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バイクのヘルメットメーカー20社!国内&海外ブランドを紹介!

バイクのヘルメットメーカー20社!国内&海外ブランドを紹介ヘルメット
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バイクのヘルメットを選ぶ時に、メーカーで決める人も多いですよね。

「やっぱりアライかSHOEIでしょ。」
「あまり人が使っていないメーカーが良い!」

色々な考えがあると思います。

一方で、「どんなメーカーがあるのか良くわからない・・・。」

そんな人も居るかも知れません。

そのため、ここでは国内&海外のヘルメットメーカー20社(20ブランド)を紹介しています!

※紹介順に意味はありません。

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Arai(アライ) 【日本】

Arai(アライ)

言わずと知れたアライヘルメットは、ヘルメットの2大ブランドのひとつ。

日本国内のみならず、世界的に超有名なメーカーですね。

アライの創始者である、新井廣武氏(今の社長のお父さん)は日本で初めてヘルメットを作った人としても知られています。

アライの考えとして、「衝撃をかわす」事に重きをおいて製造されています。その結果、「丸く、滑らかで、強い」帽体がアライヘルメットの特徴でもあります。

とにかく安全面に対するこだわりも強く、レース用にしか実施していなかった帽体の厚み二重検査を市販品のヘルメットでも実施しています。

市販品も含め、製造した全ての帽体の二重検査をしているのはアライだけとの事です。

また、世界的に最も厳しいと言われているSNELL規格をほぼ全モデルで取得。

レースシーンでも、フレディ・スペンサー、ケビン・シュワンツ、マイケル・ドゥーハン、ニッキー・ヘイデン、ダニ・ペドロサ・・・他にも多数の名だたるライダーの頭を守ってきました。

ちなみに、バイク用が一番有名ですが、4輪用や競輪・競馬、警察用ヘルメットの製造もしています。

関連記事小鹿野町のアライヘルメットミュージアムに行ってきた

SHOEI(ショーエイ) 【日本】

SHOEI(ショーエイ) 【日本】

ヘルメット2大ブランドのもうひとつがSHOEI

「アライかSHOEIを選んでおけば間違いない」と言われるヘルメットの2大巨頭のひとつですね。

こちらも世界的に超有名ブランドです。

アライヘルメットが「衝撃をかわす」ことを重要視しているのに対して、SHOEIは「衝撃を吸収し保護する」という考え方。

トップメーカーの考え方の違いが面白いですよね。もちろん、両社とも安全性は折り紙付きです。

デザイン的には、アライよりシュっとした感じの帽体で、アライ派とSHOEI派に分かれるのは好みの問題もあるでしょう。

また、グローバル展開に力を入れていて、海外拠点もあるSHOEI。

世界的なメーカー別売上高シェアは50%以上あります。(2019年現在)

もちろん、エディ・ローソンから最近のマルク・マルケスまでトップライダーがSHOEIを被っています。

OGK KABUTO(オージーケーカブト) 【日本】

OGK KABUTO(オージーケーカブト)

OGKは、もともと自転車のグリップを作っている会社。

その後、ヘルメットの製造を手掛けるようになって、1982年に株式会社オージーケーカブトがヘルメット部門として分社化されています。

バイク用のヘルメットも人気で、国内ではアライ、SHOEI続く3番手のメーカーの立ち位置です。

特徴はなんといってもコスパの良さ。

やっぱり、アライ・SHOEIとなるとそれなりの値段になってしまいますが、OGKなら手ごろな価格で購入ができます。

もちろん、安全性も十分な性能を保持しています。

2018年の鈴鹿8耐では、「BMWモトラッド 39チーム」の酒井大作選手、アレクサンダー・カドリン選手などがOGKを使用していたことからもわかりますね。

BELL(ベル) 【アメリカ】

BELL(ベル)

