埼玉県のツーリングと言えば、埼玉の秩父や長瀞・皆野・小鹿野エリアが人気です。
自然の多いエリアで、東京からはもちろん、群馬・山梨方面からも日帰りで行けるアクセス。
また、適度なワインディングや四季折々の景観が楽しめるので、初心者からベテランライダーまで多くのバイク乗りが訪れるスポットです。
今回は、埼玉にツーリングに行く時におすすめのスポットやグルメを厳選してご紹介します!
秩父高原牧場/天空のポピー
東秩父村にある秩父高原牧場は、標高500mで関東平野が一望できます。
「彩の国ふれあい牧場」として動物と触れ合う事もできる牧場ですね。
ここ数年で人気なのが、天空のポピー。
5月の下旬から6月の上旬までの短い期間ですが、ポピーの満開時期には絶景を見ることができます。
また、夏には新緑を楽しみながら走れる人気のコース。
牧場の敷地内にある「ミルクハウス」のソフトクリームは絶品!と評判です。
(ミルクハウスは4月~秋の土日・祝のみの営業)
定峰峠/ジブリ苔アート
定峰峠は埼玉県の県道11号線。県内では有名なツーリングスポットです。
多少路面が荒れているところはありますが、気持ちよいワインディングが楽しめる道路。急なカーブもチョコチョコ有りますので、スピードの出し過ぎには気を付けましょう。
また、2018年ごろにジブリの苔アートが出現したと話題になりました。
ジブリファンでなくても、楽しめますね。
普通に道路脇なので、バイクを停めたり写真撮影をする時には、くれぐれも安全確認・マナーを守ってくださいね。
また、苔アートは自然の苔を利用しています。いつまで残っているかわかりませんので、ご留意ください。
ただ、苔アート抜きにしても、ツーリングルートとしては非常におすすめの道ですよ。
手打ち定峰峠の鬼うどん
定峰峠を走るバイク乗りに人気なのが「鬼うどん」。
定峰峠は漫画「頭文字D」にも登場するらしく、バイク乗りだけでなく、車好きの人達にも人気のうどん屋さんです。
前項の、ジブリの苔アートからも近いので是非寄ってみてはいかがでしょう。
毎朝4時間以上かけて仕込む細めの手打ちの麺で、人気はぶっかけスタイルの鬼うどん。夏には冷たいうどんも人気です。
天然氷の阿佐美冷蔵
秩父方面へのツーリングでは、長瀞を抜けて行くのも人気のルート。長瀞には、天然記念物の岩畳や寶登山神社など観光スポットたくさんあります。
ただ、長瀞で紹介したいのが天然氷のかき氷で有名な阿佐美冷蔵。
最近はかき氷ブームですが、ブームになるずっと前から埼玉では人気のかき氷屋さん。夏の休日は数時間待ちになる事も。
口に入れるとフワフワと溶ける天然氷の美味しさは、並んでも食べる価値ありです。
金崎本店と寶登山道店の2店舗あります。
彩甲斐街道/雷電廿六木橋
彩甲斐街道(さいかいかいどう)は埼玉県の熊谷市から雁坂トンネルを抜けて、山梨県南巨摩郡富士川町まで続く国道140号線の通称です。
140号線自体は150㎞以上あり山梨まで抜けているので、今回おすすめするのは秩父の駅前辺りから、雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)、滝沢ダムを通りつつ、関東最強のパワースポット三峯神社へ行くルート。
雷電廿六木橋は滝沢ダムに掛かる大きなループ橋で、走行中にはダムを眺めながら走る事ができます。
とにかく楽しく走れますので、是非行ってみて下さい。
三峯神社
ツーリングの目的地として、是非寄って欲しいのが三峯神社。
実は三峯神社は、関東で最強のパワースポットと言われている神社です。
オオカミを神様のお使いとしていて色々な伝説などが残り、強いご利益があると言われています。なんと、全国から参拝者が来る神社なんです。
是非、バイクの交通安全などを祈願に行ってみてはいかがでしょう。
道中は狭い道や急カーブも多いので、スピードの出し過ぎには注意です!
≫おすすめ記事【三峯神社のご利益は?狼が護る関東最強のパワースポットの見どころ】
バイク弁当の大滝食堂
国道140号沿い、雷電廿六木橋の少し手前にあるのが「バイク弁当」の大滝食堂。
こちらもバイク乗りの方には非常に有名なところですね。
タンクの形をしたBOXに入った豚のから揚げ弁当は店内で食べるもよし、テイクアウトも良しの人気弁当です。
食事後の容器は持って帰れますので、小物入れや日々のお弁当箱などにも使えます。
ツーリングの際には、是非食べてみると良いでしょう!
