※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

AT限定小型二輪免許を「最短2日」の教習所で取る方法!

バイクの免許
スポンサーリンク

平成30年(2018年)の7月に道路交通法が改正されています。

この改正により、AT限定小型二輪免許が最短2日で取得できるようになった為、バイク業界ではかなりニュースになりましたね。

この改正の対象は、AT限定小型二輪免許のみになりますが、原付2種のバイクに乗りたい人にとっては非常にメリットがあります。

ただ、「最短2日」での取得にはいくつかハードルもあるのが事実です。

そのため、ここでは、

  • 平成30年の道交法改正の内容
  • 最短2日で免許が取れる人の条件
  • 最短2日でAT限定小型二輪免許を取る方法

について解説します。

AT限定の小型二輪免許を取ろうか検討している人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

スポンサーリンク

法改正は教習所の上限講習数の引き上げ

平成30年の道路交通法改正の具体的な内容は、「自動車教習所の技能講習の上限数の引き上げ」です。

ちょっとわかり難いので補足しますね。

もともと、自動車教習所の技能講習には、1日に受講できる上限時間(コマ数)が決まっていました。

具体的には、

  • 第1段階で2時限まで(改正前)
  • 第2段階で3時限まで(改正前)

という上限です。

それが、今回の法改正によって、それぞれ1時限ずつ引き上げられて、

  • 第1段階で3時限まで(改正後)
  • 第2段階で4時限まで(改正後)

と言うように変わったと言うことですね。

また、今回の法改正の対象は「AT限定の小型二輪免許のみ」となっています。

それから、「連続受講できるのは2時限まで。それ以上の受講のときは間に休憩をはさまなければならない」という決まりもありました。

このルールに関しては変更がありません。

※学科教習においては、1日の上限コマ数の決まりはありません。

最短2日で取れるのは自動車免許保有者のみ

今回の法改正は、バイク業界にとっては非常に嬉しいニュースとなりました。

新たにバイクに乗ってもらうためのハードルが低くなったからです。

しかしながら「最短2日で免許取得が可能」になったのは、全ての人ではありません。

本来、AT限定二輪免許を自動車教習所に通って取得するためには、「学科教習26時限、技能教習9時限」の受講が必要です。

これでは最短2日は不可能です。

しかしながら、「普通自動車免許(4輪)」免許を持っている人は、「学科教習1時限、技能教習8時限 」となります。

つまり、今回の法改正で最短2日でAT限定二輪免許が取得できるのは、「既に普通自動車免許を持っている人」が対象になるという事ですね。

保有免許別に、どれくらいの教習時間が必要なのかは、以下の記事内で解説しています。

興味がある人は参考にしてみて下さい。

関連記事バイク免許の種類は7つ!取得に必要な費用・期間・年齢のまとめ

法改正前と法改正後の最短日数の比較

では、法改正にどのように変わったのか具体的に見てみましょう。

改正前>改正後の順番です。

法改正前の最短教習修了例(最短3日)

法改正前は、技能講習の上限コマ数が第1段階で2時限、第2段階で3時限となっていました。

そのため、最短でも3日が必要でした(普通自動車免許を所有している場合)。

法改正後の最短教習修了例(最短2日)

法改正後は、技能講習の上限コマ数が第1段階で3時限、第2段階で4時限と引き上げられています。

そのため最短2日で修了が可能になります。(普通自動車免許を所有している場合)

最短2日と言うのはあくまで教習所の受講日数

今回の件で、一部の誤解を産んでいると思われるのが「最短2日で免許が取得できる」という表現方法です。

これまでご説明した通り、「AT限定小型二輪免許を最短2日で取得可能」と言うのは、

  • 普通自動車(以上の)免許を所有している人
  • 最短2日は教習所で学科教習と技能教習を修了するのに必要な日数

です。

ただ、ほかにも、教習所の入所日で1日、卒業検定に1日、免許センターでの免許交付手続きで1日・・・と他にも日数が必要になるケースがほとんど。

最終的な、免許交付までは、実質は4~5日ほど掛かる人も多いのが実情です。

免許交付までに実際に掛かる日数
  • 教習所入校手続き(入校式・説明会)・・・1日
  • 講習1日目・・・1日
  • 講習2日目・・・1日
  • 卒業検定・・・1日(卒業検定は講習2日目に実施してくれる教習所もあります)
  • 免許センターでの免許交付・・・1日

ただ、購入を受けるのは事実2日で終わりますし、教習所によっては融通を利かせてくれるところもあるのは事実です。

AT限定小型二輪免許を最短2日で取る方法とは

「できるだけ教習所に足を運ぶ頻度を少なくしたい!」

このような時には、「AT限定小型二輪免許の2日間コース」を実施している教習所を探すことがポイント。

法改正がされたと言っても、普通の流れで教習所に入校して、普通の流れで教習所に通っていたら、2日で修了するのは不可能に近いです。

なぜなら、2日で終わるように教習の予約を取るのが困難だからです。

特にシミュレーターなどは、各教習所で台数が限られているため、自分の希望通りに予約がとることはほぼ無理でしょう。

ただ、「もとから2日間で修了できるコース」があれば、教習所のほうで専用のスケジュールを組んでいるため、ほぼ確実に2日で終わります。

また、2日目の最後に卒業検定まで実施してくれます。

そのため、最初から「2日間コース」を選択するのがポイントと言うわけですね。

【2日間コースを実施している教習所の一例】

○ 横浜自動車学校(神奈川)

○ 平和橋自動車学校(東京都)

○ 八戸ノ里ドライビングスクール(大阪)

※2日間コースは2日での卒業を保証するものではありません。個人の技量によっては2日間で卒業できない場合もあります。

法改正によって、AT限定小型二輪の2日間コースを導入している教習所も増えてきていますので、是非探してみてください。

また、近隣に2日間コースの設定をしている教習所が見当たらない場合は、一度近くの教習所に相談してみる事もおススメです。

教習所は時期や混み具合によって、取得の期間が大きく変わります。

どれくらいで卒業が可能なのかの目安を知っておくことは、計画を立てる上でも役に立ちます。

まとめ:125㏄まで乗れる原付2種の魅力は大きい

利便性という面で、非常に魅力が大きいのが原付2種のバイクです。

50㏄の原付バイク同様に維持費が安く、保険面でもファミリーバイク特約なども適用が可能です。

関連記事原付の保険料はいくら?安くするならファミリーバイク特約!

また、50㏄だと不便に感じる「二段階右折」「二人乗りの禁止」「30㎞制限」が、51~125㏄クラスになると無くなります。

一気に便利な乗り物になりますよね。

最近では、各メーカーも125㏄クラスで魅力的な車種を数多く出しています。

興味のある方は、是非免許取得にチャレンジしてみてください。

※本記事は2019年2月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
※2020年3月に更新しました