BELLはアメリカの老舗メーカーで、その歴史はとても古く、現在のヘルメットの原型になったのがBELLだとも言われてます。

1923年に「ベル オートパーツ社」が創業されたのが始まりですが、実質的なBELL社の創業は1954年。

この年にリリースされた「500」、進化版の「500-TX」はあまりにも有名です。

1970年代のバイクレースでは、ほとんどのライダーがBELL。

当時の最高峰のヘルメットはBELLでした。

ケニー・ロバーツやエディ・ローソンが被っていたことも有名です。

ただ、残念ながら80年代中ごろから、勢いが落ちてきてしまい人気も下がってしまったのです。

ただ、最近になって伝統的なクラシックデザインが再注目されて来ています。

日本では、パーツメーカーのアクティブが2009年からオートバイ用BELLの正規輸入元になっています。

ちなみに、いまでもビンテージBELLはかなりの高額で売買されてます。

AGV (エージーブイ) 【イタリア】

AGV (エージーブイ)

AGVはイタリアのメーカー。

レザーシートなど作る会社でしたが、1948年からヘルメットの製造をスタートしています。

また、DAINESE(ダイネーゼ)の子会社でもあります。

ジャコモ・アゴスチーニ、ケニー・ロバーツ、バリー・シーンなどのチャンピオンライダーの着用も有名ですが、何と言っても「バレンティーノ・ロッシ」。

ロッシの被っているヘルメットという事で、最近の人には一気に知名度が上がったと言っても過言ではないでしょう。

ダイネーゼのショップや、2りんかん、ライコランドなどでも購入ができるようになってから、購入候補に加える人も増えてきています。

SIMPSON(シンプソン) 【アメリカ】

SIMPSON(シンプソン)

シンプソンは1959年の創業。アメリカのメーカーですね。

当時はNASCAR(ナスカー)といわれる、アメリカ最大のモータスポーツ団体にレーシングアクセサリーを供給していました。

ヘルメットを作ったのは、1979年。

当時、BELLが大人気だったのですが、その2倍の価格というプレミアムラインのヘルメットだったそうです。

シンプソンの特徴といえば、その形状。チンガード(顎)~口元の形が「ダースベイダー風」と言われていますね。

定番のバンディッドシリーズをはじめ、根強い人気を誇るヘルメットです。

現行モデルの人気ですが、ビンテージシンプソンは今でも高値で取引されていますね。

Buco(ブコ) 【アメリカ・日本】

Buco(ブコ)

Bucoは、もともとはアメリカのヘルメットメーカー。

1933年にデトロイドにてJ・ビューガライゼン氏によって立ち上げられています。

1950年代から60年代にかけては、BELLと並んで誰もが知るヘルメットメーカーに。

また、ヘルメットだけでなくレザージャケットや警察・軍隊向けの商品まで手掛けています。

非常に順調な業績でしたが、70年代に惜しくも消滅しています。(石油危機の影響との話です。)

その後、日本のアパレルブランド「TOYS McCOY」が忠実に再現したレプリカを販売し、現在に至っています。

アメリカ時代のビンテージBucoは今でも人気があり、高値で取引されています。

また、現行のBucoも忠実な再現性と小さめの帽体が人気で、ハーレー乗りやアメリカン乗りに絶大な人気を誇っています。

DAMMTRAX(ダムトラックス) 【日本】

DAMMTRAX(ダムトラックス)

ダムトラックスは、平成6年設立の比較的新しい会社です。

「面白いものしか作らない」という哲学があるようで、ヘルメット以外にもゴーグル、グローブ、ウェアなどのバイク用品を幅広く展開しています。

ヘルメットもジェットヘルメットやレトロフルフェス、個性的なフォルムの「BLASTER」など、ファッション性の高いものが多く、ストリート系のバイク乗りからの支持も高いです。

安全面でも、しっかりとSG規格を取得しているので公道走行も問題ありません。

また、キッズ用もSG規格取得で安価なため人気が高いです。

Y’S GEAR(ワイズギア) 【日本】

Y’S GEAR(ワイズギア)

Y’sGEARはヤマハの純正パーツやアクセサリーを扱う、ヤマハの子会社。

ヤマハに乗っている人なら知っている人も多いのでは。

ヘルメットでは

  • ZENITH(ゼニス)
  • Roll Bahn(ロールバーン)
  • GIBSON(ギブソン)

の3ブランドで展開していますね。

特にZENITHは結構知られています。ただ、ZENITHは韓国のHJCというメーカーのOEM商品が多いです。

価格的にはリーズナブルなので、初めのヘルメットに選ぶ人も多いようです。

HJC(エイチジェーシー) 【韓国】

HJC(エイチジェーシー) 

