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バイクのハンドル交換!車検に通る高さや幅とポイントを解説!

バイクの車検
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バイクのカスタムでハンドルを交換したいと思う人は多いのではないでしょうか?

ハンドルを変えると、印象もグッと変わりますし、運転もしやすくなったりしますよね。

ただ、ハンドルを変えると車検に通らなくなることがあります。

また、車検が無いバイクでも、ハンドルを変える時に注意すべきこともあります。

そのためここでは、

  • 車検に通るハンドル交換の基準
  • ハンドル交換で注意する事
  • ハンドル交換の手順とショップに頼む時の費用

などについて詳しく解説しています。

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車検に通るハンドルの基準とは

ハンドルと車検の関係ですが、ハンドルを交換すること自体は車検では問題ありません。

では、何故「車検とハンドル」に関係があるのでしょうか。

それは、車検には寸法(長さ・高さ・幅)の保安基準がある為です。

ハンドルを交換する事で、「バイクの寸法が変わる」事が問題ということですね。

具体的には、バイクの寸法(サイズ)が

  • バイクのでプラスマイナス2cm
  • バイクのでプラスマイナス4cm

以上の変更があると車検には通りません。

※厳密にはバイクの長さもありますが、長さはハンドルを交換しても変わらないので割愛します

車検証を見てみると、現在のバイクの幅と高さが記載されていますので、一度確認してみると良いでしょう。

基準を超える場合は構造変更の申請

ハンドルを交換して、前述の範囲以上に寸法が変わる場合は車検に通りません。

この場合には「構造変更」という手続きを行い、車検証の記載寸法を変えなくてはなりません。

そのため、できる事なら上記の範囲内で収まる方が、車検の時は楽という事ですね。

ただ、それでも希望のハンドルにしたいという場合は

  • 車検時に構造変更の手続きをする
  • 車検時に純正のハンドルに戻す

という方法で車検を通すことになります。

車検で車幅や高さを測る位置

バイクの車幅や高さは、「バイクの前後左右(高さ)で最も出ている位置で測る」と考えておくと良いでしょう。

一般的には、幅や高さは、ハンドルの両端(幅)やマスターシリンダーやメーターの最も高い位置になる事が多いです。

「ミラーやウインドシールドの方が高いけど?」

と思う人もいるかも知れません。

実は、ミラーやウインドシールドなどは「指定部品」と呼ばれるパーツで

  • 簡易的な取付方法(手で簡単に取り外しが可能)
  • 固定的な取付方法(ドライバーやレンチで取り外しが可能)

の場合には構造変更検査の除外対象になっているのです。

ただし、 指定部品でも

  • 恒久的な取付方法(溶接や接着、リベット留めなど)

の場合には構造変更検査が必要になりますので注意してください。

また、指定部品には、他にもグラブバー、バックレスト、レバー類、ステップなどいくつかのパーツが指定されています。

なので、ハンドル変更をする場合は、交換する前に

「車検証の高さと幅がハンドルで測られているかの確認」もしたほうが良いでしょう。

たまに、違う場所で計測されている事もあるからです。

関連記事≫バイクのマフラーの保安基準

関連記事≫ウインカーの保安基準

関連記事≫バイクのミラーの保安基準

バイクのハンドルを交換する時の注意点

ハンドルを交換する場合には、車検以外でも注意する事がいくつかあります。

知っておかないと、面倒な事にもなるのでチェックしてみて下さい。

ハンドルの直径に種類がある

ハンドルには太さ(直径)に種類があります。

一般的には

  • 22.2mm(7/8インチ)
  • 25.4mm(1インチ)

の2種類。

ハーレーなどは1インチが使われていることも多いですが、多くは22.2mmでしょう。

また、他にもテーパーハンドルというものがあります。

これは、グリップを取り付ける部分は22.2mmで、中心に向けて少しずつ太くなり28.6mmになっています。

ハンドル交換の際には、太さ(径)も確認するようにしましょう。

(つかない事は無いですが、加工や他のパーツ交換が発生して結構大変です)

ケーブル(ワイヤー)類の長さ

ハンドルを交換する時に合わせてチェックする必要があるのがケーブル(ワイヤー)類の確認。

「ハンドルを変えたら、ケーブルが届かなくなってしまった」というのはハンドル交換で良くあるミスのひとつです。

当然、バイクによって違いますが、

  • アクセルワイヤー
  • クラッチワイヤー
  • チョークワイヤー
  • スイッチハーネス
  • ブレーキホース

などが関係してきます。(関係ない車種もあり)

そのままで問題ないケースも多いですが、ポジションが大きく変わる場合には要チェックです。

汎用品は穴あけ作業が必要

ハンドルにはスイッチボックスが付いています。

実はハンドルには、スイッチボックスがずれないような工夫がされています。

ボックスには凸の突起があって、ハンドルには穴が空いているので、ちょうどハマる事でズレないと言う訳ですね。

ただ、スイッチボックスの位置はバイクによって異なるため、汎用品には穴が空いていません。

自分で開けなくてはならないという事です。

電動ドリルがあれば、自分で穴をあけるのはそれほど大変ではありません。

また、適合車種が決まっているハンドルの場合には、穴が空いている事が普通です。

穴あけが面倒な時は、車種専用のハンドルを選ぶのもひとつの方法です。

ハンドル交換の手順とショップに頼む時の費用

ハンドルを交換は難しそうに見えますが、意外と初心者でもできるカスタムのひとつです。

ただ、ワイヤー類の交換も必要になる場合には、難易度が上がりますのでショップに頼むのもひとつです。

自分でチャレンジする時の、大まかな手順は次の通りです。

  • 1:採寸(ワイヤー類の長さも)
  • 2:グリップを抜く
  • 3:スイッチ類やレバーを外す
  • 4:ハンドルを外す
  • 5:新しいハンドルを付ける
  • 6:外したスイッチ類を戻す
  • 7:グリップを付ける

外す時の手順を覚えておくことがポイントです。(外した手順の逆で戻す)

また、外した時のボルトやネジを無くしてしまったり、どこに付いていたのか分からなくなってしまう事も良くあるので注意しましょう。

ショップに交換を依頼すると、工賃は5,000円くらいです(ハンドル代別)

ケーブル類の交換も必要になったり、ハンドルの穴あけが必要な場合には、追加で費用が掛かります。

大手の用品店などは、ハンドルを選んでそのまま付けてもらえるので便利かも知れませんね。

まとめ

  • ハンドル交換で車高や車幅が変わる時は注意
  • 車幅で±2cm、車高で±4cm以上変わる場合は車検に通らない
  • 車検時に構造変更検査をすれば問題ない

ハンドル交換で車検に通らなくなるのは、ハンドルでは無くてバイクのサイズ(幅と高さ)という事でした。

ただ、構造変更や純正に戻せば車検を通せます。

ハンドルの交換はバイクの印象もかなり変わりますし、自分でもチャレンジしやすいカスタムのひとつ。

ポジションや乗り味も変わるので、交換後はバイクに乗るのも楽しくなりますよ!

※本記事は2019年7月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。