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バイクを買う時に保証は必要?バイクの保証で注意する事

バイクを買う
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バイクを買う時に「保証の有無」を気にする人は多いのではないでしょうか。

バイクを買ったあとの初期不良や不具合の時に、保証があれば安心だからですね。

もちろん、新車のバイクにも保証はあります。

ただ、「中古バイク」を買う時は、より気になるでしょう。

年式が古かったり走行距離が多い分、不具合が出る可能性は高いからですね。

ただ、もしかしたら保証が付いていないどころか、未整備の「現状販売」でバイク購入を検討している人も居るかも知れません。

それから、一概に「バイクの保証」と言っても、その内容についてはあまり良く分かって居ない人が多いような気もします。

実際に、保証付きのバイクを購入したあとに、保証についてショップとトラブルになる事はとても多いのです。

そのため、ここでは

  • バイクの保証の種類
  • バイクを買う時には保証が必要なのか
  • バイクの保証の注意点
  • 保証なしのバイクは買っても平気なのか

などについて、詳しく解説しています。

これからバイクの購入を検討している人は、是非参考にしてみて下さい。

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そもそもバイクの保証には2種類ある

バイクを購入する時の「保証」には大きく2種類あります。

具体的には

  • メーカー保証
  • 販売店保証

です。

ともに、一定の条件を満たす前提で、バイクの不具合に関して無償で修理をしてくれます。

ただ、保証の内容や期間などにおいては、大きく差があるのが現状です。

ちなみに、リコール(メーカー側に非がある製品上の不具合)については、以下の記事を参考にsてみて下さい。

参考記事バイクのリコールとは?案内が来た時の対処法や調べ方を詳しく解説

バイクの「メーカー保証」とは

バイクの製造メーカー(国産バイクで言うと、ホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキ)が保証をしてくれるのがメーカー保証です。

基本的には、

  • 新車購入時に付帯される保証
  • ディーラーや各メーカーの「正規販売店」で付帯される保証

です。

また、このメーカー保証は概ね、新車購入後2年間になっていることが多いです。

この2年が経過する前に売却され、保証期間が残っていると「保証の継承」がされることで中古車でもメーカー保証が付くケースもあります。

ちなみに、新車でも「並行輸入車」の場合は「メーカー保証が付かない」ケースが一般的です。

メーカー保証を付けたければ、正規代理店でバイクを買う必要があると言うことですね。

関連記事並行輸入のバイクって何?買う時のメリット・デメリットを解説!

バイクの「販売店保証」とは

販売店保証はメーカー保証とは異なり、バイクを販売するショップが独自で行う保証です。

中古車の場合、メーカー保証が付けられません。

そのため、(安心して購入してもらうために)一定条件においての不具合を、ショップが保証してくれると言うわけですね。

販売店保証の場合、保証の期間や内容がメーカー保証よりも薄いのが一般的です。

バイクの保証について注意すべき事は3つ!

バイクを買う時に、「保証付」だからと言って安心しきってしまうのはとてもリスクがあります。

重要なのは、「保証の内容」についてしっかりと把握しておくことです。

ここでは「バイクの保証」について注意しておくチェックポイントを3つ説明します。

保証条件を確認しておく

まず、保証の条件について。

実は、保証を受けられるバイクには「条件」が付いているケースがあるのです。

例えば、メーカー保証は「指定の定期点検整備を受けているバイク」でないと、保証対象外になるのが一般的。

また、定期点検記録簿(メンテナンスノート)の不備なども保証対象外になります。

つまり、定期点検(法定点検)を疎かにしていると、保証を受ける権利を失いかねないと言うことです。

ちなみにメーカー保証では、定期点検は正規販売店を指定しているケースがほとんどです。

また、国内モデル以外(海外モデルや並行輸入車など)のケースは保証対象になっていなかったり、使用用途(サーキットやオフロード走行)やカスタムの内容によっては保証の対象から外れることが多いです。

保証の対象になる条件をしっかりと把握しておかないと、後々痛い目に合うかも知れないと言うことですね。

保証内容(範囲)を把握しておく

また、保証の内容についてもしっかり把握しておきましょう。

「保証付」と言うと、故障や不具合は全て無料で修理してもらえると思いがちです。

ただ、実はそうではありません。

「ここまでは保証しますよ」という保証内容(範囲)がきちんと決められているのです。

例えばですが、インジェクションやスターターの故障・不具合は保証対象。ただ、チェーンやタイヤなどは保証範囲外と言うような感じですね。

つまり、チェーン切れやタイヤのパンクなどは保証範囲外なので、仮に購入後すぐでも費用を払っての修理になると言うことですね。

保証内容(範囲)は細かく設定されていますので、きちんと把握しておきましょう。

保証期間を把握しておく

保証期間は、中古車の場合は特に注意が必要です。

販売店保証の場合、「1ヶ月、もしくは1000㎞」とか「3か月、もしくは3000km」などと言った保証の付き方が一般的。

これは、「購入後1か月経つか、もしくは1000㎞走った時点で保証期間が終わります」という意味合いです。

300kmしか走行していなくても1か月経過すれば保証期間終了ですし、1週間しか経っていなくても1,000km走行してしまえば保証期間終了です。

月日や走行距離の保証期間設定はショップによっても違いますし、車両によって変えているショップも在ります。

保証期間は永久ではありません。

購入したバイクの保証がいつまでなのかを把握しておくことも非常に重要です。

保証書は絶対もらおう

メーカー保証の場合には、保証書がないというケースはまずあり得ません。

(渡し忘れはあるかも知れませんが)

