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原付免許の取り方ガイド【必要書類や費用、試験の流れ、勉強方法】

原付免許の取り方ガイド【必要書類や費用、試験の流れ、勉強方法】バイクの免許
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バイクの免許で、一番手軽に取れるのが「原付免許」ですね。

運転できるバイクは50㏄以下と限定されますが、教習所に通う必要が無く、試験に受かれば1日で取得できます。

また、16歳から取れるので、若い人にも人気の免許ですね。

今はベテランライダーだと言う人でも、「最初に手にした免許は原付免許だった」という人も多いのではないでしょうか。

ここでは、

  • 原付免許の取り方
  • 原付免許を取る時に必要な書類
  • 免許取得に掛かる費用
  • 原付免許の試験対策(勉強方法)

などについて詳しく解説しています。

原付免許を取ろうと思って調べている人は、ぜひ参考にしてみてください!

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原付免許で乗れるバイク

まず前提として、原付免許で運転できるのは50㏄以下のバイク

例えば、Dio、JOG、タクト、トゥディ、スーパーカブ50、Ape50、マグナ50・・・などが該当します。

ポイントは、原付免許の場合は「AT限定(オートマ限定)」の区分が無いこと。

つまり、排気量の規定を満たしていれば、スクーター以外のマニュアル車(ギア付きバイク)にも乗ることができると言うわけです。

また、原付は正式名称を「原動機付自転車」と言い、

  • 原付1種(50㏄以下)
  • 原付2種(51㏄~125㏄)

の2つがあります。

後者の原付2種に区分される51㏄~125㏄のバイクは、原付免許では乗ることができないので注意してくださいね。

それから、普通自動車免許(4輪)を保有している人は、50㏄以下の原付バイクも運転することができます。

なので、車の免許を持っている場合は「原付免許」を取る必要が無いと言うことですね。

関連記事バイク免許の種類は7つ!取得に必要な費用・期間・年齢のまとめ

一部の電動バイクも運転可能

電動バイクの場合、排気量ではなく「定格出力」で運転できる免許が変わります。この定格出力が0.6kw以下の電動バイクなら、原付免許で運転ができます。

関連記事電動バイクに乗るには免許はいる?免許区分とルールについて解説

原付免許の受験資格

原付免許の受験資格

原付免許を取得する為には、いくつかの受験資格を満たす必要があります。

具体的には、以下の5つですね。

年齢・・・満16歳以上

視力・・・両目で0.5以上(眼鏡・コンタクトの矯正視力可)

※片眼が見えない場合は、見える方の視力が0.5以上で且つ視野が左右150度以上

色彩識別能力・・・赤色、青色及び黄色の識別が可能

聴力・・・10メートル離れた場所で90デシベルの警音器音を聞き取れる。補聴器でも可能

※平成24年4月1日の道路交通法改正で、大型自動二輪車、普通自動二輪車、原動付自転車、小型特殊についての聴力試験による合格基準が廃止されています。
そのため現在は、聴力に障害があり聞こえない方でも免許取得が可能になっています。

運動能力・・・運転に支障がある身体機能の障害が無い事

また、過去に取消処分等(初心取消を除く)を受けた場合は、受験前の1年以内に取消処分者講習を受講し、かつ、欠格期間経過後に受験が可能になります。

原付免許の試験の場所と時間

原付免許の試験は、各都道府県の運転免許試験場(運転免許センター)で受付と試験が行われます。

ただ、注意点として「住民票がある住所の試験場」でなくてはなりません。

例えば、住民票が埼玉県にある人は、埼玉県以外の運転免許試験場(運転免許センター)では受験ができないと言うことですね。

時間については、多くの運転免許試験場が

  • 平日 8時30分~ 受付開始

となっています。

ただ、各試験場で多少の違いがあるので、受験する試験場で事前に確認をしておきましょう。

受付から試験、免許交付まで当日中に終了した場合、全て終わるのは16時ごろになります。

原付免許の試験に必要な書類や費用

原付免許の試験に必要な書類や費用

では、実際に原付免許の試験を受けようとした時には、何が必要になるのでしょうか。

ここでは

  • 試験に必要な費用
  • 試験に必要な書類

に分けて説明して行きますね。

原付免許の取得費用

原付免許の取得までに掛かる費用は8,050円です。

受験料1,500円
技能講習手数料4,500円
交付手数料2,050円
合計8,050円

料金的にも手軽に取得できる免許ですが、注意が必要なのは、「あくまでも一回で合格した場合の費用」であるという事です。

試験に不合格の場合は再受験が必要となり、その場合には再び受験費用が掛かります。

※費用に関しては、各都道府県で若干異なる場合があります。事前に各運転免許センターでの確認をしましょう。

原付免許の受験に必要な書類(必要なもの)