野さか「豚みそ丼」
秩父で一度は食べたいもののひとつが、野さかさんの豚丼(正式には豚みそ丼)でしょう。
豚みそ漬けをじっくり炭火で焼き上げた丼は大人気で、週末は行列必至です。
平日でもオープン前に並ぶ人が居るくらいですが、一度は食べてみたい逸品です。
特にバイク乗りの方や、ロードバイクの方のツーリングの目的地にする方も多く、多くのバイクが集まります。
11時開店ですが、すんなり入りたい場合には、少し早めに行った方が良いかも知れませんね。
国道299号
埼玉県から長野まで続く国道299号線ですが、今回は埼玉県内の区間にスポットをあててご紹介します。
とくに、埼玉県の飯能市~秩父市~秩父郡小鹿野町までのルートはツーリングにも人気のコース。
秩父ツーリングにも良いですし、「バイクのまち」で有名な小鹿野まで抜けても良いでしょう。
道幅も広めで、適度なワインディングの楽しめる道路です。
国道299号線沿いは多くのライダー向けのお店があったり、小鹿野辺りでは「バイクのまち」と言うだけあって、バイク神社やラーダースカフェもあり、ツーリングに最適です。
(埼玉を抜けて、群馬~長野間にある十国峠まで行くとかなりの酷道なので気を付けてください)
道の駅果樹公園あしがくぼ
前項の国道299号線でツーリングをする時に、バイク乗りの休憩場所によく使われているのが、この「道の駅果樹公園あしがくぼ」。
果樹公園という名が付いているだけあって、旬の果物が並んでいます。
また、地元の名産や農産物もたくさん売られているので、バイクだと荷物が積めないのが悩ましいくらいです。
また、「水辺のカフェ」のプレミアムソフトクリームや、あしがくぼ名物のずりあげうどんも大人気です。
なにより、休日には多くのバイクが集まるので、色んなバイクが見れるのも楽しめますね。
バイク神社の小鹿神社
国道299号線で秩父を抜けて群馬方面にあるのが、小鹿野町(おがのまち)です。
小鹿町は「ウェルカムライダース」というバイクで町興しに取り組んでいて、ライダースカフェやライダー向けの宿泊施設などもあります。
最も有名なのが、バイク神社の小鹿神社(おしかじんじゃ)。
バイクの交通安全祈願に多くのバイク乗りが訪れています。
転倒防止に掛けて「てんとう虫」が刺繍されたお守りが人気ですね。
また、2020年2月から「ちちぶのじか活性化協議会」と共同開発した「鹿革お守り(鹿革一台守)」の頒布を開始しているようです。
元祖わらじカツ丼 安田屋本店
秩父グルメのひとつが「わらじカツ丼」。
普通はかつ丼というと、卵でとじてある印象が強いですが秩父のわらじかつ丼は、揚げたてのカツを醤油ベースの割り下で煮たもの。
わらじ(草鞋)のような大きさなので、「わらじカツ」と言われているんだとか。
秩父でわらじカツ丼を提供しているお店は10店舗ほどあるのですが、「元祖」がこの安田屋さんです。
わざわざ遠くから食べにくる方も多いんだとか。小鹿野に来たら、是非食べてみて下さい。もちろん、バイク乗りもたくさん来ます!
また、小鹿野まで来なくても、秩父に「日野田店」という支店もあります。
こちらの方が、アクセスは楽なので是非チェックしてください。
土坂峠
埼玉県秩父市から群馬県へ抜ける県道71号線の峠が土坂峠。
峠と言うと上級者向けのような気もしますが、緩やかなワインディングが多いので初心者でも楽しめます。
県道71号線は、長い直線もありつつ、ワインディングもありで人気のあるツーリングルート。
埼玉県側では路面も綺麗ですが、群馬側は少々荒れているところもあるので、注意してください。
人気アニメ「頭文字(イニシャル)D」でも登場しており、車好きの方も多いですがバイク乗りにも非常に人気のルートです。
合角ダム
土坂峠のある県道71号線から、少しだけそれたところにあるのが合角ダム(かっかくダム)。
ダムファンに人気のダムですが、土坂峠ツーリングの寄り道スポットとしても人気です。
また、読み方が「ごうかくダム」とも読める事から、受験生にも人気なんだとか。
ダムカード目当ての学生さんが良く訪れるとの事。
上流には平成の名水百選に選ばれた「毘沙門水」が湧出していて、美味しい水を汲みにくる人も多いです。
天空の楽校
天空の楽校(がっこう)は山里の小さな分校を改装したカフェ。
標高550メートルの豊かな自然に囲まれた絶景を楽しみながら、コーヒーを飲むことができます。
嬉しいのが、バイク専用の駐車場があること。
テラス席のすぐそばに設置されているので、コーヒーを飲みながらバイク談議に花が咲きます。
また、スタンドが立てやすいようにと、コンクリートまで敷いてくれている気配りは嬉しい限りです。
まとめ
埼玉でツーリングスポットとなると、やはりおすすめは秩父・長瀞・小鹿野・横瀬などの西部エリア。
四季を感じられる自然の多いエリアです。
ワインディングや峠もあり、美味しいグルメもたくさんあります。
都内からも日帰りで行けるのも良いですよね。
また、今回紹介できませんでしたが、温泉もたくさんあります。
日帰り入浴ができるとこも非常に多いので、温泉好きの方には是非おすすめします!