バイクのバッテリー上がりの症状や原因は?上がった時の対処法も解説

バイクのバッテリー上がりの症状や原因バッテリー

「バイクに乗ろうとしたら、バッテリーが上がっていた・・・。」

こんな時はどうしたら良いのでしょうか。

また、「エンジンが掛からないけど、これってバッテリーが上がっているの?」

このように、エンジンが掛からない原因がバッテリーなのか判別できないこともあるでしょう。

そのため、ここでは

  • バイクのバッテリーが上がってしまった時の症状
  • バッテリーが上がってしまう原因
  • バッテリーが上がってしまった時の対処法

について詳しく解説しています。

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バッテリー上がりの症状とは?

バイクのエンジンが掛からなくなる原因は色々ありますが、「バッテリー上がり」もそのひとつです。

では、バッテリーが上がっているかどうかを判別するにはどうしたら良いのでしょうか。

一番良いのは、テスターでバッテリーの電圧をチェックすることです。

正常なバッテリーであれば、エンジン停止時でも12.5~13Vの電圧があるはずです。

ただ、出先や、テスターを持っていないという時には、次のような症状があればバッテリー上がりの可能性が高いと言えるでしょう。

  • セルモーターが回らない
  • セルの回りが弱々しくエンジン始動までいかない
  • セルを回してもカチカチ言うだけ
  • ライトやウインカーの光が弱々しい
  • ホーンの音が弱い

バイクの電装系で、非常に大きな電気を必要とするのがセルモーターを回す時です。

そのため、バッテリー上がりの時に最も影響が出るのがセルモーターと言う事ですね。

バッテリーの充電が多少でも残っていれば、「キュル・・・キュル・・・」と弱々しくセルが動くときもあるでしょう。ただ、エンジンを始動する(クランクを回す)までの力が残っていないと言う事です。

また、カチカチという音だけがする時は、セルのリレーという部品が動いている音です。

リレーが動いていても、モーターを回すだけの力が残っていないのです。

ヘッドライトやウインカー、ホーンなどもバッテリーの電気で動いています。明かりが弱くなっていたり、音が弱くなることもバッテリー上がりの症状です。

ただ、セルモーターを動かすよりも使用する電気はずっと少ないので、セルが回らなくても、普通に点灯することもあります。

バッテリー上がりの症状としては、主にこのような事があげられますが、一番影響が出るのがセルモーターと言う事ですね。

バッテリーが上がってしまった時の対処法

では、バッテリーが上がってしまった時にはどうしたら良いのでしょうか。

バッテリーが上がってしまった場所や状況によっても変わってきますが、次のような対処法があります。

①バッテリーを充電する

ツーリング先や外出先ではなく、すぐにバイクに乗る必要がなければバッテリーを充電することで電圧は回復します。

ただ、充電しても回復しない場合もあります。

それはバッテリーが寿命の場合。バッテリーが寿命になっていれば新品に交換するしかありません。

関連記事バイクのバッテリーの充電方法

関連記事バイクのバッテリーの寿命はどれくらい?

②キックスタートや押しがけを試してみる

バイクの車種にもよりますが、キックが付いていればバッテリーが上がっていてもエンジンを掛けられることもあります。

キックスタートはクランクシャフトを足で強制的に動かすことでエンジンを掛ける始動方式ですね。

また、昔ながらのやり方ですが、ギア車であれば「押しがけ」という方法もあります。

ただ、キックも押し掛けも、電子制御されたインジェクション式のバイクではエンジンが始動できないことがほとんどなので注意してください。

キャブレターのバイクなら、まずは試してみると良いでしょう。

関連記事バイクの押しがけ方法とコツ!

③バッテリージャンプでエンジンを掛ける

バッテリーを充電できる環境でない時や、キックや押しがけもできない場合には、バッテリージャンプでエンジンを掛けるという方法もあります。

バッテリージャンプとは、他の車や別のバッテリーにつないで、エンジン始動に必要な電力を貰う方法。

バッテリージャンプは、専用のバッテリースターターを使うか、ブースターケーブルを使用して車からつなぐ方法の2つがあります。

バッテリースターターを使用する

最近は、専用のバッテリースターターも販売されています。

これがあれば周りに誰もいなくても、スターターを接続すればセルを回してエンジンを掛けることができます。

ツーリング時に毎回持っていくのは面倒かもしれませんが、スマホなどの充電もできるものを選ぶと応用が利くので便利です。

Arteckのジャンプスターターはコンパクトで、バイクだけでなく2.5Lまでの車にも対応。スマホやタブレットの充電にも使えます。

コスパも良く、アマゾンでも売れ筋上位のジャンプスターターですので、ひとつあると便利かもしれませんね。

ブースターケーブルで車からジャンプする

バッテリースターターがなければ、周りの車に助けてもらうという手も。

車からジャンプする場合には、ブースターケーブルが必要になります。

ただ、バイクでブースターケーブルを積んでおくというのは現実的ではありません。

車には常に積んでいる人もいますので、片っ端から声を掛けてみると持っている人が見つかるかもしれません。

また、ガソリンスタンドや整備工場まで行ければ置いてあることがほとんどです。

ブースターケーブルが見つかれば、車に繋いでもらってジャンプすればセルでエンジンを掛けることができます。

※バッテリージャンプの注意点

バッテリージャンプは、バッテリーやバイクにも負担が掛かるので、あくまでも非常時の手段です。頻繁にバッテリーが上がるようであれば、バッテリーの寿命や他の原因を疑うようにしましょう。

