バイクを手放すことになった時に、加入している任意保険はどうしたら良いのでしょうか?
一般的には、保険会社に解約の手続きを行う人が多いのではないでしょうか。
また、一時的にバイクを降りる場合。
いつかまた、再びバイクに乗る可能性がある場合には「中断証明書」をもらっておく事を強くおすすめします。
中断証明書があれば、以前の保険の等級を引き継ぐこともできるからです。(諸条件はあります。)
そのため、ここでは、
などについて、詳しく解説しています。
※ちなみに、任意保険ではなく「自賠責保険の解約」については、こちらの記事を参考にしてみてください
関連記事≫バイクの自賠責保険の名義変更【シール&証明書の再発行も併せて解説】
バイクを手放す時は任意保険を解約するのがおすすめ
バイクを売る場合など、手放すタイミングで保険もちょうど切れる。
このようなケースは少ないでしょう。
多くの人は、手放す時に、保険期間がまだ残っているという状況ではないでしょうか?
保険期間が残っている場合には、保険の解約手続きをするのがおススメです。
なぜなら、
からです。
実は、バイク保険の解約手続きは、しなくても大きな問題はありません。
ただ、保険料が戻ってきくるケースもありますし、(詳しくは後述しますが)中断証明書をもらっておくことで、後々大きなメリットになる事があります。
そのため、バイクを手放す時には、解約手続きをした方が良いと言うことですね。
バイク保険の解約方法と必要な書類
では、バイク保険の解約について解説していきましょう。
解約手続きには、次のものを用意する必要があります。
ダイレクト型のバイク保険(チューリッヒやアクサ、三井ダイレクトなど)で加入している場合には、コールセンターに解約の連絡をすることで手続きができます。
後日書類が送られてくる場合もありますが、その場合には必要事項を記入して返送すれば問題ありません。
一方で、バイクショップなどの保険代理店を通して任意保険に加入している場合は、ショップ(代理店)に連絡することで解約が可能です。
解約は日付を指定できますので、手放すことが決まったら早めに手続きをしましょう。
こまた、解約日には注意が必要です。
最後にバイクに乗る日を考慮して解約日を指定しないと、無保険でバイクを運転する羽目になってしまうからです。
無保険状態で事故を起こすと大変な事になってしまします。
そのため、確実に乗らなくなる日を「解約日」に指定するようにしましょう。
バイク保険の中断証明書とは何?
あまり知られていませんが、車やバイクの任意保険には中断制度と言うものがあります。
これは、保険を一時的に中断する場合、再契約時に中断時の等級を引き継げるという制度のこと。(所定の条件を満たす必要があります。)
例えば、無事故を続けて、保険等級が20等級まで行ったとしましょう。
普通は任意保険を解約してしまと、再び加入する時には初めてバイク保険に入る人と同じ6等級での加入になります。
ただ、もし中断証明書があれば、また数年後にバイクに乗るときに、20等級で保険に入れると言うことですね。
保険の等級は、保険料に大きく影響しますので「6等級からリスタートするよりも、ずっと安く保険に加入できる」と言うことになります。
この中断証明書は、原則10年間は有効です。
そのため「100%バイクにはもう乗らない」という事でなければ、とりあえず貰っておく事をおすすめします。
なお、中断証明書は他社の保険会社でも使用が可能です。
A社でもらった中断証明書があれば、再加入をB社の保険にするときにも有効という事ですね。
また、バイクの種別が異なる場合など、中断証明書が適用できない場合もある事は認識しておきましょう。
(125㏄以下の原付の中断証明書は250㏄以上の保険加入には使用できません)
中断証明書のもらい方
中断証明書のもらい方は非常に簡単で、任意保険の解約時に申し出れば大丈夫です。
特に費用も掛かりません。
しかしながら、中断証明書をもらうにはいくつかの条件があります。
最後の3つ目は、非常に簡単に言うと「所有したままでは中断できない」という事ですね。
※保険会社によっては、これらの状態にある事を証明する書類が必要になるケースもあります(車検証や盗難届、廃車証など)。
中断証明書を依頼する時に確認しておきましょう。
また、バイクを手放す時の中断証明書は中断制度の「国内特則」にあたります。
一方で、海外へ長期出張や留学する場合には「海外特則」で中断証明書をもらう事ができます。
バイクを乗り換える時の任意保険はどうする?
バイクを手放す時の任意保険の解約について説明しましたが、手放すだけでなく、別のバイクに乗り換える時はどうしたら良いのでしょうか?
このケースでは、乗り換え前と後のバイクの種別によって対応が変わってきます。
具体的には
があります。
詳しくは、以下の記事にて解説しています。
もし、乗り換えの場合にはこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
バイクを買う時には、保険を意識する人は多いですよね。
ただ、意外と手放す時には、忘れてしまう人も多いようです。
特に、保険料を年間一括で払っている場合は、そのまま放置してしまう人も多いのが現状です。
とは言え、きちんと手続きをすることで、保険料が戻ってくる場合もありますし、中断証明書はもらっておいて損はありません。
中断証明書をもらうのを忘れていた人は、13ヵ月以内であれば申請が可能です。
間に合えば、もらっておくと良いでしょう!
※2020年1月に更新しました。