ツーリングや通勤・通学など・・・バイクに乗っていると、タイヤがパンクしてしまう事もあるでしょう。
もちろん、そのままでは走る事はできませんので、パンク修理をする必要がありますよね。
ただ、突然のパンク。気になるのは修理費用です。
一体、どれくらいの修理費用が掛かるのでしょうか。
もちろん、パンクの状態やタイヤの種類などによって修理費用は変わってきます。
バイクショップにお願いするのか、自分で修理するのかでも違います。
そのため、ここでは
などについて詳しく解説しています。
バイクショップでのパンク修理の値段(工賃)
パンク修理をバイクショップに依頼すると、費用はいくらくらい掛かるのでしょうか。
パンク修理の場合、タイヤの種類やバイクの種類、またフロントorリアなどの要素で費用に差が出てきます。
そのため、あくまでも目安にはなりますが、
くらいが相場と言えます。
これは、「作業工賃」「パンク修理剤( 補修材 )」も含めた金額です。
修理剤と言っても、接着剤やゴム製のパッチ・シール材なので、たいした金額ではありません。
修理費用のほとんどは作業工賃と言うことですね。
通常、チューブレスタイヤの修理は簡単で、15~20分程度で終了してしまいます。
「外打ち込み」と言って、タイヤの外側から補修材を打ち込み、パンクの原因の穴を塞ぐと言う方法です。
一方で、チューブタイヤのパンク修理は、チューブレスよりも費用が高くなります。
チューブタイヤは、タイヤの中にゴムのチューブが入っているタイヤですね。
オフロードバイクや、スポークホイールのバイクに使用されているタイヤです。
更に、チューブタイヤでパンクの程度がひどいと、「チューブの交換」が必要になる場合もあります。
その時には別途「チューブ代」が掛かります。チューブは新品で1,000円~1,500円程度でしょう。
チューブタイヤのパンク修理が高い理由
一般的には、チューブタイヤの場合には、修理費用が高額になります。
なぜ、チューブタイヤだと修理の値段(工賃)が高くなるかと言うと、
と言うように、非常に手間が掛かるからです。
チューブレスの場合には、タイヤを外さなくても作業ができる事が多く、15~20分程度で終了します。
一方、チューブタイヤの場合には、1時間ほどは掛かってしまうのが一般的。
費用が掛かるのは、手間と時間工賃と言うわけですね。
また、一般的には、フロントよりもリアの方が大変なので、費用も高くなりがちです。
もちろん、バイク(タイヤ)の大きさや、ショップによっても差があります。
ただ、修理工賃のだいたいの相場としては4,000円~7,000円程と言えます。(チューブ交換になれば、プラスでチューブ代)
パンク修理ができないケースもある
バイクのパンクの原因は、
のいずれかが多いのですが、良くあるのは前者です。
走っているうちに、釘などを踏んでしまうケースですね。
この場合には、普通のパンク修理で対応できることがほとんど。
ただ、後者の場合は、タイヤ自体が限界になっているため「タイヤ交換」が必要になってしまいます。(バルブの劣化だけならバルブ交換でも済みます)
タイヤ交換になると、当然「タイヤ代」が掛かるので、より費用が掛かる事に。
また、他にも
このような場合には、パンク修理ができずにタイヤ交換になってしまうのが一般的です。
仮にタイヤ交換をしたばかりでも、運が悪いと、再び新品のタイヤにしないといけない事もあると言うわけですね。
関連記事≫タイヤ交換の値段(工賃)はいくら?相場や目安について
パイクのパンク修理は自分でやると安い?
バイクのタイヤがパンクした時に、自分で修理をする人も居ます。
特にチューブレスタイヤのパンク修理は、比較的簡単です。
しっかりと説明書を見ながらやれば、初心者でも修理できるでしょう。
自分でやる場合には、パンク修理剤といくつかの工具があれば大丈夫です。工具も特殊なものではなく、ペンチやニッパー等です。
それから、パンクの修理剤は1,500円~4,000円程。
価格だけ見ると、ショップにお願いするのとあまり変わりません。
ただ、パンク修理キットを購入しておけば、
というメリットもあります。
もちろん、不安な場合にはショップに依頼する方が安心ですが、自分でチャレンジしてみるのも良いでしょう。
※チューブレスタイヤのパンク修理方法の動画です。
修理キットは、補修材の形状が異なる場合もありますが、基本的な手順は一緒です。
関連記事≫【バイク用】おすすめのパンク修理キットを用途別に厳選して紹介!
一方で、チューブタイヤのパンク修理は一気に難易度が上がります。
前述の通り、バイクからタイヤを外す必要があるからです。
また、初めて挑戦する場合には、タイヤレバーなど専用の工具もそろえる必要があります。
パンク修理剤に必要な工具や道具を揃え、何時間もかけてパンク修理をするなら、ショップに頼んでしまった方が安いとも言えます。
ただ、もちろんこれは考え方次第です。
一時的に費用や手間が掛かっても、バイクの整備を学びたい、バイクに詳しくなりたいと言う場合にはチャレンジする甲斐は充分あると言えるでしょう。
ガソリンスタンドのパンク修理はいくら?
以前は、バイクのパンク修理も対応してくれるガソリンスタンドは多くありました。
ただ、最近は非常に少ないと言えます。(むしろ、ほとんど断られる?)
そのため、安易にバイクを持って行くと、断られて引き返す羽目になりがちです。
事前に確認してから行くと良いでしょう。
ただ、少ないながらも、
という条件に合えば、修理してくれる事もあります。
基本的には、チューブレスタイヤであれば、車もバイクも修理方法は一緒です。
そのため、費用もそれほど変わらない事が多いです。(1,500円〜2,500円程度。※チューブレスタイヤ)
ただ、バイクのパンク修理の費用が決まっていない事もあります。
念のため、修理をしてくれるスタンドが見つかった時には、費用も事前に確認しておきましょう。
また、チューブタイヤの場合には、まずガソリンスタンドでは修理は不可能です。
バイク屋さんに修理してもらうようにしましょう。
まとめ
バイクのパンクはいつ起きても不思議ではありません。
できるだけパンクを防ぐためには
と言うことも、地味ですが効果的です。
がポイントです。
また、万が一パンクをしてしまった時には、無理して走らない事や、安易に釘などを抜かない事も重要です。
パンク時の対処法や空気圧については、下記の記事でまとめていますので、参考にしてみて下さい。
関連記事≫バイクのタイヤ空気圧!適正値や入れ方・頻度を詳しく解説!
関連記事≫バイクがパンクしたらどうする?正しい対処法とやってはいけない事