バイクのクラッチが重い!原因と対策、軽くする方法は?

バイクのクラッチが重い!原因と対策お役立ち情報

マニュアルのバイクに乗っていると、クラッチ操作は必ず付いてきます。

クラッチ操作で多い悩みが「クラッチが重くて疲れる」というもの。

「長距離のツーリングで握力が無くなる」
「市街地で、何度も繰り返しクラッチレバーを握るとすごく疲れる」
「クラッチが重くて手が痛くなる」

このような人は多いようです。

そのため、ここでは

  • クラッチレバーが重い原因
  • クラッチレバーを軽くする方法

などについて、詳しく解説しています。

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クラッチレバーが重い原因は?

筆者が今まで乗った事があるバイクで、一番クラッチが重かったのは古いハーレー。

アイアンショベルと呼ばれる古いスポーツスターでしたが、クラッチレバーを握ると、まるで「筋トレのハンドグリップ」を握っているかのよう。

翌日、筋肉痛になるというバイクでした。

このように、「もともとクラッチが重いバイク」と言うのも存在しますが、「メンテナンス不足」で重くなってしまっていると言うケースもあります。

いずれにせよ、重いクラッチだと疲労感が凄いので、できる事なら改善したいものです。

では、クラッチが重い原因は何でしょうか。

主に、

  • クラッチワイヤーの汚れや油分切れ
  • クラッチワイヤーの劣化
  • フルードの劣化(油圧式)
  • クラッチの遊びの問題
  • レバーの位置があっていない
  • 運転者の握力がない
  • もともとクラッチが重いバイク

などが考えられます。

状況によって異なりますが、クラッチを軽くするための対策はありますので、紹介していきましょう。

クラッチの整備・調整で軽くする

クラッチの整備で軽くする

まずは、クラッチのメンテナンス不足や調整不足が原因と思われるケースの対策です。

比較的、費用が掛からない対策と言えるでしょう。

クラッチワイヤーの油分切れや汚れ

ワイヤー式のクラッチの場合、ワイヤーの油分が切れているケースがあります。

ワイヤーの潤滑が無くなってしまって、重くなっていると言う訳ですね。

この場合にはワイヤーの注油(グリスアップ)をします。

クラッチワイヤーへの注油は、比較的簡単にできるメンテナンスですが、ショップに依頼する場合には、2,000円前後~でしょう。

もし、注油をしても重い場合には、ワイヤーケーブルに汚れが詰まっている事も考えられます。

清掃をしたうえで注油をするようにしてみてください。

クラッチワイヤーの劣化や錆

ワイヤーの油分切れだけではなく、錆が酷いなど劣化が進んでいる場合には、新品のワイヤーに交換してしまうことをおすすめします。

劣化が進んでいるワイヤーは、いつ切れてもおかしくありません。

ツーリング中にクラッチワイヤーが切れて自走できなくなると言うのも良くある話です。

こうなると、近くのバイク屋に駆け込むか、無ければロードサービスを呼ぶしかありません

関連記事バイクのロードサービスのメリットと加入方法

クラッチワイヤーの交換は、ショップに依頼した場合には3,000円前後~(工賃のみ・部品代別)が相場です。

フルードの劣化

油圧式クラッチの場合には、フルードの劣化が原因でクラッチが重くなっている事もあります。

この場合には、フルードの交換を行うことで改善することもあります。

また、併せてマスターシリンダーとレバーのグリスアップもしておくと、尚良いでしょう。

フルード交換は、ショップに依頼すると2,000円前後~が相場です(工賃のみ)

