昨今はバイクにもETCを付ける事が一般的になってきましたが、今年もNEXCO3社によるバイクのETC車載器購入助成金キャンペーンが始まることが決定しました。
「まだ自分のバイクにはETCが付いていない。」
「そろそろ付けたいと思っているけど財布事情が厳しくて・・・。」
そのような方には必見のキャンペーンです。
ここでは、2019年のETC購入助成金キャンペーンについて、時期や金額、対象店舗、また、キャンペーンの注意点などの詳細をまとめています。
また、ETCが付いているバイクは高速が定額で乗り放題になる「ツーリングプラン」も注目です。こちらの記事もチェックしてみて下さい。
2019年春のバイクのETC助成金キャンペーンの詳細
バイクにおいてもETCの利用率は年々上がってきていますが、さらなる普及率向上を目指して定期的にETCの購入助成金キャンペーンが行われています。
今年(2019年)もNEXCO3社(東日本、中日本、西日本)により4月から、ETCの購入金額から10,000円を割引く 「二輪車ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2019」が実施されることが決まりました。
期間やキャンペーン条件などは以下の通りです。
キャンペーンの実施期間
2019年4月1日(月)〜2019年7月31日(水)
先着35,000台限定
期間内の申込みが必要です。また、期間内でも先着35,000台の制限がありますので、早めに申込むほうが良いでしょう。
※35,000台は越えても、7月末までは継続する事が決定しました。
助成金額
ETC車載器の購入金額から10,000円(税込)割引
キャンペーン参加条件
以下の条件を満たしていることがキャンペーンの条件となります。
- 期間中に対象店舗で助成申込書を記入して申し込むこと
- 新たに二輪車ETC/ETC2.0車載器を購入・セットアップ・取付けまで行うこと
- ETC車載器が未設置のバイクであること
ちなみに、複数のバイクを持っている人は、一人で複数台のETCを購入してセットアップ・取付けしても対象になりますので、条件を満たせば2台、3台の助成金をもらう事も可能です。(それぞれに申し込みが必要)
キャンペーンの対象店舗
今回のキャンペーン対象店舗は北海道から沖縄まで全国47都道府県にありますので、お近くの店舗で申し込みが可能になっています。
数が多いので、詳しくはNEXCOのキャンペーンページにてご確認ください。
なお、今回のキャンペーンとは別に、普段ETCの取り扱いをしている店舗は「ETC総合情報ポータルサイト」で確認ができます。
ETC助成金の対象になりそうなら、このチャンスにETCを搭載してみてはいかがでしょうか!ETCの選び方は以下の記事も参考にしてみてください。
今回の助成金キャンペーンで注意する事
◆ 期間や条件はしっかり把握しておく
キャンペーン期間前のETC購入や、対象店舗以外での購入はもちろん助成金は受けられません。キャンペーン規約はしっかりと確認しておきましょう。
◆ 助成金はETC本体価格のみ
今回のキャンペーンは車載器の購入、取付、セットアップまでする事が対象です。また、対象になるのは車載器価格からの割引になりますので取付、セットアップにも料金が掛かる事は把握しておきましょう
◆ 割引は当日にならない場合もある
申込んだバイクが、キャンペーンの対象である確認ができた場合に、車載器の購入額から助成額の割引がされます。お店の混み具合によっては、キャンペーン対象の確認が数日後になる事もあります。
◆ 既にETCが付いているバイクの買い替えは対象外
対象店で新規での購入・セットアップ・取付、助成申込が助成の条件となっており、買い替えは対象外です。
◆ 申込忘れに注意
キャンペーン申し込みを忘れていた場合の、後日の申込は適用外です。
そもそもETCっていくらかかる?
今回のキャンペーンで10,000円の助成金がありますが、そもそもETCっていくらになるのでしょうか?
ETCの取り扱い店でもある「2りんかん」の料金で調査してみました。
「にりんかん」ではいくつかのETCを取り扱っていますが、「にりんかん」おすすめのETCと、ETC2.0の2例です。それぞれ、ETC本体価格と取付、セットアップ料、また、今回の助成金キャンペーン適用価格を出してみました。
≪アンテナ分離型ETC≫
機種名:MITSUBA MSC-BE51
費用内訳/車種 | ネイキッド |
フルカウル |
---|---|---|
ETC本体価格 | 18,144円 | 18,144円 |
セットアップ料 | 2,700円 | 2,700円 |
取付工賃 | 7,000円 | 12,000円 |
合計料金(税込) | 27,844円 | 32,844円 |
助成金適用価格(税込) | 17,844円 | 22,844円 |
≪アンテナ別体型ETC2.0車載器≫
機種名:MITSUBA MSC-BE700E
費用内訳/車種 | ネイキッド |
フルカウル |
---|---|---|
ETC本体価格 | 24,602円 | 24,602円 |
セットアップ料 | 2,700円 | 2,700円 |
取付工賃 | 7,000円 | 12,000円 |
合計料金(税込) | 34,302円 | 39,302円 |
助成金適用価格(税込) | 24,302円 | 29,302円 |
通常であれば、ETCの本体価格と取付・セットアップは、3万円弱~4万円くらいで出来そうです。そう考えると、今回の1万円助成金のキャンペーンはかなりお得感があります。
ETCはどれくらい得するのか?
やはり、ETCの一番のメリットは高速料金の値引きです。
特にツーリングで高速道路を良く使う人には、大きなメリットがあります。
実際にどれくらいの値引きがあるのか、一例をあげてみます。
≪高速道路の通常料金とETC料金の比較≫
出発地 | 関越自動車道:練馬IC |
到着地 | 関越自動車道:水上IC |
走行距離 | 約140㎞ |
通常料金 | 3,100円 |
ETC料金(休日割引) | 2,450円 |
ETC料金(深夜割引) | 2,170円 |
関越自動車道の練馬インターから群馬県の水上インターまで走行した時の料金比較です。
ETCの場合、休日割引や深夜割引があります。(※他にも平日朝夕割引など)
仮に、土日のツーリングであれば、片道650円、往復で1,300円の値引きになります。利用回数や距離が延びれば、より割引の恩恵がありますので、ETCの取り付け費用は比較的早期に元が取れそうです。
また、次は首都圏エリアの方には馴染み深いアクアラインの通行料金です。
≪アクアラインの通常料金とETC料金の比較≫
通常料金 | 2,470円 |
ETC料金 | 640円 |
ここまで違うと、ETC無しでアクアラインを走るのがバカバカしくなってしまいます。
いずれにせよ、それなりに高速道路を使う方であれば、ETCはかなりお得な事は間違いありません。
また、NEXCO主催で、ETC利用者限定でのツーリングプランの実施も定期的に開催されています。
特定の区間、特定の期間で事前申し込みをすることで、定額での高速乗り降りが自由というプランです。
次回があるかはわかりませんが、仮に開催された時にはETCが付いていれば、かなりお得な事は間違いないでしょう。
※2019年のツーリングプランは4月26日から始まります!
まとめ:ETCを検討中なら利用すべきキャンペーン
いかがだったでしょうか。
この手のETC助成金キャンペーンは定期的に実施されています。
とはいえ、今回のキャンペーンの次もあるのか、また仮にあったとしても、いつ開催されるのかは決まっていません。
おそらく、助成金を利用した場合には2~3万円くらいで購入からセットアップまで完了すると思われます。
それなりにバイクで高速を利用する方であれば、比較的早めに元は取れると思われますので、是非この機会にキャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか。
※ETCが付いているバイクは高速が定額で乗り放題になる「ツーリングプラン」も注目です。こちらの記事もチェックしてみて下さい
※2019年6月更新