HJCは、韓国のメーカーです。

正式には、ホンジンHJCと言うそうで1971年からヘルメットを作っています。

あまり聞いたことも無いかも知れませんが、前項のY’sGEARでも触れた通り、ZENITHブランドのOEM供給をしていたりします。

また、モトGPでもホルヘ・ロレンソが使用していた事でも有名(今は契約していませんが)。

2018年には、アンドレア・イアンノーネが使用していましたね。

世界的には結構知名度のあるメーカーです。

また、MARVELやSTAR WARSとのコラボヘルメットも話題になりました。

NOLAN(ノーラン) 【イタリア】

NOLAN(ノーラン

ノーランはイタリアのヘルメットメーカー。

1972年設立なので老舗メーカー言えるでしょう。日本ではあまり馴染みが無いかも知れませんが、イタリアではトップシェアを誇ります。

実は、ベンチレーションやラチェット式のあご紐を採用したのは、ノーランが最初と言われています。

普及版のNOLANブランドと、プレミアムブランドのX-Liteの2つを展開しています。

用品店などでは、X-Liteの方が置いてあるので、こちらのブランドの方が認知されているかも知れませんね。

X-Lite

ケーシー・ストーナーや、ホルヘ・ロレンソ、ダニロ・ペトルッチなどのトップライダーも使っていました。

日本の代理店はパーツで有名なDAYTONA(デイトナ)です。

Suomy(スオーミー) 【イタリア】

Suomy(スオーミー)

Suomyもイタリアのメーカーです。

1997年にヘルメットメーカーとして設立された新しい会社です。

ただ、2000年にはドカティと契約を結び、多くのライダーが被った事で一気に有名に。

ロリス・カピロッシ、ジェームス・トスランド、アルバロ・バウティスタ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ・・・などなど。

レースっぽい派手なグラフィックのモノが多いのも特徴ですね。

SHARK(シャーク) 【フランス】

SHARK(シャーク)

はじめてフランスのメーカーですね。

SHARKは、フランスのマルセイユにあるメーカーです。1929年創立と歴史のある企業ですね。

レースシーンでもヨハン・ザルコやホルヘ・ロレンソが被っていたので、MotoGP

ファンなら知っているかも知れませんね。

並行輸入も多いですが、一部のモデルはY’sGEARが販売元として供給しているみたいですね。

WINS(ウィンズ) 【日本】

WINS(ウィンズ)

WINSは日本のメーカー。

株式会社ウインズジャパンの片岡匡史社長は元国内A級ライセンスのレーサーとしても知られています。

2011年には、イギリスのバイクメーカーMegari(メガリ)の輸入会社も設立しています。(現在は販売していません)

ヘルメットはコスパが良く、主力のフルフェイスも手ごろな価格で購入できます。

もちろん、安全性もSG規格を取得していますので、公道走行には申し分ありません。

また、カーボンヘルメットが3万円台と、破格の値段でリリースされています。

リード工業 【日本】

リード工業

リード工業はバイク用品を色々と手がける東京の会社。r

バイクギアのラインナップはグローブやバイクカバー、レイングッズにバイクロック、ミラーにツーリングネットなど豊富です。

何かしらお世話になった方も多いのでは。

ヘルメットの製造は1965年から開始で、フルフェイスにジェット、ハーフヘルメットとひととおりリリースしています。

もちろん、SG規格、PSC規格も取得。

最近では少なくなった、コルクヘルメットも現役でリリースしている、こだわりを感じる会社です。

マルシン工業 【日本】

マルシン工業 【日本】

マルシン工業は、自動車・オートバイ用の風防の製造・販売でスタートして、1962年にヘルメットの製造を開始しています。

1991年に国内製造から、盗難アジアでの委託生産に変更になっています。

また、海外からのOEM供給をうけて国内卸販売もしています。

とてもリーズナブルな価格で、新聞配達の人やおばちゃん層に良く使われているイメージです。

足代わりの原付とかには良いかも知れませんね。

FOX Racing(フォックス) 【アメリカ】

FOX Racing(フォックス) 【アメリカ】

FOX Racingはアメリカのメーカーです。

モトクロスやオフロード好きな人ならほとんどの人が知っているのでは。

基本的にはアパレルメーカーで、モトクロスウェアなどはあまりにも有名。

モトクロスやFMXなどを中心に世界的に有名なブランドです。

基本的は、オンロード向けのモノは無く、ヘルメットもオフロードだけです。

日本ではダートフリークさんが扱っているようです。

ICON(アイコン) 【アメリカ】

ICON(アイコン)

