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バイクのエンジンの焼き付きとは?前兆や症状、修理費用を解説

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バイクのエンジンの故障で「焼き付き」と言うものがあります。

この「エンジンの焼き付き」ですが、言葉は聞いたことがあっても、どのような状態かわからないという人も多いのではないでしょうか。

また、エンジンが焼き付きを起こすと、非常に多くの修理費用が掛かってしまいます。

そのため、ここでは

  • バイクのエンジンの焼き付きの症状と前兆
  • エンジンの焼き付きが起きる原因
  • エンジンが焼き付いた時の修理費用
  • 焼き付きを起こさないためには

などについてわかりやすく解説しています。

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バイクのエンジンの焼き付きとは

まず、「エンジンの焼き付き」とは、簡単に言うと故障の一種です。

通常、バイクのエンジンはシリンダー内でガソリンが爆発し、ピストンが上下運動を繰り返すことで動力を発生させています。

そのため、ある程度の熱が出るのは当然なのですが、シリンダーとピストンの摩擦熱が異常に上がってしまうと、

  • 熱膨張を起こし更に温度が上がる
  • 金属を溶かすほどの温度まであがることもある
  • 油膜が切れてシリンダーとピストンが密着(ロック)してしまったり、大きな傷が付いてしまう

と言うことがあります。

これがいわゆる「エンジンの焼き付き」と言うわけですね。

焼き付きを起こすと、エンジンは停止(エンスト)してしまいますし、そうなると転倒のリスクも非常に高まり、大きな事故になる事もあります。

そのため、焼き付きを起こさないようにするためにも、症状や前兆を知っておく事。日々のメンテナンスが非常に重要と言うことになります。

エンジンの焼き付きの具体的な症状

では、バイクが焼き付きを起こすと、どのような症状が出るのでしょうか。

具体的には、

  • カンカン、ガタガタと言うような異音が出る
  • エンジンが停止する(エンスト)
  • 再始動ができなくなる
  • セルが回らなくなる
  • (キックがあれば)圧縮がなくなりスカスカになる、またはキックが降りない
  • ピストンやシリンダーが傷だらけになる

と言うような症状が出ます。

ピストンやシリンダーは、エンジンを開けないと見えませんが、キックスターターがあればキックで確認するのも良くある手段です。

また、焼き付きの症状が軽い場合には「抱きつき」と言って、エンジンが冷めれば再び掛かるようになるケースもあります。

ただ、エンジンが掛かっても、既に正常な状態ではありませんので、しっかりと修理をしないと、本格的に焼き付きを起こしてしまいます。

エンジンが焼き付くときに前兆はある?

エンジンの焼き付きは、突然起こるのでしょうか。

焼き付きの前兆がわかれば未然に回避できるように思いますが、実際は「怪しい」と思ったら「軽度の焼き付き」(抱きつき)やオーバーヒートが起きていると思った方が良いでしょう。

具体的には、

  • 焦げ臭い匂いがする
  • エンジンから異音がする
  • エンジンを掛けてもすぐエンストしてしまう
  • アクセルを回してもパワー(回転)が上がらない

と言うような前兆があります。

ただ、繰り返しになりますが、これらの前兆が出ている時には、既に「軽度の焼き付き」を起こしているとも言えます。

そのため、前兆すらも出ないように、バイクの管理(メンテナンス)をしっかりとしておくことが重要と言うわけです。

また、オイル上がりやオイル下がりの症状が出ている時にも注意が必要です。

いずれも、オイルの状態が正常ではないので、無理な運転やオイル管理を怠ると、焼き付きにも繋がります。

関連記事バイクの【オイル上がり】と【オイル下がり】とは?症状や対処法

バイクのエンジンの焼き付きが起きる原因

そもそも、エンジンの焼き付きの原因は何でしょうか?

