気が付いたら、長い事バイクに乗っていない。
もしくは、壊れたまま放置している。
こんな時には、バイクを「手放したい(処分したい)」と思う人も居ますよね。
ただ、
「処分したい(捨てたい)けど、どうすれば良いの?」
と言う人も居るのではないでしょうか。
また、廃棄するのも良いのですが「売る」「友人や知人に譲る」という方法だってあります。
それから、バイクや原付を手放す時に「必要な手続き」がある事も知っておかなくてはいけません。
そのため、ここでは、
などについて詳しく解説しています。
バイクや原付を処分したい人には、きっと参考になると思います。
バイクや原付を処分する時に必要な手続き
バイク(原付も含め)を手放す時には、必要な手続きがひとつあります。
それは「名義変更(もしくは廃車手続き)」。
バイクには、ナンバープレートが付いていますが、このナンバーをもとに所有者が登録されています。
毎年、春になるとバイクの軽自動車税を払っていますよね。
この税金の支払い用紙は、ナンバープレートの登録情報をもとに送られると言うわけです。
そのため、バイクを処分する時は
という、どちらかの手続きが必要と言うことです。
この手続きは、自分で行う事もできますし、バイクを売却するなら買取業者やバイクショップが代行してくれることも多いです。
(具体的な手続き方法や、業者の代行については後述しますね。)
ただ、いずれにせよ名義変更や廃車手続きをしないと、「バイクを手放しても税金の支払い用紙が来てしまう」と言うわけです。
関連記事≫バイクを売るなら軽自動車税の課税前の3月末までが得!
バイクの処分方法①売却する
バイクを処分する時には、まず「売る」と言うことを検討した方が良いでしょう。
もし売却することができれば、少なからずお金が手元に入ってきます。
良くあるケースとしては、
と言うような理由で「どうせ売れない」と決めつけてしまうこと。
ただ、動かないバイクや壊れているバイク、ボロボロのバイクでも、思わぬような査定金額で買い取ってくれる事も少なくありません。
もちろん、査定の結果によっては金額が付かないことや、逆に処分料が掛かることもあります。
ただ、基本的に査定は無料の業者がほとんどです。(むしろ査定が有料の業者はやめた方が良いです。)
そのため、とりあえず買取の査定をしてもらって損はありません。
処分料が掛かったり、査定額に納得がいかない時は違う選択肢を考えるのがおススメです。
バイクの売却先としては
などがあります。
ポイントとしては、買取専門店やバイクショップに売却する場合、名義変更(もしくは廃車)手続きを代行してくれるということ。
しかも無料で代行してくれる場合がほとんどですので、面倒な手間も費用もかかりません。
また、個人売買で友人や知人などに売却するのもひとつです。
また、昨今はヤフオクやメルカリなどのオークションやフリマアプリを使って売却する人も増えています。
ただ、個人売買で売却した場合には、名義変更や廃車の手続きは自分(と購入者)で行わなくてはなりません。
他にも、リサイクルショップの中にはバイクや原付を買ってくれるケースもあります。
下記の記事では、バイクの売却先についてメリットやデメリットをまとめています。是非参考にしてみてください。
関連記事≫バイクはどこで売るべき?売却先で違うメリットとデメリット
関連記事≫一番高く売れる?バイクを個人売買で売るメリットとデメリット
バイクの処分方法②譲渡する
まだ乗れるバイクの場合、友人や知人に譲るという方法もあります。
仲の良い関係であれば、無償で譲るという場合もあるでしょうし、気持ちばかりの謝礼をいただく場合もあるかもしれません。
ただ、譲渡する場合に注意しなくてはいけないのは、バイクの名義をきちんと変更する必要があるという事。
初対面の人に個人売買する場合も同様ですが、きちんと名義変更がされないとトラブルのもとになります。
例えば
と言うことですね。
名義変更がされていないという事は、書類上は自分が持ち主のままと言うことです。
そのため、譲渡する場合には名義変更をしてからバイクを渡すのが基本です。
※バイクの名義変更の方法や必要書類については以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事≫原付の名義変更の方法と必要書類を詳しく解説!(50㏄&125㏄)
関連記事≫バイクの名義変更と必要書類を詳しく解説!【250、400、大型編】
また、個人売買などでは廃車渡しと言って、一旦廃車(登録抹消)をしてしまって、次の所有者が再び登録し直すの方法も一般的です。
バイクの処分方法③廃棄する(捨てる)
売却や譲渡ではなく、廃棄する場合にもいくつか方法があります。
具体的には
という3つに分けて説明していきますね。
昔は、原付ならば市区町村での粗大ごみで対応してくれたケースもあったようです。
ただ、現在は原付であっても粗大ごみで対応してくれる市区町村はなく、ほとんどの自治体が二輪車リサイクルシステムを推奨しています。
二輪車リサイクルシステムを利用する