続いて、受験に必要な書類(必要なもの)は以下の通りです。

  • 住民票
  • 申請用顔写真
  • 筆記用具
  • 身分証明書
  • (メガネや補聴器)
  • 受験費用
  • 印鑑
  • 受験申請書
  • (原付講習終了証明書)

です。それぞれ補足していきますね。

① 本籍地記載の住民票  

※個人番号(マイナンバー)が記載されていないもので、コピーは不可

② 申請用の顔写真

※申請前6か月以内に撮影のもの。(都道府県によっては2枚必要)

無帽、正面、上三分身、無背景、たて3cm×よこ2.4cm。

こちらは試験場で撮影することも可能です(有料)

③ 筆記用具

HBの鉛筆、消しゴム、ボールペン。

学科試験の受験や、申し込み用紙を書くのに必要です。

④ 身分証明書

※健康保険証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、パスポート、学生証、社員証など。

運転免許証を保有している場合は運転免許証でも可。

⑤眼鏡やコンタクト・補聴器等 

※使用している場合のみ

⑥ 受験手数料、講習費用、交付手数料

詳細は前述のとおりです。

⑦ 印鑑

認印(三文判)でOKです。

⑧ 受験申請書(受験票) 

運転免許試験場に置いてあります。

⑨原付講習終了証明書 

これは、事前に自動車教習所などで原付免許取得時講習を受講済みの方のみです。それ以外の方は不要です。

※外国籍の方は必要な書類などが異なりますので、各運転試験場にてご確認ください。

原付免許の受験時の服装

当日は、学科試験に合格すると技能講習を受けることになります。

技能講習は実際にバイクに乗って講習を受けるため、当日は運転に適した服装で試験場に行きましょう。(長袖、長ズボン、運動靴等)

サンダル、ハイヒール、下駄等の履き物やスカートの着用などの場合は、受講を断られる場合があるので注意してくださいね。

原付免許の取得方法と流れ

原付免許の取得方法と流れ

原付免許を取る時に、必要な書類や費用については把握できたのではないでしょうか。

では、免許を取るまでの「具体的な流れ」についても詳しく解説していきましょう。

①事前準備

まず、試験当日までに、必要な書類(住民票や写真など)を揃えます。

申請書に貼る顔写真は試験場で撮影もできますが、事前に用意しておくとスムーズです。

注意!

※学科試験合格後の技能講習は、事前予約制の運転免許試験場もあります。

予約が必要なのか、不要なのかを事前に確認しておきましょう。

また、運転免許試験場ではなく、指定の自動車教習所で技能講習を行う都道府県もあります。各都道府県によって差がありますので、注意が必要です。

②受付

書類などの準備ができたら、運転免許試験場に行き、受験申請書(試験場にあります)を記入します。

また、受験費用は印紙で払いますので、印紙を購入して受付を済ませます。

印紙は試験場内に印紙売場がありますので、当日購入すれば問題ありません。

③適性検査

受付後、視力、聴力、運動能力検査など簡単な適正検査を受けます。

普段、眼鏡やコンタクト、補聴器を使用している方は忘れないようにしましょう。

④学科試験

適性検査が終われば、いよいよ学科試験。

30分間で48問の問題で、合格基準は正解率90%(50点満点中45点)です

試験後、合格者の番号が掲示板で発表されます。

無事に合格すれば、午後の実技講習を受けることになります。

残念ながら不合格の場合は、別の日に再度受験する必要があります。

⑤ 実技講習

は事前予約制の試験場もありますので、事前に確認してきましょう。

実技講習では、実際にバイクに乗って講習を受けます。乗車に不適切な服装(サンダルやハーフパンツなど)だと、講習を断られるケースがありますので注意しましょう。

また、実技講習は、合格不合格はありませんので安心して下さい

試験場の専用コースで、バイク操作方法や乗り方、走行時の注意点を試乗しながら学びます。

技能講習が終了後、ビデオ講習を受けます。

ビデオを見ている間に、免許証の準備が進んでいると言うわけです。

⑥免許交付

ビデオ購入が終われば、念願の免許証が交付されて終了です。

安全運転でバイクライフを楽しみましょう!

