カスタムバイク購入時は車検不適合・違法改造に注意【251㏄以上】

カスタムバイクの画像バイクを買う

251㏄以上のバイクの場合、車と同様に車検があります。中古車を購入する時には、すでにカスタムされているバイクを購入する場合もあるかも知れません。

その際に注意する点として「車検に通るかどうか」は必ずチェックしておく必要があるでしょう。

仮に車検不適合のバイクの場合、後々非常に手間と費用が掛かることになってしまうケースもあります。

ここでは、カスタムバイクの購入と車検について知っておくべき知識について解説します。

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車検不適合車・違法改造とは

まず、車検不適合になるバイクとはどのようなバイクでしょうか?

そもそも、車検自体が「保安基準に適合しているか」を検査する制度になります。そのため、定められた保安基準に適合しないバイクが車検不適合車となると言う訳です。

車検に不適合という事は、厳密に言うと違法改造という事になります。

ただ、 良いか悪いかは別にして、実情としては 車検不適合のカスタム車でも街中を多く走っています。車検のタイミングでノーマルや適合するパーツに戻して車検を通し、車検が終わればまたカスタムすると言う訳です。

代表的なバイクの保安基準

では、保安基準として定められている項目にはどのようなものがあるのでしょう。

簡単に代表的な項目を列挙してみます。

外装やサイズ

バイクの全長や高さ、幅などが車検証の記載されているサイズとあっているかの基準です。 長さ±3㎝・幅±2㎝・高さ±4㎝以内の場合は保安基準内になります。この範囲を超える時は 諸元記載変更や構造変更という手続きが必要になります。

灯火系

ウインカーやストップランプ、ナンバー灯の位置や面積、視認性などが指定の基準を満たしているか。また、ヘッドライトの光量などが細かく定められています。

例えば、ヘッドライトの場合は、「 走行中に消灯できない仕みでなくてはならない(平成10年3月31日以降製造の車両の場合)」「光量は1 灯式 15,000cd以上 」「発行色は白(平成17年12月31日以前のバイクは淡黄色でも可)」等と決まっています。

タイヤの残量

溝の残りが基準内か否か。トレッド残量が0.8mm以下になっていると保安基準外となります。これはスリップサインを目安に調べることができます。意外とタイヤがツルツルだと車検に通らないという事を知っている人は少ないかもしれません。

ナンバープレートや反射板

位置や角度が指定の基準内かどうかが保安基準で決まられています。平成28年4月1日に新基準が適用されており、回転や折り返しが禁止となりました。また角度についても「垂直位置より45度以下であること」と基準が変わっています。特にバイクの場合には、アメリカンやハーレー等で良く見られた、「プレートを回転させたサイドナンバー」も車検不適合になっています(条件を満たすサイドナンバーは可能)

マフラー

マフラーは音量や排ガスの規制に適合しているかです。音量で言えば、94dbの基準がありますが、昔のバイクなら99dbです。年式によって変わってきます。また、触媒についても取り決めがあります。

その他シート、サスペンション、ミラー、メーターなど

その他、シートには二人乗りの場合の基準や、サスペンションはリジットのNG、取り外しのNG、オイル漏れのNGなどの基準が決められています。ミラーは面積や取付位置、メーターも総走行距離計を備えている事等色々決められています。

それぞれの基準に関しては、記載事項意外にも細かく決められています。また、記載した項目以外の保安基準も決められています。(詳細はご自身でご確認ください。)バイクの製造年式によっても、基準が変わってくることも覚えておいた方が良いでしょう。

余談にはなりますが、本当に古いバイクの場合、ウインカーが付いていなくても公道が走れるバイクもあります。

ポイントは、保安基準を満たしていないと車検が通らないという事と、自分で判断するのはなかなか難しいという事です。

車検に通らないバイクが売られているケースもある

ノーマルのバイクの場合、車検が通らない場合は灯火類の故障やタイヤの状態などの場合が多く、通常の修理や整備で対応できる場合がほとんどです。

しかしながら、カスタムされている場合はそう簡単にいかない場合もあります。車検を通した後に、保安基準に適合しないカスタムが施されると、次回の車検にはそのままでは通りません。

例えば、ハンドルを替えたことによってバイクの幅や高さが変わっていたり、スイングアームやフロントフォークを伸ばして全長が変わってしまうケースや、社外のマフラーに交換して騒音基準の適合外になるケースもあります。

このようなバイクが一部のショップで販売されていたりする場合もありますし、個人売買などでは少なくない事は知っておいた方が良いでしょう。

車検に通らないことを知らずに購入した場合には、いざ車検時に非常に苦労することになります。

車検不適合が車検時に苦労する理由

バイクに精通していて、自分でユーザー車検を通すような方はさておき、たいていの方はバイクショップなどに車検を依頼するのではないでしょうか?

その場合、車検に通らないバイクを購入していると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

一番は、車検を受けてくれるショップを探すのが難しいという事です。

もし、購入したショップが近くで、車検などのアフターをしっかり対応してくれるのであればまだ良いでしょう。

しかしながら、遠方のショップから通販で購入した場合や、購入したショップが無くなってしまった場合、個人売買で購入したような場合などは、車検不適合のカスタム車の車検を受けてくれるショップを探すのが非常に困難です。

車検不適合車=違法改造とみなされてしまう事も多く、「違法改造車は受けません」としているショップは実は非常に多いのです。仮に見つかったとしても、遠くのショップになってしまうかも知れません。

また、コスト面も大きな問題です。

車検を通すためには、保安基準に適合させる必要があります。

そのためには、ノーマルのパーツや保安基準に適合するパーツに交換しなくてはなりません。車検を通すために余計にパーツ購入費用や交換工賃が掛かるという訳です。

また、車両のサイズなどが変わっている場合は、構造変更や緒元記載変更などの手続きが必要になります。このような手続きの場合は通常の車検費用よりも高額になるケースも少なくありません。

まとめ:カスタム車の購入は車検適合かの確認が大事

カスタム自体はバイクの楽しみ方のひとつですし、すでにカスタムしてあるバイクを購入するメリットも沢山あります。

また、全てのカスタム車が車検不適合と言う訳ではありません。

保安基準に適合するライトなカスタムや、車検対応パーツでのカスタム車もあります。仮に大掛かりなカスタムであっても、すでに構造変更などの手続きが済んでいて、そのまま車検が通るようなケースもあります

重要なのは、購入時にそのバイクがどのような状態なのかをしっかりと把握しておくことです。手っ取り早いのは、販売しているショップに確認する事です。

ただ、個人売買などの場合は注意が必要です。売主も把握していないケースがあるからです。

いずれにせよ。購入してから、「知らなかった」「聞いていなかったと」なると、痛い目を見ることになります。

そうならないように、カスタム車を購入する際は、車検に通るのかどうかやノーマルパーツの有無をしっかり確認しておくようにしましょう。

※本記事は2019年1月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。

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