バイクは買った後にもお金が掛かります。
いわゆる「維持費」と言う費用ですね。
もしかしたら、どのバイクを買おうか検討している時にも「維持費」については気になるポイントかも知れません。
維持費は、バイクの排気量によっても変わってくるのですが、実際はどれくらい掛かるのでしょうか?
ここではバイクの維持費について
と排気量ごとに維持費の目安をまとめています。
バイクの維持費って何があるの?
そもそも、良く言う「維持費」とは何でしょうか?
維持費とは、バイクを所有している状態を維持していくことに掛かるコストの事ですね。
具体的には、以下の通りです。
全員共通の維持費には、税金や自賠責保険があります。
税金と自賠責は、バイクの排気量によって金額が異なります。
ただ、同じ排気量のバイクであれば、誰もが同じ金額ですね。(※自賠責保険は加入期間や地域によっての差があります)。
また、個人ごとに異なる維持費としては車検費用(メンテナンス費用)、ガソリン代や任意保険の費用などです。
税金などとは違い、使用頻度や環境、また個人ごとの選択によって費用が変わってきます。
それから、駐車場やコンテナを借りている場合には、駐車場の賃料も掛かりますね。
(※駐車場は不要な人も居ますので、本記事内では維持費の試算に含めていません)
関連記事≫バイクの月極駐車場やコンテナの探し方!おすすめサイトも紹介
いずれにせよ、バイクに乗っている以上は少なからず「維持費」が掛かってくることは間違いありません。
最も気になるのは、「いくら掛かるのか」だと思いますので、このあと各排気量ごとに解説していきますね。
※自賠責保険料は、2020年4月時点の本州での試算になります。
関連記事≫2020年のバイク自賠責保険料はいくら?改定後の保険料一覧表!
原付バイク(50㏄~125㏄)の維持費はいくら?
想定年間維持費 約41,500円~93,460円
原付1種に掛かる想定維持費は以下の通りです。
原付バイクは、維持費がそれほど掛からないバイクです。
ただ、年齢が若い人が乗る時や、使用目的が通勤通学の時は、任意保険の保険料が高額になりがちです。
そのため、もし、家族や自分が自動車(4輪)の任意保険に加入している場合は、ファミリーバイク特約を利用することもおススメです。(保険の負担を抑えることができます。)
また、年間で5,000㎞程走行する想定ですが、もっと少ない場合には維持費もより下がるでしょう。
原付バイクの詳細な維持費については、以下の記事にてまとめていますので、参考にしてみて下さい。
250㏄のバイクに掛かる維持費(軽二輪)はいくら?
想定年間維持費 119,770円~201,770円
(※一般的には13~14万円くらいのケースが多い)
250㏄のバイクを所有した時の維持費は以下の通りです。
250㏄のバイクは車検がありません。
車検が無い分、維持費と言う面ではお得なジャンルと思われがちですが、年間で13~14万円位のコストが掛かるのが一般的でしょう。
また、250㏄の場合は、ツーリングなどのレジャー目的に加えて通勤や通学で使用する方も少なくありません。
任意保険が高額になるケースとしては、20代前半の若い方が通勤や通学でバイクを使用するケースです。
逆に30歳を超えている人が、ツーリングだけで使用する場合は保険料も抑える事ができます。
具体的な内訳などは、250㏄の詳しい維持費を以下の記事にまとめていますので参考にしてみて下さい。
400㏄のバイクの維持費(小型二輪)はいくら?
想定年間維持費 154,490円~211,080円
※一般的には15~16万円くらいのケースが多い
400㏄になると、車検が必要になるのが特徴ですね。400㏄のシミュレーション結果は次の通りです。
車検が増える分、250㏄よりも維持費が増えるのは事実でしょう。
ただ、車検は2年に1度なので(新車購入時は3年)、それほど大幅に増える訳でもありません。
車検の有無で250ccか400㏄か迷っている場合には、一度自分の使用状況に応じてシミュレーションしてみると良いかも知れませんね。
どんな目的で、年間でどれくらい走るか。
人によっては、250㏄を所有した時とあまりコストが変わらないというケースもあります。
毎月1,000~2,000円ほどの違いであれば400㏄の方が良い!という人もいるでしょう。
400㏄の維持費の詳細は、以下の記事にてまとめていますので参考にしてみて下さい。
大型バイクに掛かる維持費はいくら?
大型になると、やはり維持費も大きくなってきますね。
メンテナンスの際の消耗費品や、工賃の単価が上がる事もひとつの特徴でしょう。
想定年間維持費 182,990円~245,340円
※一般的には18~19万円くらいのケースが多い
大型の場合には、ロングツーリングに出かけたりする方も多いので、ガソリン代なども結構掛かる人も多いでしょう。
また、オイル交換やタイヤ交換でも、良いオイルや高額なタイヤを選ぶと維持費も一気に上がります。消耗品やパーツなどにこだわる方も多いのが大型バイクの特徴かも知れませんね。
(良いオイルやタイヤを履きたい気持ちは非常にわかります・・・。)
ただ、大型には、維持費がかかってもそれなりの醍醐味があるのも事実です。
詳細は以下の記事も参考にしてみて下さい。
税金と自賠責保険以外の維持費は個人差が大きい
税金や自賠責保険に関しては、バイクに乗っている人にとって共通の維持費です。
金額もみんな一緒です。
ただ、ガソリン代や、メンテナンスに掛かるコスト、それから任意保険。
これらの費用は個人差が出てくる維持費です。
年間で3,000㎞程度しか走らない人と、年間10,000㎞走る人では、ガソリン代やメンテナンスコストが大きく変わってきます。
例えば、年間10,000㎞走行すれば、リアタイヤは交換が必要になっている事も多いでしょう。逆に3,000㎞程度なら3年に1度くらいでも平気かも知れません。
また、任意保険は年齢やバイクの使用用途でも、数万円の差が出てきます。
任意保険は、若い人や、通勤通学での使用だと、どうしても高額になってしまいます。
一番良いのは、自分のケースに置き換えて試算してみること。
年間でどれくらいの距離を走るのか。
また、保険料は無料の見積りサービスも活用してみると良いでしょう。
関連記事≫バイクの任意保険が安いのはどこ?損をしない保険会社の選び方!
まとめ
バイクに乗るなら、「維持費」が掛かってしまう事は避けられません。
しかしながら、お金が掛かっても乗る価値がバイクにはあるのだと思います。
他の乗り物にはない魅力がバイクにはたくさんあります。
関連記事≫バイクの魅力とは何?バイクならではの楽しさやメリットを紹介!
とはいっても、無理をして結局乗らなく(乗れなく)なってしまっては、非常に勿体無い話です。
そのため、しっかりと自分のケースで維持費を試算しておく事は大事です。
また、維持費の節約ばかりに目が行ってしまって、任意保険に未加入であったり、必要なメンテナンスを疎かにすることは賛成できません。
万が一の事故の際には、保険が無いと大変な事になってしまいます。
また、メンテナンスをケチってバイクが故障してしまっては、より大きな出費になる為です。
適切なメンテナンスと任意保険の加入は忘れずに、バイクライフを楽しみましょう!
※2020年3月に更新しました。