二輪車リサイクルシステムとは、バイクの国内4メーカーと海外メーカー輸入事業者12社が、使用済みになったバイクの適正処理と再資源化を目的とした取組みです。
このシステムを利用するためには、
ことが必要です。
条件を満たして、書類を用意できたら、「廃棄二輪取扱店」に持って行けば廃棄してくれます。
「廃棄二輪取扱店」は、数多くのバイクショップが登録されていますので、自宅の近くでも見つかるでしょう。
また、処分費用についてですが、指定引取り場所に、直接自分で持ち込む場合には費用は掛かりません。
ただ、廃棄二輪取扱店(バイクショップ)に持ち込む場合や、自宅まで取りに来てもらう場合には収集運搬費用が掛かります。
※廃棄に伴うリサイクル費用は掛かりません。
それから、事前に廃車をしておく必要もあるので注意が必要です。
関連記事≫バイクの廃車手続きはどこでやる?排気量別の廃車方法と必要書類
廃車の手続きに不安がある場合には、廃棄二輪取扱店(バイクショップ)に相談してみましょう。
指定引取り場所や廃棄二輪取扱店の一覧、二輪車リサイクルシステムの詳細については、
公益財団法人自動車リサイクル促進センターのホームページで確認ができます。
バイクの廃車・処分専門業者に依頼する
バイクの廃車・処分を専門に行っている業者もたくさん存在します。
(ネットで検索すればたくさん見つかると思います。)
多くの処分業者は、「引取り・処分・廃車(登録抹消)手続き代行をすべて無料で行う」という業者が多いですね。
引き取ったバイクは海外に輸出したり、バラバラにして部品単位で再利用・売却したりする業者が多いと言えます。
そのため、買取専門店やバイク販売店で処分費用が掛かってしまうと言われたバイクでも、無料で引き取っていくケースもあります。
ただ、一方では無料と言いつつも、実際に来てみたら費用を請求してくる「悪質業者」もいるのが事実。
そのため、処分の専門業者を選ぶときには、廃車(登録抹消)手続きも含め、きちんとした業者を選ぶことが必要です。
その他の廃棄方法
他にも、バイクだけでなく家具や電化製品などの不用品を回収する、「不用品回収業者の巡回トラック」に処分依頼をしたり、「自動車解体業者」に依頼するという方法もあります。
しかしながら、これらの方法はあまりおすすめしません。
不用品回収トラックの場合、廃車(登録抹消)手続きの流れが曖昧であったり、手続き完了がきちんと確認できない場合もあります。
また、解体業者の場合、業者メインの商売のところが多く、個別の持ち込みが断られたりする場合もあります。
もちろん、すべての業者が該当するわけではありませんが、見極めが難しい事は否めません。
おすすめの処分方法は買取専門店に依頼すること
バイクや原付を処分する方法は、いくつもある事はご理解いただけたと思います。
ただ、複数の選択肢があると、逆に迷ってしまう人も居るかも知れませんね。
特にこだわりが無ければ、バイクの買取専門店に依頼してしまうのが一番のおすすめです。
理由としては
と言うことですね。
どうせ売れないだろうと決めつけてしまうと、損をしてしまうかも知れないので、まずは査定を受けてみると良いでしょう。
もちろん自宅まで無料で来てくれますし、査定自体には費用は掛かりません。
査定をしてらったあとに、処分を依頼するか否か決めれば良いと言うことですね。
また、買取専門店と言ってもたくさんあるのですが、迷ったら「バイク王」「バイクワン」「バイクランド」あたりの大手を選んでおけば間違いないでしょう。
◆TVのCMとかでも有名なバイク王ですね。
◆バイクワンもバイク買取の大手。実質No.2です。
◆昔はゲオバイクとして有名だったのがバイクランド。
バイクを処分するときの注意点
バイクを手放すときに、処分方法はいくつかありますが、
この3つは特に注意が必要です。
手続きが面倒な時や自信がない場合には、バイクショップや買取専門店に任せてしまう方が良いでしょう。
売却できれば、手続きも代行してくれるケースがほとんどです。
また、個人間で譲渡・売却する場合は、名義変更をどちらがやるのか、名義変更がしっかりとされたのかを確認する必要があります。
「やっておくよ!」という口約束はトラブルのもと。しっかりと名義変更の完了を確認しましょう。
特にヤフオクやメルカリなど、面識のない人とのやり取りの時には慎重に行うようにしてください。
関連記事≫ヤフオクでバイクを売る時の書類や引き渡しの流れと方法
それから、廃棄するとき。
バイクは粗大ごみや不燃ごみなどで捨てることはできません。
ゴミステーションなどに置いておいても、引き取ってもらえないですし、不法投棄になりますので注意が必要です。
廃棄(捨てる)する場合でも、きちんと法律に則った方法で廃棄する必要があるという事も併せて覚えておきましょう。
まとめ
バイクは、リユース性の高い製品です。
また、車と違い古いバイクでも売れる(査定で値段が付く)ことも多いです。
そのため、バイクを処分しようと思った時には、まず、買取専門店やバイクショップに査定をしてもらうと良いでしょう。
残念ながら、処分にお金が掛かると言われた場合は、改めて考えれば良いだけです。
※2020年2月に更新しました。