バイク乗りに人気の道路の「道志みち」が、2019年4月19日に暫定ですが開通しました。
開通したと言っても、一部が片側交互通行になりますので渋滞なども予想されます。
それでも開通を楽しみにしていた人たちも多かったのではないでしょうか。
ここでは、道志みちの開通状況や、道志みちで有名な流し撮りやヤエーについて触れています。
道志みちとは
道志みちとは神奈川県相模原市から山梨県道志村を通って山中湖村に抜ける国道413号線の通称です。
適度なワインディングの続く道で、神奈川方面から山中湖方面へ走ると、富士山が見えてきます。景色も楽しめる、ドライブやツーリングで人気のコース。
また、標高が高めの場所では夏でも涼しく、道志川沿いには多くのキャンプ場があります。
道志温泉などもあり、レジャーを楽しむ人も多く使う道路ですね。
ところが平成2018年10月1日の台風24号で、道路斜面が崩落し通行止めになってしまったのです。
その後、約半年の復旧作業を経て、2019年4月19日に暫定ではあるものの開通となっています。
全面開通に向けては、行政のほうで令和2年3月末を目途に対応を進めているとのことです。
道志みちの開通状況
今回の開通は暫定となりますが、一旦は国道413号と市道橋津原平丸の双方が通行可能になりました。
台風の影響は大きく、かなりの崩落でしたので、行政や工事関係者の尽力には頭が下がります。
しかしながら、一部区間が片側交互通行となっています。そのため、大型連休の時などは渋滞も予想されます。
慌てず焦らず、安全運転で利用しましょう。
渋滞を回避する方法として、引き続き迂回路を通行することも選択肢に入れても良いでしょう。
ただ、亀見橋・バカンス村方面から伏馬田地区を抜けて県道76号を経由する迂回路は、かなり幅員の狭い場所があったり、地元の方の生活道路でもあります。
渋滞回避などでここを通る場合には、地元住民の迷惑にならないように、くれぐれも安全運転を心がけて欲しいものです。
※相模原市推奨の迂回路は国道20号を使う迂回路です。
また、今後も相模原市では、道志みちの開通状況を専用ページにて公開していくそうです。
道志みちはヤエー率が以上に高いことで有名
道志みちはヤエー(YAEH!)が非常に多い事でも有名です。
ヤエーとは、すれ違うバイク同士がピースサインや手を挙げて行う挨拶のこと。お互いの安全を願う意味もあるそうです。
市街地ではほとんど行われませんが、ツーリング先などでは解放感からか、ヤエーをしてくれるライダーも少なくありません。
道志みちはヤエーの多いスポットで、走っているとヤエーをしてくれるバイク乗りも非常に多く見かけます。
基本的にはヤエーをされたらヤエーを返すと良いのですが、もちろん強制ではありません。
運転中ですので、アクセルやクラッチ操作の都合で手が離せない場合もあるでしょうし、恥ずかしいという方も居るでしょう。また、そもそもヤエーが嫌いと言う方も居るかと思います。
なので、無理してヤエーを返す必要はありません。
あくまで気軽に、相手に強要することなく、且つ安全に行うのがヤエーです。
ただ、ヤエーを返してもらえると、バイク乗り同士で心が通じ合ったような感覚になって嬉しい!という人も非常に多いのです。
バイク乗り同士のコミュニケーションですので、道志みちを走る機会があれば、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ただ、くれぐれも安全第一で無理をしないようにしましょう。
道志みちは流し撮りでも有名
また、昨今道志みちは、「流し撮り」スポットとしても有名になっています。
道志みちを走っていると、路上にカメラをもってバイク乗りを待っている人たちを多く見かけます。
彼らは道志みちを走るバイクを次々に写真に撮る、いわゆる「流し撮り」をしているという訳ですね。
撮影した写真は、Twitterなどで希望者にくれる事が多いので、道志みちを走った時には帰宅後にTwitterを除いてみると良いかも知れません。
「#道志みち」「#流し撮り」で探すとたくさん出てきます。日付と時間帯に心当たりがあれば連絡してみると良いでしょう。
普段はなかなか手に入らない、自分の走行写真がもらえるかも知れません。
ただ、 道志みちでの流し撮りについては、賛否両論、是非を問う議論があるのは事実です。
写真を撮ってもらえて嬉しいと思う人。
勝手に写真を撮られたくないと感じる人。
写真を撮ることを楽しんでいる人。
それぞれの価値観や考えがあるので、非常に難しい問題ですね。
安全運転とマナーを守ろう!
GW前には、山梨県警察のツイッターで道志みちのつぶやきがありました。
道志みちは事故多発路線とされており、取り締まりを強化するとの事です。
道志みちは非常に魅力的なツーリングスポットです。
もちろんバイクだけでなく、ドライブやロードバイクを楽しんでいる人も多いですし、近隣で生活をしている地元の方々も沢山いらっしゃいます。
マナーの悪い運転や危険な運転が、事故を起こしたり、多くの人に迷惑を掛けてしまう事は心掛けておくべきでしょう。
全国にはたくさんの魅力的なツーリングスポットがありますが、残念ながら、中にはバイクのマナーの悪さが有名になっている場所も少なくありません。
道志みちがそんなスポットにはなって欲しくないですし、いつまでもバイク乗りが楽しめる場所であって欲しいと思います。
そのためには、バイク乗り一人ひとりの安全運転意識とマナー向上が必要なのは言うまでもないでしょう。
道の駅どうしにも寄ってみよう
道志みちに走りに行ったら、是非寄って欲しいのが「道の駅どうし」です。
バイク乗りが集まる場所は全国にたくさんありますが、この道の駅どうしにも、多くのバイクが集まります。
色々なバイクを見るのも楽しいですし、もしかしたら新しいつながりができるかも知れません。
また、道志村の特産品「クレソン」を使ったケーキやジュース、うどんや同じく特産の「道志ポーク」なども味わう事ができます。
また、バイクが集まる場所ですが、道の駅はバイク乗りだけのモノではありません。
空ぶかしや騒音はもってのほかですし、多くの人が出入りすることを踏まえてマナーや安全運転に気を配って欲しいと思います。
まとめ:マナーを守って道志みちを楽しもう!
ヤエーや流し撮りで有名な道志みちですが、もちろん普通に走るだけでも非常に楽しいツーリングコースです。
まだ走った事が無い方は、一度走ってみてはいかがでしょうか。
ただ、何度も触れている通り、やっぱり大事なのはマナーと安全運転です。
現時点では(2019年4月26日)開通と言っても暫定で、一部は片側通行です。
渋滞なども予想されますが、危険なすり抜けや無理な運転はくれぐれも控えて欲しいと思います。