアダスターで吹いてみて、それでも取れない場合には、精密ドライバーなどで取れないか試してみます。

この時、中で折れてしまうかもしれない針金や爪楊枝などを使うのはやめておきましょう。よりひどい状況になる可能性があります。

取れない場合には無理をせず、出張の鍵屋さんやバイクショップに相談をしましょう。

バイクの鍵穴にいたずらされた時

鍵が挿さらない原因でもあるのが、鍵穴にいたずらをされてしまうケース。

この場合は、

  • 鍵穴を壊されてしまう
  • 接着剤や、ガム、そのほか異物を突っ込まれる

のふたつのケースが大半です。

ドライバーなどで壊されてしまった場合には、残念ながらシリンダーの交換しかありません。

また、接着剤やガムを詰められてしまった場合には、まずは精密ドライバー等でほじくって取れるか試してみると良いでしょう。

この時、

  • 途中で折れるかもしれない針金や爪楊枝は使わない
  • 取れない場合には無理をしない

事が重要です。

取れない場合には、バイクショップに相談しましょう。最悪、シリンダーごと交換になってしまいますが仕方ありません。

ちなみに、「鍵穴いたずら保証」がある盗難保険もあります。

ZuttoRideClubの盗難保険に加入すると、最大5万円までの鍵穴いたずら補償がついてきます。

盗難保険のZuttoRideclub

鍵が抜けない時の原因と対処法

鍵が抜けない時の原因と対処法

挿した鍵が抜けない(抜きずらい)と言うのも良くあるケース。

この場合も、

  • 鍵穴にごみや異物が入っている
  • シリンダー内の潤滑が足りない
  • 鍵が曲がってしまっている

と言うような事が原因です。

力任せに抜こうとすると、鍵やシリンダーの破損につながりますので、まずは、小刻みに動かしながら抜けないか試してみます。

それでも抜けない場合には、

  • エアダスターや掃除機でごみを除去してみる
  • 鍵穴専用の潤滑剤を吹いてみる
  • そのあとに軽く引っ張りながら小刻みに動かす

これで抜ける事が多いです。

抜けた後は、鍵穴の清掃、専用潤滑剤の注入、それから、鍵自体が曲がっていないかチェックします。

もし、鍵が曲がっている場合には、鍵屋さんで直してもらうか、スペアキーを作成して、新しい鍵を使うようにしましょう。

バイクの鍵が折れた時の対処法

鍵が挿さったままで中折れしてしまった場合には、精密ドライバーやピンセットで抜けないか試してみます。

うまく抜けたなら折れた鍵を鍵屋さんに持っていくとスペアキーを作ってくれます。

もし、どうしても折れた鍵が抜けない場合には、

  • 出張の鍵屋さんを呼ぶ
  • バイクショップに持っていく

のふたつの方法になります。

シリンダー交換になった時の費用はいくら?

鍵のトラブルで、場合によってはシリンダーを丸ごと交換しなくてはならない時もあります。

この場合には、どれくらいの費用が掛かるのでしょう。

車種などによっても変わってくるのですが、一般的には

  • キーシリンダーの交換工賃8,000~12,000円ほど
  • 部品代10,000~(車種によってかなり差がある)

と言う感じです。

原付スクーターなら、もう少し安くなると思いますし、輸入車やビックバイクの場合には高額になりがちです。

そのため、キーシリンダーごと交換になると、安くても2万円ほど、車種によっては3~4万円掛かることもあります。

さらに、この費用は「エンジン始動時の鍵穴交換」の場合です。

もし、シートやガソリン給油口(タンク)の鍵穴も交換すると、倍以上の費用が掛かると思ったほうが良いでしょう。

もちろん、エンジン始動のシリンダー交換だけでも問題ないことも多いですが、その場合には

  • エンジン始動用
  • 給油やシートを開ける用

と複数の鍵を持つことになります。

キーシリンダーを丸ごと交換する羽目になると、思った以上の費用が掛かってしまいます。

そのため、鍵が回らなかったり、入らなかった時には、力任せに無理やり回そう(入れよう)としないことが重要です。

また、スムーズに回らなくなったと感じた時には、早めに掃除や専用の潤滑剤などでメンテナンスすることも重要です。

バイク屋と鍵屋のどちらにお願いするべき?

バイク屋と鍵屋のどちらにお願いするべき?

鍵や鍵穴のトラブルで、自分ではどうにもならない時には、やはりプロに頼むのが安心です。

ただ、状況によって依頼する先も変わってくるでしょう。

  • 合い鍵(スペアキー)を作成したい
  • 鍵が曲がっている(折れた)のを直したい

このような時には、バイクショップよりも鍵屋さんにお願いするべきです。

最近は、イモビキー(赤キーなど)でもスペアを作れる鍵屋さんも多いですし、通常の鍵であれば、どこの鍵屋さんでも対応してくれるでしょう。

一方、明らかに鍵穴(シリンダー)側の交換が必要な場合には、バイク屋さんにお願いをした方が良いでしょう。

シリンダー交換には、配線関係も絡んできますし、特殊なボルトなどが使われているケースもあります。

鍵屋さんでも対応するケースもありますが、バイクショップの方が安心です。

ただ、例えば

  • 鍵が中折れしてしまった
  • 鍵を紛失して緊急で対応したい
  • バイク屋さんに持っていくことが不可能

と言うような場合には、まずは出張の鍵屋さんに連絡してみると良いでしょう。

出張の鍵レスキューを呼ぶ場合には、

  • 出張費無料
  • 見積もり無料
  • 見積もり提示後に、納得してから作業開始

のところを選びましょう。

対応できないと言われて出張費だけ取られたり、見積もりが高くて断ったらキャンセル料が発生したら・・・困りますよね。

以下の「鍵の救急サポートセンター」なら、

出張・見積もり・キャンセル料がすべて無料で、作業前に費用を確認してから決められますのでおすすめです。

≫出張・見積・キャンセル無料「鍵の救急サポートセンター」

まとめ

  • 「回らない」「抜けない」「挿さらない」場合には力ずくでやらない
  • シリンダー交換になると、かなりの費用が掛かる
  • 潤滑剤は鍵穴専用の潤滑剤を使う
  • 自分で対応できない時にはバイク屋か鍵屋に頼む

意外と鍵と鍵穴のトラブルは良くあります。

一番良くないのは、力任せになんとかしようとする事です。

鍵穴側(キーシリンダー側)が破損して、丸ごと交換になってしまうと予想以上の修理費用が掛かってしまいます。

まずは、丁寧に自分で対処してみて、難しいと感じたならバイクショップに相談するか、鍵屋さんに問い合わせてみることをおすすめします。

※本記事は2019年8月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。
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