バイクを購入する(した)時に、迷う事のひとつが「盗難保険」。
念願のバイク、盗難はやっぱり怖いですよね。
とは言っても、当然コストも掛かりますし、しっかり鍵をしておけば大丈夫な気も・・・。
こんな風に迷っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、できることなら、盗難保険には加入しておくべきでしょう。
ここでは、
などについて詳しく解説しています。
盗難保険をどうするか、答えを出すヒントになると思いますので、是非参考にしてみて下さい。
バイクの盗難保険は必要か
結論から言えば、できればバイクの盗難保険には加入しておいた方が良いでしょう。
理由のひとつとして、バイクの盗難は今でも数多く発生している事があげられます。
政府の犯罪統計によると、平成30年(2018年)に発生したバイクの盗難は15,292件とのこと。
単純な計算ですが、毎日40台以上のバイクが盗まれているという事になりますね。
また、統計のなかに、検挙率と言う数字も出ています。
検挙率は犯人が捕まった割合ですが、約17%(2018年)。
つまり、バイクの盗難事件は、ほとんど犯人が捕まっていないという事もわかります。
自宅に停めて、しっかり鍵を掛けていても盗まれる可能性は充分ありますし、盗まれたら「無事にバイクが戻ってくる可能性は極めて少ない」という事ですね。
ただ、そんな時に盗難保険にさえ加入していれば、バイクは戻ってこなくても保険金が下りるのです。
もちろん、盗まれないのに越したことはありませんが・・・盗難の痛みは軽減できるのは間違いないでしょう。
バイクの盗難の実態
強固なセキュリティ付きのガレージに停めているような場合であれば、盗難の可能性は低くなるかも知れません。
もちろん、ロックやカバーをするだけでも盗難防止には効果があります。
ただ、それでも、盗まれる時には盗まれてしまいます。
#バイク盗難
今朝バイクが盗まれました。些細なことでも情報お待ちしております。盗難状況は随時更新します車種 400X(2017年式)のシルバー
外観の特徴 GIVI印の500X用エンジンガード、純正トップボックスステー、etc車載器、スポーツグリップヒーター
ナンバープレート 大宮 C う 1383 pic.twitter.com/CUNKxieQJy
— 夏模様の冬木(バイク盗まれた) (@tsuomanatsu) 2019年6月23日
非常に悲しい事ですが、このようなSNS投稿も非常に良く目にします。
また、盗難の実態を把握するために、こんな動画もご紹介します。
【一瞬でバイクは盗まれる】
こういうのを見てしまうと、本当に恐ろしいですし、バイクを盗もうとする人間に怒りを覚えますね・・・。
【台車で運び出されるバイク】
なんだか、もう狙われたら終わりみたいな感じです・・・。
もちろん、盗まれないような対策は絶対に必要です。
ただ、それでも盗まれてしまった時のことを考えると、やはり盗難保険はあったほうが良いですよね。
バイクを盗まれたらどうなるか
万が一、大事なバイクを盗まれてしまった時には、どうなるのでしょうか。
こんな感じです。
検挙率は前述の通りで、犯罪統計によると2018年で17%くらいです。
まず、犯人は捕まらない事の方が多いです。
また、車両還付率と言うのがあって、これば盗まれたバイクが戻ってきた割合。
乗り捨てされていた場合など、犯人が捕まらなくてもバイクが戻ってくるという事もあります。
4割くらいはバイクが戻ってくるのですが、元の綺麗な状態で戻ってくる可能性はかなり低いでしょう。
戻って来ても傷だらけ。パーツだけ無くなっている。
こんな事もあるという事ですね。
もし、バイクをローンで買っていた場合、当然ローンは残ってしまいます。
手元にないバイクに、毎月ローンの支払いがあるという事に・・・。例えばですが、100万円のローンが残っていたとしたら、犯人を××したくなりますよ。。
やっぱりバイクに乗りたい!
そう思って再びバイクを買ったとしても、実質2台分の費用でバイクに乗るという事になりますよね。
精神的な苦痛はかなりのものでしょう。
当然、「悪」は盗む人間。盗まれた人は何も悪くないので、理不尽極まりない話です。
ただ、こうなってしまうのも事実。
なんとも歯がゆいですね・・・。
バイクの盗難保険のメリットとコスト
こんな事にならない為に、盗難保険があります。
メリットとしては、
こんな事が挙げられるでしょう。
※ちなみに、上記は「ZuttoRideClub」という盗難保険の場合です。
他社の盗難保険の場合には、異なる部分もあります。そのため、他社も検討する時には補償条件を確認するようにしてください。
また、 「ZuttoRideClub」 でも保険金が出る条件はしっかりと確認が必要です。
では、盗難保険に加入する場合のコスト(費用)はどのくらい掛かるのでしょう。
あくまでも一例ですが、
となっています。(ZuttoRideClubの場合)
ありがちな言い回しでちょっと恥ずかしいですが・・・50万円の保険金で月々1,500円くらい。
これを高いとみるか、安いとみるかですね。
バイクは決して安い買い物ではありません。
それが30万円で買ったバイクでも、300万円で買ったバイクでも同じです。
盗まれた時のことを考えると、加入しておく方が良いのは間違いないでしょう。
ちなみに、ZuttoRideClubの場合、バイクによって掛けられる保険金の「上限」は、市場相場をもとにした査定額と言うもので決まっています。
(125㏄のスクーターに100万円の保険金は掛けられないという事です。)
なので、一度自分のバイクの上限額をチェックしてみると良いでしょう。
1分もあれば、個人情報も不要で確認できます。
この査定額を上限として、盗まれた時の保険金をいくらにするかを決めると言う訳ですね。
盗まれた時の保険金(補償)が大きくなれば、その分保険料(払うお金)も高くなるという事です。
盗難保険に入らない場合はせめてロックに気を遣う
もし、検討したうえで盗難保険に入らないのであれば、せめてロックには気を使いましょう。
ホームセンターで売っているようなワイヤーロックでは、一瞬で切られてしまいます。
など、対策はたくさんあります。
詳しくは、以下の記事にてまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
まとめ
繰り返しになりますが、一番の「悪」はバイクを盗む人間です。
本当に卑劣な行為です。
とは言っても、バイクを守るためには、やはり対策は必要。
また、万が一やられてしまった場合の備え(保険)は用意しておくに越したことはありません。
できることならば、盗難保険には加入しておくべき。
是非検討してみて下さい。
また、もし加入してみようと思ったときには、下記の記事も参考にしてみて下さい。
※2020年1月に更新しました。
※各保険の内容、条件等の約款は必ず確認をするようお願いいたします。