原因をひとことで言うと「冷却不足」です。

焼き付きは、エンジン内の異常な高温が原因で起こります。

つまり、正常にエンジンを冷却できないことが原因と言うわけです。

具体的には

  • エンジンオイルの管理不足
  • クーラントの管理不足
  • エンジンに負担を掛ける無理な運転

などが原因になる事が多いです。それぞれ、補足しておきましょう。

エンジンオイルの管理不足

エンジンオイルには、エンジンの冷却や潤滑作用があります。(厳密には他に洗浄や密封、防錆作用も)

ただ、オイルの劣化や不足が進むと、適正なエンジンの冷却や潤滑ができなくなってしまいます。

そうなると、シリンダー内の異常高温を引き起こしてしまうと言うわけです。

もちろん、フィルターの管理も重要になりますし、特に2サイクルの場合はオイルは燃焼してどんどん減っていきますので、量の管理が重要になってきます。

クーラントの管理不足

水冷のバイクであれば、冷却水(クーラント)の劣化も原因のひとつになります。

定期的な交換はもちろんですし、循環の不具合やクーラント漏れ(量の不足)も適切な冷却ができなくなる原因です。

エンジンに負担を掛ける無理な運転

無理な運転をすることも、エンジンの焼き付きの原因になります。

レッドゾーンを超えるような高い回転数で走行を続けたり、負荷をかけすぎる運転を続けると、シリンダー内の油膜切れを起こし焼き付きの原因にもなります。

また、注意が必要なのは、シフトダウンの時。

5速や6速から、一気に1速や2速に落とすのも、バイクにとってダメージが大きくなります。

落とした瞬間に、一気に回転数が上がってしまうので注意が必要と言うわけです。

速度に合わせ、段階的にシフトダウンするようにしましょう。

焼き付きを起こさない為には?

焼き付きの原因がわかれば、未然に防ぐ事は難しい事ではありません。

単純な話ですが、

  • 定期的にバイクのメンテナンスを行う
  • 無謀な運転はしない

この二つに尽きます。

特にメンテナンスに関しては「オイル交換」が何よりも重要です。

一般的には、3,000km~5,000kmに一度、もしく半年に一度くらいのペースでオイル交換をするのが良いとされています。

もちろん、バイクの車類や使い方にもよりますが、定期的にオイル管理をすることが重要なのは間違いありません。

真夏の暑い時期では、オーバーヒートの予防にもなりますし、オーバーヒートも焼き付き

の原因とも言えます。

関連記事バイクのエンジンオイル交換!頻度や時期の目安を詳しく解説!

関連記事バイクのオーバーヒートの原因や症状は?夏の渋滞には特に注意!

バイクのエンジンが焼き付いた時の修理費用は?

残念ながら、焼き付きを起こしてしまった・・・。

このような時には、修理費用はいくらくらい掛かるのでしょうか。

エンジンの焼き付きについては、具体的な修理費用を明言するのは困難と言えます。

症状や交換が必要な部品によって、非常に大きな差が出るためです。

基本的には、シリンダーやピストン、ピストンリングの交換など腰上のオーバーホールが必要になるのが一般的。

これだけでも結構な修理費用が掛かります。

さらに、クランクへにも影響が出てしまっていると、更に費用が掛かる事になります。

「目安として」具体例をあげるならば、非常におおざっぱな感じになってしまうのですが、

  • 原付で腰上の部品交換で済む場合
    30,000円~50,000円ほど
  • 中型(250~400cc)の腰上オーバーホール
    100,000円~
  • 大型の腰上オーバーホール
    200,000円~

と言う感じでしょうか。

ちなみに、排気量だけでなく、シリンダーとピストンの数でもかなりの差が出てきます。(単気筒と4気筒では修理費用も全然違うと言うことです。)

大型のバイクであれば、オーバーホールに3~40万円掛かる事も普通にありますので、焼き付きの程度が重傷であれば、かなりの費用を覚悟する必要があります。

そのため、焼き付きが重度の場合には、修理をするよりも

  • エンジンを載せ替える
  • 廃車して乗り換え

の方が安くなると言うケースもあると言うわけです。

ただ、程度を判断するには、一度バイクショップに見てもらうと良いでしょう。

まとめ:定期的なメンテナンスが一番重要

  • 焼き付きは、エンジンの異常高温で起こる
  • 焼き付きが起こると、エンジンが掛からなくなり高額な修理費用が掛かる
  • バイクのエンジンの焼き付きは「エンジンの冷却不足」が原因
  • 定期的なメンテナンス(オイル交換)をすることが何よりも重要

エンジンオイルの交換は、メンテナンスの基本ですが、重要度は非常に大きいです。

特に、エンジンの焼き付きを起こしてしまうと、修理に数十万円掛かる事も珍しくありません。

こまめにオイル交換をすることで、焼き付きの予防にもなりますので、メンテナンスは疎かにしないようにしましょう。

※本記事は2019年11月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。