しかしながら、販売店保証の場合には、保証書を用意していないショップがあるのも事実です。

そのため、中古バイクの保証で気を付ける点のひとつが「保証書」の発行でしょう。

いくら「保証付」のバイクでも「保証書」がなくては、後々のトラブルになる可能性があります。

保証の条件、内容、期間についても、保証書へ記載されているのが前提ですね。

ちなみに、保証付で販売しているにも関わらず保証書を発行していない場合は、保証内容についても、言った言わないでトラブルになるケースがとても多いです。

そのため、保証付きであれば、必ず保証書を受け取る事は心がけましょう。

保証無しのバイクを買っても大丈夫か?

ヤフオクなど個人売買などのケースでは、ノークレームノーリターンが前提になっているのが昨今の傾向ですね。

もちろん保証などありません。

関連記事≫ヤフオクやメルカリなど個人売買でバイクを買うリスクと注意点

ただ、バイクショップでも「保証無し」のバイクはありますよね。

個人売買ならさておき、バイクショップで「保証無し」のバイクは買っても大丈夫なのでしょうか?

答えにはなっていないかも知れませんが、車両状態とショップ次第と言えます。

極端な話をすれば、保証付きのバイクでも、保証期間が過ぎれば保証無しバイクと同じです。

(中古車の場合には、保証期間が「1ヵ月」など短いケースも多いです)

つまり、短期間の保証期間よりも、

  • しっかり整備されているバイクかどうか
  • 信頼できるショップかどうか

の方が重要とも言えるのです。

そのため、もし不安がある場合はきちんと現車確認をする事、また、ショップに足を運んで信頼できるお店かどうかを判断するのが大事です。

関連記事中古バイクを買う時に注意すべきチェックポイントはここ!

また、「現状販売」と「整備済み、保証なし」では大きく異なります。

前者は保証はおろか整備もされてない場合があります。

一方で、後者は整備はしてあるが保証がないという状況です。

購入しようとしているバイクに保証がない場合は、整備済みかどうか、どこまで整備してあるかも確認することをおススメします。

また、初めてのバイクショップの場合は口コミや評判などを下調べして、悪評のあるショップではないか、購入後の対応がどうなのかをチェックしておきましょう。

不安な要素があるショップであれば、保証無しのバイクは避けた方が良いでしょう。

保証無しのバイクがある理由

また、一部のバイクショップが「保証無し」で売るのは、以下のような理由があるケースがあります。

  • 保証を付けたくてもつけられない
  • 遠方販売、通販対策
  • 少しでも安く提供する為
  • (保証したくない)

ひとつづつ説明して行きましょう。

まず、「保証を付けたくても付けられない」ケース。

これはメーカー側で部品供給が終了している絶版車や旧車、一部の輸入車、専門外の特定の車両の場合。

修理のための部品供給がなかったり、海外からの取り寄せに数か月もかかる場合には、どうにもなりません。

この場合は「保証を付けたくても付けられない」という事になります。

ふたつ目の「遠方販売、通販対策」というのも同じようなものです。

昨今はインターネットでバイクを探して、現車確認をせずに、通販でバイクを購入する人も非常に増えています。

とりわけ、遠方への通販の場合、故障があった時の対応に困ってしまいます。

東京のショップが東北や九州のお客様に売った場合を仮定すると、修理はもちろん、バイクの引き上げにも行けないケースもあります。

そのため、遠方販売や通販が多いショップの場合は「保証なし」で販売をしているケースは多いです。

関連記事≫バイクを通販で買う時の流れ【手続きや送料・デメリットも解説】

また、保証を付けるという事はお客様には安心を提供できる一方で、ショップにとってはリスクになります。

不具合が出たら、費用はショップ負担で修理をするからですね。

もちろん、きちんと整備をしたうえでの販売だとしても、「万が一」何かあった際には、修理工賃、部品代、時にはトラックで引取りに行くコストも必要です。

せっかくバイクを売っても赤字という訳には行きませんよね。

そのため最悪のケースを想定して、ある程度のリスクは販売価格にプラスされるのが一般的と言うわけです。

しかしながら、少しでも安い方がいいというユーザーが多いのが現状です。

そのため、保証無しの代わりに「その分安く提供する」という事です。

最後に・・・(非常に残念ながら)悪質なショップも少なからずあるのも事実です。

ほとんど整備をしていない。技術力も乏しく、故意的に保証を付けない。

売ってしまえばそれまで。

調子が悪くても知らぬ存ぜぬ、販売後の対応も悪いショップです。

保証無しのバイクやそのショップ全てに問題があるわけではありませんが、しっかり見極める必要があります。

まとめ:保証は中身をよく確認する事が重要

一般的には、バイクを買う時には新車、中古車限らず「保証付」のバイクを検討する事が多いのではないかと思います。

しかしながら、本当に重要なのは保証の有無だけでなく「保証の中身」をしっかりと理解することです。

また、万が一欲しいバイクに保証がない場合は、バイクの状態や信頼できるショップかどうかを見極めることが重要です。

※本記事は2019年1月に記載しています。ご活用の際は、有用性を確認くださいますようお願い致します。
※2020年3月に更新しました。