ICON(アイコン)はアメリカのバイク用ヘルメット&アパレルブランド。

アメリカ国内では抜群の知名度を誇ります。

ド派手なグラフィック系のデザインは圧巻の迫力。

一方で、ダークなワントーンのカラーリングなどもラインナップしています。

また、プロテクター入りのジャケットなど、安全面もしっかりと配慮しています。

ストリート系に重きを置いている感じで、レーススポンサーは行っていないようです。

日本では、AFG MOTOSPORTSが正規輸入元になっています。

PSC規格があるICONのヘルメットは、AFG MOTOSPORTSで販売されているものだけです。

MOMO DESIGN HELMET(モモデザイン) 【イタリア】

MOMO DESIGN HELMET(

モモデザインは4輪レーサーのジャンピエロ・モレッティが1964年にイタリアで設立した会社です。

車好きのなら間違いなく知っているメーカーですね。

ステアリングが非常に有名ですが、ヘルメットも作っています。

ベスパの正規店などに良くディスプレイされていますね。

イタリアっぽい(?)個性的な丸っこいデザインが特徴です。

KYT(ケーワイティー) 【インドネシア】

KYT(ケーワイティー) 【インドネシア】

KYTのヘルメットは、インドネシアのTCK株式会社という企業が生産するヘルメット。

インドネシアの企業と言われても、あまりピンと来ないかも知れませんね。

インドネシアはバイク大国ですが、国内のヘルメットシェア80%を占めるのがKYTのヘルメット。

また、先に紹介したイタリアの「SUOMY」と提携しています。

MotoGPのライダーサポートもしており、2018年はアプリリアに乗ったアレックス・エスパルガロ選手が使用。

静岡の浜松に日本法人の株式会社KYTジャパンがあります。

その他のヘルメットメーカー

ここまで20メーカーを紹介してきましたが、他にもヘルメットメーカーはあります。

  • THH(ティーエイチエイチ)【台湾】
  • Airoh(アイロー)【イタリア】
  • SCORPION(スコーピオン)【アメリカ】
  • ROOF(ルーフ)【フランス】
  • 他・・・。

おそらく調べれば、まだまだあると思います。

興味があれば、調べてみて下さいね!

どこのヘルメットが人気?おすすめは?

色々なメーカーがあると、逆に迷ってしまう事もありますよね。

人気のヘルメットはどのメーカーなのでしょうか。

日本国内で言えば、やっぱりアライSHOEIが人気のトップ2でしょう。

どちらを選ぶかは、好み次第。

その次はOGK

ベスト3は面白みも無いですが、現実的にそれだけ多くのユーザーが選んでいるという事なのでしょう。

実際に、オススメは?と聞かれたらこの3社を挙げてしまうでしょう。

アライやSHOEIの品質はトップです。OGKもネームバリューで2社には劣るものの、充分な品質でコスパは最高です。

また、人気の4番手以降は、実際に売り上げ調査をしてみないとわかりませんが・・・。

根強い人気のシンプソン。

ロードスポーツ系の支持が急上昇のAGV。

伝統と革新のバランスが取れているBELL。

このあたりが入ってくるのではないでしょうか。

また、ハーレー乗りにはBucoも人気ですし・・・乗っているバイクや、年齢層によっても変わってくるかもしれませんね。

結局のところは、欲しいヘルメットを買うのが一番です!

まとめ

ヘルメットの役割は、何といっても安全を守る事。

もちろん、「かっこよくバイクに乗りたい!」と思う気持ちもあるでしょう。

なので、どこのメーカーでも、どんなデザインでも良いと思います

ただ、ちゃんと安全を担保できる「規格付き」のヘルメットを選ぶことをおススメします!

また、ヘルメット関連の記事が他にもありますので、是非読んでみて下さい!

関連記事≫バイクのヘルメットサイズの選び方

関連記事≫ヘルメットの盗難防止対策

関連記事≫バイクのヘルメットの寿命は?

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※本記事は2019年7月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
※2021年6月に更新しました
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