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バイクの免許はいきなり大型から取れる?技能面と制度面から解説!

バイクの免許
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バイクに乗りたいと思った時には、まず免許を取る必要があります。

ただ、乗りたいバイクが「大型バイク」だと言う人も居るでしょう。

こんな時には、

  • 普通二輪→大型二輪へステップアップした方が良いのか
  • いきなり大型二輪へチャレンジするのか

どちらが良いのでしょうか。

まず、「技術的にいきなり大型に挑戦しても平気なの?」と言う不安があると思います。

また、そもそも「免許制度的に、いきなり大型免許を取る事ができるの?」という疑問もありますよね。

そのため、ここでは、

  • バイクの免許はいきなり大型から取れるのか
  • そもそも免許制度上で可能なのか
  • 技術的なハードルは高いのか

などについて詳しく解説しています。

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制度上はいきなり大型二輪の免許がとれる

まず、免許制度の面からいうと、いきなり大型二輪免許をとる事は可能です。

ただ、大型二輪の免許をとる場合、多くの人は普通二輪(もしくは小型二輪)免許からチャレンジしているのが現状です。

(※普通二輪免許は400㏄まで、小型二輪免許は125㏄まで乗れる免許)

では、いきなり大型二輪免許を取る事はできないのかと言うと、そんな事はありません。

自動車教習所で、いきなり大型二輪コースを申し込む事もできますし、そもそも教習所に行かないで「大型二輪の一発試験」を受ける事もできます。

(※教習所の場合は、いきなり大型二輪のコースを設定していない教習所も多いです。)

そのため、バイクの免許が無い人が、いきなり大型二輪免許に挑戦する事は「制度上は」問題ないという事ですね。

関連記事バイク免許の種類は7つ!取得に必要な費用・期間・年齢のまとめ

いきなり大型二輪免許は難しいのか?

では、次に技能面を考えた時に、問題はあるのでしょうか?

自動車教習所に申し込む場合、「いきなり大型二輪へ申込む」事ができない教習所も多いです。(もちろん、大丈夫な教習所もあります。)

基本的に教習所は、「まずは普通二輪免許の取得」を推奨するところが多いのです。

バイクの場合には、車と違って転倒のリスクがあります。

特に、マニュアルの二輪免許ならば、クラッチ操作やシフトチェンジがあるので、両手両足を駆使して運転しなくてはなりません。

運転に慣れていなければ、当然エンストもしますし、慣れるまでも時間が掛かるでしょう。

これは、小型二輪や普通二輪でも同じなのですが、大型二輪の場合は

  • 車重がある(バイクが重い)
  • パワーがある
  • 車格も大きく取り回しが大変

と言えます。

つまり、小型二輪や普通二輪よりも、各段に転倒しやすく、また転倒した時のリスクが高くなるという事ですね。

ちなみに、バイクでの転倒は、走行中よりも停車時にバランスを崩して転倒する事の方が多いのです。

関連記事バイクの重さってどれくらい?乾燥重量と装備重量の違いも解説

また、人によってはバイクの操作に慣れるまで、なかなか教習が進まないと言う事もあります。

一方で、普通二輪で免許を取得していれば、バイクの操作はひと通り身に付いています。

大型二輪になって、バイクの大きさやパワー・重さに多少は戸惑ったとしても、結構すんなりと入って行けるものです。

そのため、普通二輪から大型二輪へ段階を踏む事を「推奨」する教習所が多いという事ですね。

では、いきなり大型二輪を取るのは止めた方が良いのでしょうか。

(個人的な見解ですが)そうは思いません。

大型に乗りたい!と思って免許取得に挑戦するならば、いきなり大型に挑戦する事もアリだと思います。

ただ、確かに普通二輪からステップアップする方が、技能面では楽なのは間違いないでしょう。

そこでオススメするのは、「普通二輪と大型二輪の連続教習」です。

普通二輪と大型二輪の連続教習

自動車教習所に通って大型二輪免許を取る場合、3つのパターンがあります。

  • ①普通二輪を取ってから大型へステップアップ
  • ②いきなり大型二輪
  • ③普通二輪と大型二輪を連続して取得

です。補足すると、

① は、まず普通二輪を取りに行って教習所を卒業。しばらくしてから、大型二輪で改めて入校するパターン。

② はそのままですね。始めから大型二輪のコースに申し込む方法。

③ は、普通二輪の教習が終わったら、そのまま大型二輪の教習に移る「連続教習のセットプラン」に申し込む方法です。

ただ、ポイントとして

  • いきなり大型二輪を申し込める教習所は「少ない
  • 連続教習のプランも全ての教習所であるわけではない

という事は把握しておく必要があります。

それぞれのパターンで、教習時間と費用を比較したのが下記の表です。

なお、前提として普通自動車免許(車)の免許を持っているケースで算出しています。

【普通自動車免許を持っている場合の教習時間と費用】

大型二輪取得方法 学科教習 技能教習 A教習所 B教習所
①普通二輪を取得後
大型二輪で再入校
普通二輪 1時限 17時限 100,000円 105,000円
大型二輪 0時限 12時限 95,000円 109,000円
合計 1時限 29時限 195,000円 214,000円
②いきなり大型二輪で入校 1時限 31時限 182,000円 207,000円
③普通二輪+大型二輪の
連続教習セットプラン
1時限 普通17時限
大型12時限
合計29時限
171,500円 181,000円