原付免許の学科試験対策と勉強方法

原付免許の学科試験対策と勉強方法

原付免許の取得に関して、一番のポイントは学科試験です。

なぜなら、実技講習は合否がありませんので、学科試験さえ合格してしまえば免許取得はできたようなものだからです。

そのため、原付の学科試験について、もう少し詳しく解説しますね。

原付免許の学科試験の内容
  • 試験時間:30分
  • 回答方式:マークシート選択式
  • 問題数:48問

テストは全てマークシートで、全部で48問です。

ちなみに、

  • 文章問題46問(各1点で46点)・・・交通ルールが中心、正誤2択式
  • イラスト問題2問(各2点で4点)・・・危険予知の問題。ひとつのイラストに対して3つの文章があり、各文章の正誤を選択。全て正解した場合のみ2点。これが2問あります。

合計48問で、50点満点。

合格基準は、90%の45点以上合計なります。

9割の正解率が必要で、合格率は6割ほどです。

意外と難しい試験とも言えるかも知れませんが、しっかりと事前に勉強をしておけば、きっと合格できると思います。

そのため、原付免許の勉強方法や試験対策をいくつか紹介しておきましょう!

①とにかく数をこなして問題に慣れる

原付試験はとにかく過去問問題集を解いて、問題に慣れることがおすすめです。

基本的には2択式なので、1問に対しての時間がかかる事はありません。

どんどん問題を解いていって、答え合わせをすること。

そして、間違えた問題は必ずチェックしておきましょう。

後で振り返って問題を解く事で、類似問題での間違いを無くすことができます。

また、最近は「本」以外でも、アプリWebサイトの問題集も便利なので、利用してみるのもおススメ。

空き時間を利用するだけでも、たくさんの問題が解けるはずです。

参考原付試験問題集アプリ( iOS )

参考原付試験問題集アプリ(Android)

②イラスト問題は必ず取る

イラスト問題は2問しかありませんが、ひとつ2点です。

つまり、2問中ひとつでも間違えると、合否に大きく影響してしまいます。

ただ、逆にイラスト問題が満点であれば、他は5問まで間違えても合格できるのです。

そのため、イラスト問題はたくさんの例題を解いて、確実に取りに行きましょう。

③ひっかけ問題に注意

よく間違えるのが、いわゆる「ひっかけ問題」です。

たとえば、

「~のときは、~しなくてはならない」「~のとき、~は必要ない」

などの言い回しの文章問題では、国語の試験かと思うようなひっかけ問題があります。

絶対条件??必要条件??などと混乱します。

また、

  • 「一時停止」、「徐行」、「注意して進むことができる」の違いのひっかけ
  • 標識問題では「一方通行」と「左折可」の違い(色の類似性)

などのひっかけ問題も良くあるパターンです。

ひっかけ問題の対策は、繰り返し問題を解くことに尽きます。

何度か間違えても、間違えた問題をチェックして繰り返し解いているうちに、「ひっかけに掛かりにくく」なります。

模擬テストで確実に95点が取れるようにする

昨今は、ネットやアプリで模擬テストができるようなサービスがたくさん溢れています。

これらのテストで、「何回挑戦しても95点以上取れるようにしておく」ことが重要です。

試験を受けて不合格になると、もう一度試験場に足を運ばなくてはなりません。

また、受験の度に費用も掛かります。

そのため、受かるかどうかわからない状態で試験に行くくらいならば、練習で常に95点が取れるレベルまで持っていく方が効率が良いです。

まとめ

原付に乗れるようになると、行動範囲も一気に広がります。

また、他の運転免許に比べて取得までの費用も安価で、試験に受かれば1日で取れてしまいます。

そのため、興味をもったのであれば、ぜひ免許を取りに行ってみて欲しいと思います。

原付免許の取得のポイントは、やっぱり学科試験でしょう。

とにかくアプリやサイト、本などの問題集を繰り返し繰り返し解く事で、95点を取れるようにしておくことが重要です。

免許が取得できれば、きっと世界が広がって、新しい発見や出会い・感動があると思いますよ!

※本記事は2019年2月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
※2020年3月に更新しました。


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