結婚する時や子供が産まれた時に、奥さんや家族にバイクを手放して欲しいと言われる人は多いようです。
バイクは危ない、お金が掛かる、他にも色々と理由はあるかも知れません。ただ、ずっとバイクに乗ってきた人がバイクを手放すという事は、相当な決断が必要になってきますよね。
本当は手放したくないけれど、奥さんや家族に反対されているから諦めるしかないのだろうか・・・。
ここでは、そんな悩みをお持ちの方のヒントになるようなお話ができればと思います。
できる事なら手放さない方が良い
バイクは趣味性の強いものです。
特に最近は、通勤通学や移動手段として使用している人は、本当に少なくなりました。そのため、はっきり言ってしまうとバイクは無くても普通に生活ができてしまいます。
とはいえ、バイクが好きな方やずっと乗り続けてきた方には、無くてはならないモノだという人も多いでしょう。ただ、バイクに乗らない方には、なかなか理解してもらえないのも事実です。
実際に、結婚や出産のタイミングでバイクを手放した(手放さざるを得なかった)人はたくさん居ます。その方々の大半は「チャンスがあればまた乗りたい!」と言います。
ただ、一度手放してしまうと、なかなかそのタイミングが訪れません。バイクを購入するにはお金も掛かりますし、奥さんや家族を説得するという大仕事があるからです。
手放してから、もう一度バイクを手に入れるのは、かなり大変な事は想像できるでしょう。
もしかしたら、次のチャンスは無いかも知れないのです。 できることなら、手元にバイクがあるという状態は維持しておきたいところです。
手放して欲しい理由は3つ
奥さんや家族がバイクをやめて欲しいという理由は、
- 経済的な理由(家計が厳しい、節約・貯金に充てたい)
- 事故や安全面の心配(何かあったら大変)
- バイクばかりでムカついている
おそらくこの3つでしょう。
3つ目が理由の場合には、それほど大きな問題ではないでしょう。毎週のように、一人や仲間とツーリングに行ってませんか?勝手に好きなパーツやウェアを買いまくっていませんか?乗る頻度やバイクに使うお金を減らして、家族との時間を増やすしかありません。
残る「経済的な理由」や「安全面の心配」に関しては、奥さんの言い分ももっともです。
お互いに妥協する点は妥協して、歩み寄る必要もあるでしょう。
安全面の心配をされている時は
バイクに乗っていて、事故にあったら困る!
こんな風に心配してくれている事は、とても幸せな事ではないでしょうか?奥さんや家族の気持ちを考え、仕方ないと納得できる場合には、一旦バイクを手放すこともありでしょう。
大事にしてきたバイクですから、できるだけ高く売る努力をするだけです。
一方、気持ちは凄く嬉しい!でも、やっぱりバイクは手放したくない!と思う場合には、できる限りの努力をしてみた方が良いと思います。
手放して、もう一度復活するのは大変です。
そのためには、安全面や(あってはならないですが)万が一の保険をしっかり掛けておくしかありません。
保険に関しては、入院や後遺症、亡くなった時の充分な補償を用意しておく必要がありますし、もちろん、そうならないための安全対策も必要です。
夜間や雨の日、凍結するような時には乗らない。きちんとフルフェイスをかぶる。プロテクター入りのジャケットを使う。安全運転に努める。このあたりは奥さんと約束するのも良いかも知れません。
もし、フルパワーのSSバイクなどに乗っている場合には、アメリカンやネイキッドなどに乗り換える事で奥さんも多少は安心してくれるかも知れませんね。
経済面の心配をされている時は
どちらかと言うと、こちらの理由で反対されている方が、対策はたくさんあるでしょう。 まずは、維持費の削減です。
- 車検のない250㏄に乗り換える
- ツーリングの回数を減らす
- バイク用品に使うお金を減らす
- 保険の見直しをする
こういったことができるでしょう。
経済的な事が理由の場合には、実際に年間どれくらいバイクにお金が掛かっていて、どれくらいまで削減できるかをシミュレーションしてみると良いでしょう。
ここでも大事なのは、いくらまでしか使わない、ここまで減らすとキチンと約束する事です。
意外と費用が掛かるのは、ツーリングの時の高速代やガソリン代、食事代などです。回数を減らすだけでも結構な節約になるケースも多いです。
また、タイヤや消耗品をハイグレードなものを使っている場合は、グッとこらえて少し落とすだけでも節約になったりします。
保険にの見直しについては、以下の記事も参考にしてみて下さい。
しっかりと話し合う事が一番大事!
最も大事な事は、本音でよく話し合う事でしょう。
奥さんにも、奥さんの考えや立場があってバイクに反対しているのだと思います。安全面が理由であろうと、経済面が理由であろうと、家族の事を考えての事だと思います。
ただ、バイクに乗ってきたからこそ、今の自分があるのですし、手放したくない気持ちも理解して欲しいものです。
本当に悩む事です。
結論として、バイクを手放した人も沢山いますし、手放さなかった人も沢山います。どちらが正解という事はありません。
ただ、奥さんや家族が反対し続けている中で乗り続けるのは、結構しんどいものです。
お互いにしっかりと話し合って、お互いに歩み寄りつつ納得できる着地点が見つかる事が、一番ベストでしょう。
そのためには、やっぱりトコトン話し合うしかないでしょう。
手元に置きつつ乗らないという選択肢
乗らないけど、バイクは手放さない!
実はそんな選択肢もあります。
維持費が全く掛からないように、一旦廃車にしてナンバーを返納してしまうのです。
税金も掛かりません。ただ、急に乗りたくなっても乗る事ができません。(再登録が必要)そのうえで、できるだけ劣化していかないように保管しておくという方法です。
最終的に手放すと決めた場合
もし、話し合いの結果、バイクを手放すと決めた場合には、できるだけ高く売れるように努力しましょう。大事なバイクなので、少しでも高く売りたいものです。
そのためのコツは以下の記事にてまとめてありますので、参考にしてみてください。
また、手放してしまったあとに、どうしても乗りたくなったらレンタルバイクと言う方法もあります。安全面を心配して反対されている場合はともかく、経済的な面ではレンタルの年間契約もコスト削減になるでしょう。
まとめ
バイクは乗り続けるべきだ!
こういう意見は結局のところ、バイクに乗り続けることができる人間の言い分なのかも知れません。
最終的にどのような結果になるかはわかりませんが、仮に、手放すことになったとしても、 「バイクが好き」という想いだけは持ち続けて頂けたら嬉しいです!