まず、いきなり大型二輪免許に申し込むと、教習所に通う時間は少し変わります。

教習所の時間だけで考えると、「いきなり大型」は、少しだけ時間が掛かると言う訳ですね。

(いずれもスムーズに教習が進んだ場合)

また、料金は2つの教習所でサンプルを出しています。教習所によって料金は異なりますが、パターン毎の傾向は変わりません。

1番安いのは、普通二輪+大型二輪の連続教習プラン。

逆に、普通二輪を取ってから、もう一度大型二輪免許を取ると費用は一番かかるという事になります。

ただ、普通二輪だけ、もしくは大型二輪だけで考えると一度の費用は抑えられます。

まとめて20万円ほどを捻出するのが厳しいという経済的な理由で、まずは普通二輪からと言う人も多いでしょう。

もし、「普通二輪+大型二輪の連続教習プラン」をやっている教習所が近くにあれば

  • 大型二輪取得までの費用は一番安くなる
  • 普通二輪からの教習なので、技能面でも不安がない

と言うメリットがあります。

あとは、このような連続教習をやっている教習所が近くにあるかどうかですね。

ホームページなどに記載が無くても、相談してみると似たようなプランがある事も多いです。

(普通二輪で通っていた人なら大型の時に割引がある、普通二輪で卒業後〇ヶ月以内なら入校料が割引など)

近くの教習所のプランを、一度確認してみると良いでしょう。

関連記事バイクの大型二輪免許の取得方法【費用や期間・必要書類まとめ】

関連記事普通二輪免許(中免)の取り方【費用や期間・流れを詳しく解説】

一発試験でいきなり大型免許は取れるのか?

自動車教習所に通わないで、いきなり大型二輪免許を取る方法もあります。

運転免許試験場で、学科試験と実技試験を受けるという方法で、いわゆる「一発試験」と呼ばれる方法ですね。

ただ、これはかなり難易度が高いと言えます。

学科試験は、勉強すれば何とかなるかも知れません。

(もし車の免許を持っていれば、学科試験は免除されます。)

ただ、バイクに乗った事がない人が「技能試験」に受かる可能性はかなり低いと言えるでしょう。

大型二輪免許の一発試験の合格率を試算すると、だいたい20%以下です。

ただ、この20%も、受験者の多くは「普通二輪の免許は持っている」と想定されての数字です。

なので、バイクに乗った事が無い人が一発試験に受かるのは、相当難しいと言わざるを得ません。

もし、興味があれば、以下の記事も参考にしてみて下さい。

関連記事≫大型二輪・普通二輪免許の一発試験【受験方法と合格率】

合宿免許を活用するのもアリ

「早く大型二輪の免許を取りたい!」という場合には、合宿免許を活用する事もおススメです。

合宿免許の場合、

  • 普通二輪で最短8泊9日
  • 大型二輪で最短5泊6日

で免許取得が可能です。

合宿免許だと、「普通二輪と大型二輪の連続教習」を実施しているところは少ないですが(ある教習所もあります。)

  • 普通二輪は通いで取得して、大型二輪は合宿
  • 普通二輪を合宿で取得して、大型は通う

こんなパターンでの免許取得もひとつの方法です。

合宿免許に参加するには、ある程度まとまった休みが必要ですが、うまく活用すると免許取得まではかなり早くなります。

関連記事バイクの合宿免許は最短何日で取れる?期間や料金について解説!

まとめ

大型二輪免許は、バイクに乗る人にとっては憧れの免許と言えるかも知れませんね。

一切の排気量制限がなく、バイクなら何でも運転できる免許です。

筆者も大型二輪免許を取りたくて、頑張ってお金を貯めた思い出があります。

やはり、できる事ならば大型二輪免許には挑戦してみると良いと思います。

制度的には、いきなり大型免許に挑戦する事は何の問題もありません。

ただ、技能面でみると、普通二輪からステップアップする事の方がスムーズにいくかも知れません。

おススメは、普通二輪から大型二輪への連続教習プランがある教習所を探す事です。

興味がある人は、ぜひ、大型免許取得にチャレンジしてみて下さい!

※本記事は2019年7月に記載しています。ご活用の際は、有用性をご確認くださいますようお願い致します。
※2020年3月に更新しました