また、バッテリージャンプをする時には、ケーブルの接続の順序が決まっています。取扱説明書を確認したり、接続手順を事前に調べて、正しい順序で行いましょう。

ジャンプ時はセルを回し続けないようにします。特に車と繋ぐ場合には、一瞬回すだけでエンジンが掛かります。

④ロードサービスを呼ぶ

ツーリングなどの出先で、どうにもならない場合の最終手段はロードサービスです。

JAFに加入している人もいれば、バイクの任意保険にロードサービスが付帯されている人もいるでしょう。

ロードサービスはバッテリー上がりも対応してくれますので、どうにもならなければ、ロードサービスを呼びましょう。

ちなみに、どこのロードサービスに加入していなくても、JAFなら呼ぶことができます。

ただ、その場合には通常よりも高額な費用が掛かってしまいます。

そのため、万が一の時のためにも、どこかしらのロードサービスは使えるようにしておいたほうが良いでしょう。

関連記事バイクのロードサービスのメリットと加入方法

そもそもバッテリーが上がってしまう原因は?

バッテリーが上がってしまう原因

バッテリーが上がってしまう原因は、次のようなこと想定されます。

  • ライトなどの消し忘れ
  • 長期間乗らないことによる自然放電
  • バッテリーの端子緩みによる接触不良
  • バッテリーの寿命
  • オルタネーターやレギュレーターの故障、配線の劣化や断線

良くあるバッテリー上がりの原因は、ライトなどの消し忘れによる電力消費、または乗らない期間の自然放電ですね。

また、バッテリーの端子が緩んでいたりすると、走行中に発電した電気がうまく充電されないと言う事もあります。

このような場合には、充電することでバッテリーは復活します。

ただ、長年使用している寿命になったバッテリーは、充電しても回復しないので、新品のバッテリーに変える必要があります。

それから、比較的新しいバッテリーで定期的に乗っているのにバッテリーが上がってしまう場合には、バッテリーではなくて他の原因を疑う必要があります。

通常、バイクは走っていることで発電と充電をするのですが、オルタネーターやレギュレーターというバーツが故障していたり配線の劣化や断線があれば、うまく充電がされないと言う事ですね。

バッテリー上がりが起こる期間はどれくらい?

バイクに乗らない期間が長いと、バッテリーは自然に放電して上がってしまうこともあります。

ここで気になるのが、どのくらいの期間でバッテリーが上がってしまうのか?と言う事です。

これは、

  • バッテリーの性能
  • バッテリーの種類
  • バッテリーの使用期間

によっても変わってきますので、一概に言う事はできません。

たとえば、リチウムバッテリーは自然放電が少ないとされています。そのため、現在主流の鉛バッテリーよりも乗らない期間が長くても上がりにくいのです。

関連記事バッテリーの種類と互換性について解説

また、正直なところ、GSユアサと海外製の安いバッテリーでは、差が出るでしょう。

もちろん、新品のバッテリーと3年使用しているバッテリーでも違います。

ただ、一般的には2週間に1度くらい走っていれば、バッテリーがあがるという可能性は低いでしょう。

バイクは走行することで充電もされますので、30分ほどは走ると良いです。

中にはアイドリングだけさせるという人もいますが、発電量が少ないため、バッテリーに充電するという意味では不十分でしょう。

ちなみに、夏場よりも冬場のほうがバッテリー上がりは起きやすくなります。

これは、バッテリー内で起きている化学反応が、気温が低いことで鈍くなるためです。

バッテリー上がりを起こさないための対策

バッテリー上がりを起こさないための対策

バッテリー上がりをできるだけ起こさないために、普段からできることもあります。

急なバッテリー上がりで困らないように、できる対策は次の通りです。

定期的な走行による充電

繰り返しになりますが、バッテリーは日々少しずつ自然放電をしています。

また、バイクは走らせることで発電をして、バッテリーに電気を戻しているので、定期的に走ることが一番の対策です。

可能であれば、少なくとも2週間に1度は、ある程度の距離をしっかりと走ると良いでしょう。

補充電をする

頻繁に乗ることができないという人は、代わりに補充電をすると良いでしょう。

バッテリーに繋ぎっぱなしにできる(トリクル充電式の)バッテリー充電器があれば、常に満充電の状態で保つことができます。

関連記事バイクのバッテリーの充電方法と繋ぎっぱなしOKのおすすめ充電器

長期間乗らないときにはバッテリーを外す

あらかじめ長く乗らないことがわかっている場合には、バッテリーを外しておくと良いでしょう。

特に、降雪の多いエリアなどは、冬の期間全く乗れないと言う事もあるでしょう。

そのようなときに、バッテリーを繋いだままにしておくと、どんどん放電してしまいます。

丸ごと外すのが面倒であれば、バッテリーのマイナス端子だけ抜いておくだけでも良いです。

参考記事長期間バイクに乗らない時の保管方法と状態を保つ7つの対策

まとめ

事前にセルが弱くなってくるなどの兆候を感じる場合もありますが、突然やってくるのがバッテリー上がりです。

万が一の備えとしては、ロードサービスを使えるようにして置くと良いでしょう。

バッテリー上がりだけではなく、さまざまなトラブルの時に役立ちます。

また、バッテリー充電器はひとつあると便利です。

定期的に乗れなくても、補充電なども行い、バッテリーの状態を維持しておけるとベストでしょう。

※本記事は2019年8月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。


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