クラッチの取り回し

  • ハンドル周りのカスタムをした
  • 中古車を買った

このような時には、クラッチワイヤーの取り回しに問題があるケースも。

ワイヤーが妙に長く飛び出ていたり、不自然な取り回しになっている場合には、ケーブルの中でワイヤーが干渉をしている事もあると言う訳ですね。

また、常にテンションが掛かっている状態であれば、最悪の場合には切れてしまう原因にもなります。

クラッチワイヤーの取り回しをチェックしてみるのも必要です。

クラッチレバーの位置や遊びの調整

意外と重要なのがクラッチレバーの位置。

レバーがあまりに下向きに付いている場合には、握る際の力が入りにくい事も。

握りやすい位置(向き)になっていなければ、調整するだけで改善するケースもあります。

レバーの向きはクランプを緩めるだけで簡単に調整できます。

クラッチレバーの位置や遊びの調整

また、クラッチレバーの遊びの調整

通常はクラッチレバーを握るときに、クラッチが切れるまでの「遊び」があります。

ワイヤー式の場合には、レバーのアジャスターを調整することで、この「遊び」の幅を調整することができます。

クラッチが切れる位置を、自分の好みに合わせてみると軽く感じる事もあります。

ただ、あまりやりすぎると、常に半クラ状態になってしまったり、クラッチが切れなくなってしまう事もあるので、注意しながらやる必要があります。

クラッチレバーなどパーツの交換やカスタムで軽くする

クラッチレバーなどパーツの交換やカスタムで軽くする

整備や簡単な調整でも変化がない場合には、クラッチレバーなどパーツを交換したりカスタムをする方法もあります。

この場合には、コストも掛かりますが大きな変化も期待できます。

クラッチレバーを交換する

昨今では、

  • ライトクラッチレバー
  • ビレットレバー
  • パワーレバー

と言うような名称で、社外のレバーが各パーツメーカーからリリースされています。

角度の調整ができたり、「てこ」の原理を利用し握る力を軽減できるものまで種類も様々です。

どんなレバーを選ぶかにもよりますが、改善が期待できる手法のひとつです。

また、手の小さい人は、レバーを変えるだけで大きく変化することも良くあります。

購入時には、汎用品もありますが、適合車種が決まっているレバーもあるので注意が必要です。

ショップに交換をお願いすると、2,000円~4,000円程度でしょう(工賃のみ)。

ただ、あくまで工賃なので、パーツ代は別途です。レバーは数千円~1万円以上までピンキリです。

カスタムでクラッチを軽くする

レバー交換もカスタムのひとつと言えますが、もっと大掛かりなパーツ交換やカスタムをするという方法もあります。

例えば、

  • ワイヤークラッチの場合には、油圧クラッチに変更してしまう
  • クラッチスプリングの交換
  • イージークラッチKITを取り付ける
  • スリッパークラッチにする
  • VRクラッチにする

等です。

これらの変更、カスタムの場合にはある程度の費用が掛かります。

また、それなりの技術が必要になってきますので、バイクのメカに詳しくないのであれば、ショップに相談する方が良いでしょう。

(イージークラッチは安価ですが、意外と適切な調整は難しかったりします)

握り方や乗り方を工夫する

握り方や乗り方を工夫する

ここまで見て来たように、クラッチの調整や整備、またはパーツ交換やカスタムをすることで、クラッチを軽くすることは可能です。

他にできる事と言えば、

  • 休憩をたくさんとる
  • トレーニングで握力をつける
  • レバーの握り方を工夫する

と言う事でしょうか。

休憩や握力に関してはともかく、「握り方」に関しては「手だけで握るのではなく、腕や肩ごと引く」と良いという意見もあります。

たしかに、指を固定して肩ごとクラッチを引くようにすると、さほど握力を使わずクラッチを切ることができます。

ただ、運転中はバランスが崩れるという懸念もあります。

直線走行や、疲労が蓄積した時の緊急対応には有効かもしれません。

まとめ

  • クラッチが重い場合には改善できる
  • 始めはメンテナンスや簡単な調整を試してみる
  • レバーの交換でも改善が期待できる
  • カスタムでの改善は技術が必要なので、ショップに相談してみると良い

ミッションバイクの楽しさのひとつが、クラッチ操作ではないでしょうか。

路面状況に応じてギアを変えたり、バイクを操っている感覚を味わえるのは、ミッション車の醍醐味です。

ただ、クラッチが重いと言うのは、結構なストレスです。

軽くすることは可能なので、自分でチャレンジしてみるか、不安な場合にはショップに相談してみることをおすすめします。

※本記事は2019年8月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。
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